珈琲   作:おたふみ

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大学編・その1

大学生になって一人暮らしを始めた。雪ノ下の親父さん…、面倒なのでパパのんと呼ぼう。パパのんの口利きで格安で一人暮らしが出来た。最初は「雪乃と同棲すれはいいじゃないか」とか言ってたけど、なんとか一人暮らしで落ち着いた。

うちのクソ親父曰く、由比ヶ浜の親父さん…。面倒だからガハパパにしよう。ネーミングセンス壊滅してるだろ俺。ガハパパが「そんなに早いうちから同棲は良くない」と言ってたらしい。そのあと小声で「結衣にもまだチャンスが」と言っていたらしい。大丈夫か?親父達よ。

それで、とある夜に雪ノ下が部屋に遊びに来て、何故か正座をさせられている俺が居る…。俺ガイル。

「つまらないこと考えてないで、質問に答えなさい」

「…はい」

「この映画のパンフレットは何かしら?」

「映画館で買ってきました」

「誰と行ったのかしら?」

「一人です」

「貴方はこの原作小説は、勿論読んだわよね」

「はい。大変面白かったです」

「そう」

「私も読んでいたのはしってるかしら?」

「本棚にあったのは知っています」

「それなら、どうして一人で行ったのかしら?」

「映画に人を誘う習慣がないので…」

「私は貴方の…」

「彼女です」

「なら、どうして誘ってくれなかったの?」

「いや、忙しいかなぁなんて思いまして…」

「…私だって、映画デートしてみたいのよ」

「え?」

「一緒に映画を観て、そのあとにお茶を飲みながら感想をお話しして…」

「ごめんなさい」

「…に連れていきなさい」

「え?」

「映画に連れて行きなさいと言ったの!」

「はい…。え?」

「比企谷君と一緒に、この映画観たいのよ…」

「雪ノ下」

「なにかしら」

「すまなかったな、気がつかなくて」

「本当よ。…それと…」

「それと?」

「パンさんの劇場版もやってるから、一緒に観てくれないかしら…」

「勿論いいぞ」

「本当!」

「あぁ、本当だ。可愛い彼女の頼みだからな」

「か、可愛いなんて…。比企谷君、ご飯は食べた?」

「いや、まだだけど」

「じゃあ、すぐに作るわね」

 

雪ノ下さん、チョロいですね。チョロのんと呼ぼう。いや、無理だな。

 

後日、二人で映画館に行き、映画を2本観た。雪ノ下がパンさんグッズを根こそぎ買っていたのには驚いた。

 

「ねぇ、比企谷君」

「なんだ?」

「映画デートって、楽しいわね」

「だな。最初から誘えば良かったな」

「本当よ。次はちゃんと誘いなさい」

「わかってるよ。雪ノ下、今からマスターを冷やかしに行かないか?」

「その表現はいただけないけど、コーヒーを飲みに行きましょう」




――――――――――――――――――

とりあえず、書いてみました。

こんなんでいいんですかね?

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