珈琲   作:おたふみ

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大学編・その24

夏休み突入!

ビバ!休日!!

 

「坊主、早くコーヒー出してこい」

「イエッサー!」

 

何故、働いている…。

「お待たせしました」

「すいません、写真いいですか?」

「いいですよ。では、携帯を貸して…」

「いえ、一緒に写真を…」

「え?俺ですか?」

「はい。…ダメですか?」

涙目・上目遣いコンボって流行りなの?

「い、一枚だけですよ」

「ありがとうございます♪」

 

なんでだろうな?俺と写真撮ってどうするの?魔除けなの?

 

「貴方と写真撮ってどうするのかしらね?魔除けかしら?どちらかというとゾンビを呼びそうなんだけど…」

「うわっ!雪ノ下!いらっしゃい。そんなこというと、雪ノ下の画像フォルダの『八幡』を全部消してやる」

「何故、その秘密を…。やめて!私の宝物を…」

「本当にあるのかよ…」

「騙したわね」

「騙してねぇよ。カマかけただけだ」

「貴方だって、『雪乃』ってフォルダあるでしょ?」

「あるぞ。見るか?雪ノ下の可愛い寝顔満載だぞ」

「や、やめて…」

「坊主!夫婦ゲンカしてないで、仕事しろ!」

「うっす」

「すいません」

 

「そういえば、上の嬢ちゃんどうした?最近、来ないけど」

「卒論と家のことで、忙しいみたいです」

「そうか。息抜きに寄るように言ってくれ。少しぐらいならサービスするってな」

「ありがとうございます。そう言っていただけると、姉も喜びます」

 

バイト後

「雪ノ下、今日は由比ヶ浜と出かけるって言ってなかったか?」

「戸塚君とデートだそうよ」

「おのれ、由比ヶ浜…。戸塚に手を出すとは…」

「やめない、そのテンプレ」

「テンプレは大事って、某同人ゲームサークル代表が言ってたぞ」

「まぁ、いいわ。それでね、比企谷君」

「なんだ?」

「その…。プールに行かない?」

「嫌だ」

「なっ!ど、どうして…」

「人多いし、暑いし…。なんでリア充イベントを…」

「わ、私の水着姿を見たくないの?」

「見たいけど、むしろそれが問題というか…ゴニョゴニョ」

「ハッキリ言いなさい!!」

「えっと、雪乃の水着姿をほかの男に…見せたくないです…」

「…バカ、ボケナス、八幡」

「八幡を悪口にしないでって、照れ隠しに言うなよ」

「初めての彼氏とリア充イベントをしてみたいのよ…」

「わかったよ、行くよ」

「そう…」

「戸塚と由比ヶ浜も誘ってみるか?」

「いいわね。そうしましょう」

「戸塚の水着姿かぁ…」

「比企谷君…」

「イタタタタタタッ!耳を引っ張るなよ。冗談だよ」

「よろしい。それよりも…」

「なんだ?」

「貴方の視線が由比ヶ浜さんに行かないようにしないと…」

「心配するな。戸塚だけ見てる…イタタタタタタッ!頬をつねるな!」

「まったく、貴方って人は…」

 




―――――――――――――


次回、水着イベント!!ビジュアルはないけと…

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