嵐(雪ノ下母・雪ノ下さん)が無事にさってから、しばらく…。可愛らしいお客さんが来店。
「さーちゃん、来たよ」
「こんにちは」
「けーちゃん、よく来たね。留美ちゃん、ありがとう」
「お、けーちゃんにるーちゃん、いらっしゃい」
「るーちゃんじゃない」
「悪かったよ、ルミルミ」
「ルミルミじゃない」
「はーちゃん、るーちゃんだよ」
「そうだな。ほら、こっちに座って」
「比企谷君、ちょっと…」
「なんだ、雪ノ下」
「あの娘たちが飲める飲み物がないのよ」
「しまった!」
「ヒッキー、私が買ってきたジュースがあるよ」
「さんきゅ、由比ヶ浜」
(ふむ、こんだけ種類があるのか…。ん?マスターに借りた道具の中にシェイカーがあったな…)
「川崎!」
「なに、比企谷」
「シェイカー振れるか?」
「え?振れるけど、なに?」
「けーちゃんと留美にカクテル作ってやってくれ」
「アンタ、子供に酒飲ます気なの?」
「心配すんな。ここに酒は無い」
「じゃあ、なにさ」
「…を、けーちゃんと留美に作ってやれ。材料は確認済みだ」
「他のひとも居るのにシェイカー振るのかい?」
「休憩にしちまえ。それくらい優遇してもバチは当たらん。な、雪ノ下」
「はぁ、仕方ないわね。川崎さんには手伝ってもらっているのだし…」
無理やり休憩にして、お客はけーちゃんと留美だけにする。
「留美、けーちゃん。今から川崎がカクテル作ってくれるからな」
「ヒッキー、カクテルって!」
「まあ、見てな」
川崎が颯爽とシェイカーを振る。
「川崎さん、カッコいい」
「本物のバーテンダーみたい…」
戸塚と相模が感嘆の声をあげる。
「お待たせしました。『シンデレラ』です」
「さーちゃん、これ飲んでいいの?」
「ああ、いいよ」
「おいしー」
「美味しいです」
「ヒッキー、あれお酒じゃないの?」
「ノンアルコールカクテルだよ。マスターから借りた道具に混じってたから、思いついたんだ」
「サキサキ、私も飲みたい!」
「川崎さん、ウチも」
「僕もお願いしていい?」
「あ、ああ、いいよ」
「雪ノ下はいいのか?」
「私はパーティーで飲んだことがあるから。それより、私にコーヒーを煎れてもらえるかしら」
「はいよ。雪ノ下は俺の分の紅茶を頼む」
「えぇ」
「ア○ナー!」
「うるさいぞ!材木座!けーちゃんと留美がビビってるじゃねぇか!誰だよ、ア○ナって」
「並行世界(パラレルワールド)での、我が恋人だ。ここに来なかったか?」
「知るかよ、来てねぇぞ」
「そうか…、失礼した」
「まったくだ」
「また来るぞ!八幡!サラバじゃ」
「もう来るなよ。まったく…」
「はーちゃん、あのひとだれ?」
「けーちゃんは知らなくていいひとだよ」
「ふ~ん」
「バカばっか…」
まだまだ文化祭は続く…