珈琲   作:おたふみ

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大学編・その13

ゴールデンウィーク3日目

 

今日もコーヒーショップは大繁盛。

 

「昨日より客が増えてないか?」

「文句言わない!ほら、持って行って」

「はいよ。そっち、注文頼むな」

「わかったわ」

 

「なぁ、雪ノ下」

「なにかしら?」

「昨日より、男性客が増えてないか?」

「そうね。何故かしら?」

「まぁ、昨日のウエイトレスが噂になったんじゃねぇのか」

「そうね。私、可愛いから」

「彼氏の身にもなってくれ」

「それよりも、全般的に女性客が多いのだから、彼女の身になりなさい」

「大丈夫だよ。俺目当てってことはないだろ」

「バカ、ボケナス、鈍感、八幡」

「八幡、悪口じゃないからね。あと、敏感だからね。周囲の視線に敏感過ぎて、気配を消すまである」

「まったく、貴方は…」

「お二人さん、コーヒー出来たぞ。運んでくれ」

「うっす」

「わかりました」

 

「こんにちは」

「川崎、悪い。今、満席だ」

「忙しそうだけど、手伝おうか?」

「マスター!川崎が手伝ってくれるそうですが、どうしますか?」

「助かる。奥に服があるから、適当に着替えてくれ。バイト代はハズむぞ」

「わかりました」

 

「…」

「…」

「どうしたの?二人して、こっち見て」

「いや、接客上手いと思ってな」

「そうね。昔とった杵柄かしらね」

「そういやそうか。な、元・バーテンダー」

「やめてよ」

「ポニテの嬢ちゃんはシェイカー振れるのか?」

「えぇ、一応」

「バイト代増やすから、今度頼めるか?」

「でも…」

「閉店後の個人的な頼みだ」

「そういうことなら」

「俺にも二十歳になったら、頼む」

「川崎さん、私もいいかしら?」

「はいよ」

 

「店閉めるぞ」

「今日も忙しかったぁ。雪ノ下、川崎、ありがとな」

「私は楽しかったわ」

「私もかな」

「明日は、また男性客が増えるな」

「そうね」

「比企谷、雪ノ下、どういうこと?」

「川崎目当ての客が来るってことだよ」

 

「マスター、厨房お借りします」

「また、なにか作ってくれるのかい?」

「ええ」

 

「お待たせしました。今日はフレンチトーストよ」

「いたたまきます」

 

「旨いな。さすが雪ノ下」

「さすが嬢ちゃんだな」

「雪ノ下、今度教えてよ。けーちゃんにも作ってあげたいから」

「えぇ、いいわよ」

「さすがシスコン」

「殴るよ」

「ごめんなさい」

「由比ヶ浜さんにも、パンケーキの作り方教える約束しているから、3人で作りましょう」

「なあ、雪ノ下。小町も入れてやってくれ」

「アンタもシスコンじゃないか」

「うっせえ」

 

「マスター、挽いた豆少し貰います」

「おう、持ってけ」

「比企谷君、それは?」

「俺ん家用、誰かさんが来てくれるから、減りが早くてな」

「そう。じゃあ、帰りに紅茶を買いに行くの付き合ってもらおうかしら。誰かさんがよく来るから、減りが早いから」

「はいはい」

 

 




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お邪魔キャラの構想がまとまってきました。
ゴールデンウィーク編の後に登場させます。

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