「比企谷君、起きなさい」
「あと少し…」
「もう7時よ」
「まだ7時だよ」
「そんな、怠惰な生活はダメよ」
「怠惰万歳…」
『アナタ、怠惰ですねぇ』
「うおっ!」
「どうしたの?比企谷君」
「今、血色の悪いオカッパ頭がいなかったか?」
「変な夢でも見たの?」
「大丈夫だ」
「そう。朝食の準備を手伝ってくれないかしら?」
「顔洗ってくるわ」
「うぅぅぅ、頭痛い…」
「私も…。あれ?なんで雪乃ちゃんが居るの?」
「当たり前でしょう。私の部屋よ」
「平塚先生、雪ノ下さん、おはようございます」
「比企谷か。おはよう…。雪ノ下もおはよう」
「おはようございます、平塚先生」
「待って、昨日は静ちゃんのノロケ話を散々聞いて、気がついたら終電がなくなって…」
「とりあえず、朝食にしましょう。ちょうど、しじみがあったから、味噌汁にしたわ」
「さすが、雪ノ下。いい奥さんになるぞ」
「そんな、比企谷君の妻だなんて」
「なんか、最近は変な脳内変換が雪ノ下の中で流行ってるのか?」
「もしかして、私達は雪乃ちゃんと比企谷君の…」
「お説教は朝食の後にたっぷりするわよ、姉さん」
「雪乃ちゃんが怖い…」
「雪乃ちゃん、比企谷君、ごめんなさい」
「比企谷、雪ノ下、すまなかった」
「もういいですよ」
「次はないわよ」
コーヒーショップ
「今度は姉さんに邪魔されたのよ」
「はああ…」
「折角、覚悟を決めたのに…」
「ねぇ…、ラブホテルとかは?」
「え!いや、ハードルが高いというか…」
「ほい、コーヒーお待たせ」
「ヒッキー、ありがとう」
「ありがとう」
「んで、なんの話をしてたんた?」
「ゆきのんがラブホ行きたいって話!」
「げほっ!」
「ゆ、由比ヶ浜さん、そんなこと言ってないわ!」
「え~、行きたくないの?」
「いや、その、興味がないわけではなくて…」
「そういう由比ヶ浜は行ったことあるのか?」
「あるわけないじゃん、私まだしょ…。わ~!なんでもないし!」
「しょびっち」
「ヒッキー、マジキモい!」
「へいへい。キモい俺はラブホなんて行きませんよ」
「ね、ねぇ、比企谷君…」
「雪ノ下、まさか…」
「そこなら、邪魔されないと思うの…」
「い、いや、ハードル高いというか…」
「ダメ?」
「うぐっ。上目遣いとか…。善処します…」
「それ、やらない人だ」
「それはあれだぞ、R18タグがないとか筆者がエロ描写書けないとかそういうことではないぞ」
「…そうなんだ」
「メタ発言にツッコミなしかよ…」
「比企谷君は私にツッコミなさい」
「ゆきのん、大胆…」
「やめて、キャラ崩壊してるから」
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R18タグはつくのか?そして、エロ描写は書けるのか!