ゴールデンウィークも終わり、いつもの大学生活に戻る。
講義の合間は、偶然見つけたベストプレイスで小説を読んでいる。たまに、雪ノ下が迎えに来たり、ここで弁当を食ったりしている。
でも、そんな場所に来訪者が…。
「貴方、いつもここで読書をしていらっしゃるのね」
「あん?」
見目麗しい金髪縦ロールに青い瞳。三浦とは違う本物のブロンド…。
「時々、お見かけしていましたの」
「そうか。占有権を主張するつもりは無いから、邪魔なら退くが?」
「いえ、その姿が凛々しかったので」
「そんなことないな。目は腐ってるし」
「そんなことありませんわ。素敵な瞳です」
「そんなこと言われたことないな」
「また声をお掛けしても、よろしいでしょうか?」
「ま、かまわんが」
「ありがとうございます。わたくし、一年の綾瀬文子(あやせあやこ)と申します」
「一年の比企谷八幡だ」
「比企谷八幡様…。素敵なお名前ですね」
「そうか?」
「ええ、とっても。今日は予定がありますので、これで失礼いたします。ごきげんよう」
「あぁ、ごきげんよう」
ま、どうせ来ないだろうと思い、また読書を続ける…。
「比企谷君」
「おう、終わったのか?」
「ええ…。何かいい香りがするのだけど…」
「おう、なんか知らない女性に話しかけられた」
「私が居ないと…」
「いや、ここはほとんど人来ないんだけどな。なんでだろう?」
「きっと、比企谷菌のセイね」
「さらっと、菌扱いやめてくれない」
数日後
一人でベストプレイスで、いつものように読書をしていると…。
「良かった。今日はいらっしゃったのですね、比企谷様」
「比企谷様っ!おいおい、やめてくれ」
「では、なんとお呼びすれば…」
「普通に名字呼び捨てでいい」
「いえ、殿方にそれは失礼かと…」
「だったら、『君』とか『さん』でいいんじゃねぇの、知らんけど」
「では、比企谷さん…」
「おう…、えっと…」
「綾瀬です。綾瀬文子」
「すまん、綾瀬さん。んで、どうしたんだ」
「その…、比企谷様…、比企谷さんと仲良くなりたいと思いまして…」
「ほ~ん、俺と仲良くなっても、面白くねぇぞ」
「そんなことはございません。その…なんというか…」
「?まぁ、話相手ぐらいなら」
「まぁ。ありがとうございます」
しばらく綾瀬さんと話をした。ハーフで帰国子女らしい。イイトコのお嬢様だな。
「あら、もうこんな時間」
「やば!俺も講義だ」
「では、比企谷さん、ごきげんよう」
「おう、じゃあな」
「比企谷君…、今の女性は…」
「おう、雪ノ下。講義行かないと」
「今の女性の名前は!?」
「ど、どうした?」
「何をしたの、彼女と!」
「いや、世間話だか…。浮気とかじゃないからな」
「彼女、名乗ったの?」
「おう。たしか、綾瀬…文子?だったかな?」
「そう…。帰って来てたのね…」
「知り合いか?」
「比企谷君、『綾瀬興業』は知ってるわよね?」
「おう、雪ノ下建設と肩を並べる…、て、おい、まさか!」
「その、まさかよ。綾瀬興業の令嬢よ」
「マジかよ…。ヤバそうなヤツに捕まっちまったな」
「比企谷君、ベストプレイスは使用禁止よ」
「…わかった」
「…八幡は渡さないわ」
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お待ちかね(?)オリジナルでお邪魔なキャラ登場!