珈琲   作:おたふみ

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三十四話

一夜明けて、朝のコーヒーを飲む。うむ、うまい!

 

「お兄ちゃん!」

「おう、小町。おはようさん」

「昨夜はお楽しみでしたね」

「どこの宿屋の主人だよ。なんの話だ?」

「え~!雪乃さんと一緒に居たんじゃないの?」

「散歩してたら、見かけて少し話ただけだ」

「むふふ」

「小町さん、笑い方が下品よ」

「なにそれ?雪乃さんのマネ?」

「私のマネをするとはいい度胸ね、比企谷君」

「雪乃さん、おはようございます」

「おはよう、小町さん」

「お、おはよう、雪ノ下」

「おはよう、マネ谷君」

「雪乃さん、お兄ちゃんとどんな話したんですか?」

「え、べ、別にたいした話はしてないわ」

「ふ~ん」

「何、ニヤニヤしてんだよ」

「別に~♪」

 

「坊主、みんなの分のコーヒー頼む」

「わかりました」

「ホットサンド出来たぞ」

「わ~♪美味しそう」

「食べ終わるころには、アイツらも着くだろう」

 

「ひゃっはろー」

「雪ノ下さん、運転出来たんですね」

「時々、運転してるよ。なになに~、お姉さんの助手席に乗ってみたい~?」

「遠慮します」

「比企谷、おはよう」

「川崎、おはようさん」

「私達も来て良かったの?」

「いいんじゃねぇの」

「は~ちゃん!おはよう」

「お、けーちゃん!おはよう」

「お兄さん、おはようッス」

「お兄さんと呼ぶな。川に流すぞ」

「ヒドイッス!」

「その前にアンタを川に流すよ」

「命拾いしたな」

「八幡…」

「ルミルミ、よく来たな」

「ルミルミじゃない」

「はーちゃん、るーちゃんだよ」

「る、るーちゃん…」

「留美もけーちゃんには勝てないな」

「るーちゃん、やさしいからすき~」

「あ、ありがとう」

 

「みんな、川遊びしようよ!」

「なんだ、由比ヶ浜。急に」

「だって、せっかく水着持ってきたんだから」

「ゆぃちゃん、あそぼう」

「けーちゃんも川遊びする?」

「する~!」

「じゃあ、決まり~!」

「きまり~」

「先輩も行きますよね?」

「お、俺は…」

「八幡、行こうよ」

「戸塚が行くなら」

「先輩…」

「ヒッキー…」

「わ、私は遠慮しようかしら…」

「え~、雪乃ちゃん、比企谷君に選んでもらった水着着ないのかぁ?」

「そ、それは…」

「雪ノ下、観念しなよ」

「川崎さんまで…。仕方ないわね」

「わ、我は?」

 

「ヒッキー!」

「ば、バカ!走るな!」

「バカとはなんだし!」

「そ、それはその…、目のやり場に…」

「ヒッキー…。に、似合うかな…」

「お、おう。試着で見ただろ…」

「で、でも…」

「先輩!私の水着姿、どうですか?」

「お、おう…」

「ちゃんと見てください!」

「はーちゃん!」

「お、けーちゃん」

「かわいい?」

「おう、可愛いぞ」

「やたー!」

「八幡…、わ、私は?」

「ルミルミも可愛いぞ」

「う、うん、ありがとう…」

「アンタ、子供口説いてどうするのさ」

「何言ってんだ、川崎。口説くわけな…」

「どうした?」

「な、なんでもない」

「な!バカ!あんまり見るな!」

「す、すまん!」

「だったら、お姉さんを見る?」

「ゆ、雪ノ下さん…、み、見れません!」

「それじゃあ、雪乃ちゃんは?」

「ね、姉さん…」

「…」

「何か言いなさいよ」

「に、似合ってるぞ。そ、その水着…」

「あ、ありがとう…」

「お兄ちゃ~ん」

「お、小町」

「どう?どう?小町の水着!新調したんだよ」

「おぉ、可愛い可愛い」

「比企谷さん、可愛いッス!」

「大志!お前は見るな!」

「無理ッス!」

 

「ダメだ、目のやり場に困る…。材木座、釣りに行くぞ」

「うむ」

「俺とお前のスキルから、誰にも気づかれずに行けるはず…」

「心得た」

「戸塚にだけ言って、後で合流してもらう」

 

「あれ?ヒッキーは?」

「居ませんね」

「大志君、知らない?」

「わからないッス!」

「戸塚君も居ないわね」

「比企谷君達なら、戸塚君と材木座君と釣りに行ったわよ」

「何故、姉さんが知ってるのかしら」

「お昼ご飯の調達って、静ちゃんが言ってたから」

「またあの男は…」

「ヒッキー、ズルイ」

「さーちゃん、はーちゃんは?」

「お魚釣ってくるって」

「八幡に置いていかれた…」

「留美ちゃんが凹んでる…」

 

しばらくして、お昼時…。

 

「はーちゃん、おさかなおいしー」

「おう、けーちゃんの為に釣ってきたからな」

「由比ヶ浜さん…」

「なに、ゆきのん…」

「ちょっとだけ、京華さんが羨ましいわ…」

「そうだね…」

 

「留美、今日は写真いっぱい撮れたか?」

「うん、帰ってお母さんに見せる」

「そうか」

 

「先輩!私にもお魚ください!」

「へいへい」

「比企谷さん、魚焼けたッス!」

「おのれ大志!」

「アンタ、私には魚くれないのかい?」

「ハイ、タダイマ…」

 

「ねぇねぇ、比企谷君」

「なんですか?雪ノ下さん」

「マスターと静ちゃんて、どうだった?」

「かなり、いい感じです。ただ…」

「ただ?」

「好きなモビルスーツの話は…」

「まぁ、静ちゃんが飾らないで、話が出来てるならいいんじゃないかな」

「飾らなさすぎです。次にボト○ズの話始めたら、上坂す○れじゃないですか」

「誰?」

「気にしないでください」

「ところで、比企谷君は雪乃ちゃんと何かあった?」

「雪ノ下さんが考えてるようなことはありませんよ」

「そうなの?雪乃ちゃん、凄くいい顔してるから」

「いつもと変わらないと思いますが」

「そう?じゃあ、そういうことにしといてあげる」

「そりゃどうも」

 

「そろそろ片付けるぞ」

「うす」

「坊主、どうだった?」

「まぁ、楽しかったですかね」

「そうか!ははははっ!」

 




―――――――――――
キャンプ編、何事もなく終了です(笑)

全然関係ないですが、昨日私用で千葉県市川市の本八幡(もとやわた)駅を利用しました。「はちまん」て読みたくなります(笑)

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