珈琲   作:おたふみ

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大学編・その27

八幡の部屋

 

(なんか、重みを感じるな…)

「おはよう、比企谷君」

「雪ノ下か。おはようさん」

「早く起きて欲しいのだけど」

「なぁ、なんで俺にまたがってるの?」

「?」

「なんで首傾げてんだよ。可愛いな、俺の彼女!」

「貴方を迎えに来たのだけど」

「実家に行くって言ってなかったか?」

「貴方も行くのよ」

「え?なんで?普通に嫌なんですけど…」

「両親が連れてこいって…」

「えぇ~。今日はマスターが平塚先生とキャンプに行ってバイトが休みだし、雪ノ下は実家に行くと思っていたから、久しぶりにゲームでもしようと思っていたんだが」

「若干、説明っぽい文章もあったけど、まあいいわ。ゲームって、何をするつもりだったのかしら?」

「新サクラ大戦のクラリス育てようと思ってたんだが」

「クラリスなら許すわ。それは帰ってからにしてちょうだい」

「へいへい」

「そ、それと、比企谷君…」

「な、何かが、あ、当たっているのだけど…」

「赤い顔してモジモジするな」

「…する?」

「しねぇよ。ただの男の生理現象だ。実家に行けなくなるぞ」

「そ、そうね…。残念だけど……」

「何を言ってるんだか、エロノ下さんは…」

「何か?」

「ごめんなさい」

「よろしい」

「それと、またがって起こすのやめてくださいね」

「じゃあ、次はモーニングふ…」

「ストップ!ストップだ雪ノ下!どこで覚えた」

「海老名さんに聞いたわ。同人誌で小町さんが貴方にしていたわ」

「やめてください。口では『千葉の兄妹』とは言っても実際はないからね」

「小町さんに話したらモジモジしていたわよ」

「言うなよ…。とりあえず、着替えるからどいてくれ」

「朝食の準備をしてくるわ」

「頼む…」

 

雪ノ下邸

「久しぶりだね八幡君」

「お久しぶりです、雪ノ下のお父さん」

「『お義父さん』と呼んでくれたまえ」

「なんか雪ノ下さん…、陽乃さんみたいですね」

「ははははっ!」

 

「はいはい、紅茶がはいりましたよ」

「ありがとうございます」

「クッキーも出来たわ」

「ありがとう、雪ノ下」

「比企谷君、ややこしいから『雪乃』って呼んで」

「わかったよ、雪乃」

「よ、よろしい」

「恥ずかしいなら、やめるぞ」

「だ、大丈夫よ」

 

「ははははっ!綾瀬の娘に言い寄られているのか」

「は、はぁ」

「比企谷君たら、鼻の下を伸ばして」

「伸ばしてないからね」

「若いうちはいいじゃないか」

「お父さん!!」

「ところで八幡さん」

「はひぃっ!」

「母娘丼に興味はありますか?」

「ぶふっ!」

「お、お母さん!!」

「ふふふっ、冗談ですよ」

「ごほん!綾瀬には私から言っておくよ」

「助かります」

「で、八幡君」

「なんですか?」

「綾瀬の娘は美人なのか?」

「へ?」

「お父さん…」

「アナタ…」

「ひっ!じょ冗談だよ…。あははは」

 

 

 

 


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