生徒会役員選挙も無事に終わり、役員が決まった。
生徒会長:一色いろは
副会長:藤沢沙和子
会計:比企谷小町
書記:川崎大志
「おのれ、あの小僧め」
「比企谷君、まだ言ってるの…。はぁ、見苦しいわよ」
「いや、だって小町が…」
「ヒッキーも妹離れしなよ」
「小町~…」
「まったく…。こんな男のどこがいいのかしら…」
「ん?何か言ったか?」
「なんでもないわ。鈍感難聴残念主人公谷君」
「おい、俺をラノベ主人公みたいに言うな。しかも長い」
「あ、そうだ」
「どうしたのかしら?さっきの名前に『記憶喪失』もつけましょうか?」
「ちゃんと思い出しただろ。二人に頼みがあるんだが」
「ヒッキーからのお願い?」
「誠に遺憾だけど、聞いてあげるわ。遺憾だけど」
「二回言うな。しかも、雪ノ下には拒否出来ないと思うがな」
「え~と、『だが、断る』だったかしら?」
「覚えてたのかよ…。じゃあ、雪ノ下は断る前提で聞いてくれ」
「なになに?」
「私は断るわ」
「そんな強気なのも今の内だ。実はな…」
「うんうん」
「奉仕部でカマクラを1日預かって欲しい」
「カマクラを?」
「ひ、比企谷君…」
「カマクラさんて、比企谷君のお宅の、ね、猫よね?」
「そうだぞ。あぁ、雪ノ下には断られてしまうのかぁ…」
「うぅ…」
「ヒッキー、ゆきのんをイジメないで」
「わかってるよ、冗談だ」
「そ、それで何故カマクラさんを?」
「何故『さん』付けなのかは、置いといて…」
「置いておくんだ…」
「動物病院に連れて行きたいんだが、予約のタイミングが合わなくてな。明日の夕方連れて行きたい。それで、奉仕部で預かってもらいたい」
「私は大丈夫だよ」
「し、仕方ないわね。カマクラさんなら…」
「『仕方ない』だったら、別に無理しなくてもいいぞ」
「うぅ…」
「ヒッキー!」
「はいはい、悪かった。ちゃんとキャリーには入れておく」
「部室の中なら、出してもいいんじゃないかな?」
「えぇ、そうね」
「ま、夕方までだから」
「猫…カマクラさん…」
「ヒッキー…」
「ゆきのん、大丈夫かな?」
「明日の授業は上の空だろうな」
翌日
「悪いな、雪ノ下。早く来て部室開けてもらって」
「えぇ、大丈夫よ。さ、早くカマクラさんを!!」
「カマクラ、大人しくしてよろ」
「にゃ~」
「おい、雪ノ下」
「にゃ~」
「雪ノ下さん?」
「にゃにかしら?」
「ぷっ」
「忘れなさい」
「えぇ~」
「忘れなさい!」
「はい…」
「よしと、カマクラ昼休み来るからな」
「カマクラさん、またね…」
「おい、今生の別れじゃないんだから、早く行かないと授業に遅れるぞ」
昼休み
「カマクラ~。元気かぁ」
「にゃ~」
「おい、雪ノ下」
「何かしら?」
「その猫じゃらしはどっから持ってきた…」
「私の私物よ」
「ヒッキーからも、ゆきのんにご飯食べるように言って」
「あ~、雪ノ下」
「なにかしら?」
「カマクラを休ましてくれないか?」
「そう…。そういうことなら、仕方ないわね」
「雪ノ下、確認だが、休み時間ごとに来てないよな?」
「そ、そんなことにゃいわ」
「…来てるんだ」
「…来てるな」
放課後
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「あら?ここは?…草原みたいだけど…」
「見かけないコだね?どこから来たの?」
「わからないわ。目が覚めたらここに…」
「なんていう名前なの?」
「雪ノ下雪乃よ」
「私はサーバルキャットのサーバル」
「コスプレではないのかしら?」
「こすぷれ?なにそれ?」
「ちょっと耳を触ってもいいかしら?」
「いいよ」
「はぁぁぁぁ、モフモフ…」
「くすぐったいよ」
「撫でていいかしら?」
「いいよ」
「はぁぁぁぁ、最高よ、サーバルさん」
「雪乃ちゃんは、撫でるのが上手なブレンズなんだね」
「貴方のような方は他にもいるのかしら?」
「ここには、いろんなブレンズが居るよ」
「ぜひ、お会いしたいわ」
「じゃあ、着いてきてよ」
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「お~い、雪ノ下。起きてくれ。カマクラを抱いたまま寝るな~」
「うふふ、猫科のブレンズがいっぱい…」
「どんな夢見てるんだよ…。おい、雪ノ下…」
「…あ、目が濁ったブレンズ…」
「うるさいよ。起きたか?」
「はっ!私は…」
「カマクラ病院連れていくから、離してくれ」
「あ、ごめんなさい」
「じゃあ、俺は行くからな」
「え、ええ」
「あ~、なんだ…」
「カマクラ撫でたかったら、家に来い…。小町も喜ぶし…」
「え、ええ。是非」
「んじゃな」
(比企谷君とカマクラさん…。どちらも素敵ね。ふふふっ)
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頂いた、感想を元に書いてみました。