コーヒーショップ
「ねぇねぇ、ゆきのん。どうだった?」
「それが…」
「ヒッキー、またヘタレたの?」
「いえ、急に戸塚君が遊びに来て…」
「彩ちゃん、泊まってったの?」
「いえ…。徹夜でゲームを…」
「へぇ、そんなに面白いゲームだったの?」
「マリオパーティーを…」
「普通じゃん」
「…」
「ゆきのん?」
「私が勝てなくて…」
「さすが、負けず嫌いノ下さん」
「比企谷君みたいな言い方やてめて」
「まぁ、ゆきのんの性格ならそうたよね…」
「で、でも、プリクラは撮ったわ」
「見せて見せて♪」
「これよ」
「うわ、ゆきのん可愛い。ヒッキー、ビックリしてるね」
「今度は三人で撮りましょう」
「私もほっぺにチューしていいの?」
「それはダメよ」
「はははっ♪」
「ふふふっ♪」
「アンタ達、楽しそうだね」
「あ、サキサキ。やっはろー」
「こんにちは、川崎さん」
「ゆきのんとヒッキーのプリクラ見てたんだよ」
「どれ…。雪ノ下、よくこんなこと出来るね」
「わ、私だって恥ずかしかったわよ」
「でも、羨ましいよね~」
「まったくだね。そういえば、比企谷は?」
「買い出しに行ってるわ」
「只今、帰りました」
「悪いな、坊主」
「いえいえ」
「こんにちは」
「お、鶴見のお嬢ちゃん、いらっしゃい」
「途中で一緒になったので」
「比企谷君、浮気かしら?」
「違ぇよ」
「そうよ、私の方が本気よ」
「おい、ルミルミ」
「面白いこと言うわね」
「貴方が、『今』の八幡の彼女ね。私が16歳になるまで、貸してあげるわ」
「あら、面白いこと言うのね。比企谷君は、ずっと私の彼氏。そして夫になる男よ」
「八幡のこと名前で呼ばないクセに。それに、名前で呼ばれてないし」
「そんなことないわよ。ベッドの上では、情熱的に呼びあってるわよ」
「嘘ではないけど、なにか違う気がする。…じゃなくて、二人ともいい加減に…」
「比企谷君は黙って!」
「八幡は黙って!」
「ヒィ!」
「由比ヶ浜、川崎、二人が怖いよ」
「バカじゃない」
「まぁ、ヒッキーだから」
帰り道
「雪ノ下、子供相手にムキになるなよ」
「だって…、比企谷君は年下に甘いから…」
「確かに。だが、ただの庇護欲だよ」
「本当かしら…」
「本当だよ。小町と同じ扱いだよ」
「時々、小町さんが羨ましい時があるのよ…」
「なんでだ?」
「比企谷君に頭を撫でてもらって…」
「雪ノ下も頭撫でて欲しいのか?」
「…」
「わかったよ。今度してやるよ」
「本当?」
「あぁ、本当だ。ほら、スーパー寄るんだろ?」
「比企谷君…」
「なんだ?」
「手を繋いでも…」
「ほら」
「…嬉しい」