やってきました週末。
昼前に雪ノ下を迎えに行って、外でランチ。
「うん、旨かった」
「そうね、この価格でこの味ならOkね」
「さて、どこか行きたいところはあるか?」
「比企谷君」
「ん」
「貴方、由比ヶ浜さんとプリクラ撮ったわよね」
「ん、ああ」
「私に内緒で」
「別に内緒にしてたわけじゃねぇよ。付き合う前の話だからな」
「…私とも撮りなさい」
「はいよ。なんか、付き合い始めてから、雪ノ下って変わったよな」
「そ、そうかしら…」
「なんつーの、可愛らしくなったというか…」
「そ、そうかしら…。可愛らしい…。可愛らしい娘は嫌い?」
「いや、大好き。大好き過ぎてお持ち帰りするまである」
「…やっぱり、今夜は…」
「お、おう…」
「うふふ、嬉しい」
「そうか…」
「さぁ、プリクラ撮りに行きましょう」
「はいよ」
ゲームセンター
「見て!比企谷君!パンさんのフレームよ!」
「そうだな」
「これよ!これにしましょう!」
「向こうには、猫の柄のフレームもあるぞ」
「ね、猫…。そちらも捨てがたいわね…。どうしましょう、比企谷君」
「雪ノ下、両方撮ろうぜ」
「い、いいのかしら…」
「いいんじゃねぇの。カップルらしいこと、沢山しようぜ」
「八幡…」
「おう…」
「大好き!」
「急に抱きつくなよ」
「いいじゃない」
「ほら、撮るぞ」
「比企谷君、すごい屈んでもらえないかしら」
「ん?こうか?」
「もう少し」
「これぐらいか?」
「えいっ!」
カシャッ!
「ゆ、ゆ、雪ノ下、今何を…」
「ほっぺにキスを…」
「は、は、は、恥ずかしいだろ」
「い、いいじゃない…。だって、由比ヶ浜さんが、恋人はやるって言ってたから…。ダメだったかしら…」
「そんなことないぞ」
「それに、虫除けにもなるし…」
「そろそろ、買い物して帰るか?」
「もうそんな時間なのね」
「そう言うなよ。今夜は一緒に居るんだろ?」
「そうね」
八幡の部屋
「ふぅ、ごちそうさん」
「お粗末さまでした」
「やっぱり、雪ノ下の作る飯は旨いな。太りそうだよ」
「運動の変わりに洗い物お願いしていいかしら?」
「任せろ」
「ゆ、雪ノ下、こっち来ないか?」
「え、ええ…」
「雪ノ下って、いい匂いするよな」
「そ、そんな…」
ピンポーン♪
「誰だよ」
「貴方を訪ねる人なんて居るのね…」
「新聞の勧誘かなんかだろ。無視しよ…」
ピンポーン♪
「しつこいな」
「はっ!まさか浮気!」
「ねぇよ」
「だったら、私が見てくるわ」
ガチャ
「はちま~ん♪遊びに…あれ、雪ノ下さん…」
「戸塚君…」
「えっとお邪魔だったかな…」
「い、いえ、大丈夫よ」
「比企谷君、戸塚君が来たわよ」
「おう、戸塚。どうした?」
「遊びに来たんだけど…、大丈夫?」
「あ、え、いや、その…」
「大丈夫よ、戸塚君」
「じゃあ、マリオパーティーやろうよ」
朝までマリオパーティー三昧でした。
何故?雪ノ下が勝つまでやったからです…。