珈琲   作:おたふみ

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閑話 その四

親父達の話

 

とある日の店内

 

「沙希ちゃん、またね」

「陽乃さん、またお願いします」

 

「おい、陽乃。今の娘さんは?」

「川崎沙希ちゃん。雪乃ちゃん達の同級生だよ」

「ほう。じゃあ、受験生か」

「そう。勉強見てあげてるんだ。父さん、私は先に帰るね」

「おう、気をつけてな」

 

「雪ノ下、どうした?」

「どこかで見た気がするんだよ」

「その歳でナンパか?」

「比企谷と一緒にするな」

「俺は小町一筋だ。可愛いぞ」

「うちの結衣の方が可愛いね。嫁さんに似て胸も…」

「うちの娘達は美人姉妹で有名だからな」

「それで?どこかで見たって?」

「見たというか、面影というか…」

「ん?青みかかった髪、鋭い目つき…」

「あっ!『川崎』って言ったよな?」

「確か…」

「クラス違ったけど、川崎ってヤツ居たよな?」

「ああ、ぶっきらぼうだけど、いいヤツだったな」

「似てないか?」

「似てるかも…」

「たぶん、そうだぞ」

「世間は狭いなぁ…」

 

 

マスターと平塚静の話

 

閉店後の店内

 

「あのお嬢ちゃんと坊主には、そんなことが…」

「そんなことがあって、比企谷になついているだと思います」

「千葉村で林間学校かぁ。俺も若い頃は単車にテントとシュラフ積んでキャンプへ行ったなぁ」

「今、流行のソロキャンの先駆けですね」

「久しぶりに、キャンプも行きたいなぁ」

「じゃ、じゃあ、私と…」

「坊主でも連れ出すか。…平塚さん何か…」

「い、いえ、何も…」

「そうだ。平塚さんも一緒にどうですか?嬢ちゃん達も誘って」

「い、いいですね」

「よし!坊主達に話してみるか」

 

 

小町と大志

 

「比企谷さん、もう限界ッス。宿題はここまでにしましょう」

「小町も限界だよ…。大志君、息抜きしに行こう!」

「どこへ行くッスか?」

「お兄ちゃんのバイト先。あそこのコーヒー美味しいんだ」

「由比ヶ浜先輩の誕生日パーティーやったところッスね。コーヒー飲んでないッス」

「じゃあ、行こうか」

 

「いらっしゃい。嬢ちゃんの兄貴は休みだぞ」

「知ってます。今日はコーヒー飲みに来ました」

「そっちの少年は彼氏かい?誕生日パーティーの時も居たが…」

「いえ、全然違います。友達です」

「…」

「そ、そうか。まあ座りな」

「大志君、座ってて。お手洗い行ってくる」

 

「少年、まだ先は長い。諦めるな」

「ありがとうございます」

 

 

海老名姫菜の夏

 

もう少しで描き上がる。夏コミに間に合いそう。

ヒキタニ君、ううん。比企谷君に伝わるように…。

私のファンの人達、ごめんね。今回はBLじゃないんだ。冬にはBL描くからね。

比企谷君に会いたいなぁ。入稿したら、あのコーヒーショップへ行こう。

比企谷君とマスターの絡みが、愚腐腐…。いけないいけない。これが終わるまで、BL妄想は我慢しないと…。

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