その後。イナズマジャパンは中国代表を破りアジア王者に。
そして、世界大会の切符を掴んだ!
試合を観戦した紗夜は嬉し泣きをした。
「良かった…。これで世界大会に行けますね!」
私の応援が…士郎さんに届いた!
試合で活躍した! 雲が晴れるように士郎は生き生きとしたプレーをした。足の痛みに勝った! それだけで紗夜は安心した。
その後。士郎が紗夜を呼び出した。
赤く染まる夕日を見ながら冷たいコーヒーを飲んでた。
「私に何か出来ることがないと考えていました。士郎さんと交わした約束を少しでも果たしたいと思って…サプライズで参加しました。その想いが伝わって良かったわ。」
「僕も…あの時の紗夜さんの言葉が胸に刺さったんだ。足を負傷して…一度は折れかけた。しかし…あなたのおかげで僕も…大事な事を思い出しました。紗夜さん。ありがとうございます。」
「私こそ…ありがとうございます。今日…日菜と一緒にギターを弾けるようになれたのも士郎さんやアツヤさんのおかげです。あなた達のサッカーをしてる姿。あの時私に言ってくれた言葉が私を変えるキッカケになりました。感謝してます。」
「お互い様ですね。」
「そうですね。でも…共通してることがあります…。それは……私達の気持ちが一緒でしたから。」
「そうだね。僕もそう思う。」
「士郎さん…。」
紗夜は士郎のホッペにキスをする。 士郎は紗夜を抱き締めた。
「あなたに出会えて良かった。」
あれから士郎は一旦北海道に帰ることにした。
空港でアツヤを会い、足の調子を心配する。
そこで、士郎はアツヤに伝える。
「アツヤ…。僕は…正直に言うよ。次の試合が最後だと思う。監督やコーチもみんな知ってる。僕は…次の試合…死ぬ気で戦いたい。もし…僕がチームを離脱したらアツヤ。イナズマジャパンのFWとして戦ってほしい。これは…僕の願いだ。そして、僕は紗夜さんと約束したんだ。必ず…優勝してくるって。だから…僕の意志をアツヤに託す!! 」
士郎はアツヤの胸に拳をつける。
「兄貴……。」
兄貴がこんなに震えてるの初めてみた…。兄貴の覚悟!! しかと受け止めた!!
「アツヤ…。次の試合…。必ずアレをやろう!! 」
「ああ!! あったりめーよ!! 」
そして、ついにイナズマジャパンはロシア入りをし、対戦相手が1回戦はスペイン。2回戦はアメリカ。3回戦はロシアに決まった。
初戦に戦うのはスペイン代表。バルセロナオーブ。
過去に雷門中が戦ったことがあり…ボロ負けした。世界の実力を見せつけられた雷門中のメンバー達は…日本サッカー界の技術向上の為に強化委員として派遣された。 あの伝説のゴールキーパーの円堂守。炎のストライカーの豪炎寺修也。天才ゲームメイカーの鬼道有人。その他の選手達もバラバラになった。白恋中に来た染岡もその1人。
士郎とアツヤはTV越しで雷門とバルセロナオーブの試合を観てたためどのぐらいの実力か…わかってた。今大会の優勝候補である。
だから…死ぬ気で戦わないと勝てない相手である。
スペイン戦の直前でアツヤもロシア入り。士郎とアツヤの約束を1つ果たした。2人に笑みがこぼれた。しかし、バルセロナオーブ戦が士郎とアツヤが一緒に出場できる最初で最後。だから…士郎はこの試合に全ての力を使い切る気持ちでいた。
いよいよバルセロナオーブと試合。
日本から…紗夜は吹雪兄弟が出場する試合をTVで見守る。
紗夜は白恋中に行った時に見せてもらった「氷結のグングニル」
あのシュート技を世界大会という大舞台でシュートを打ちたいと楽しみにしてた。その約束を今…士郎の足の状態をみて最初で最後のチャンス。2人が無事シュートが打てるその時まで…紗夜は見守る。
お願い……。あの2人に……。あのシュートを打ってほしいです!それが達成するまで…2人の真の約束は果たすことが出来ません!
ついにその瞬間が訪れる。
2-0でバルセロナオーブの優勢。士郎が味方からのパスを受け、シュート体制に入る。
「アツヤ!!! 」
「兄貴!!! 」
「ぐっっっ……うぉぉぉ!! 」
士郎は渾身のパスをアツヤに出す!!
兄貴がこの試合にかける覚悟!! 受け止めたぜ!!
「はぁぁぁ!!! 」
「氷結のグングニル!!」
2人の全身の力を使った氷結のグングニル!!
「いっけー!!!! 」
スペインのゴールネットを揺らし、1点を取り返した!!
「やった……。やったぞ!! 兄貴!!」
「アツヤ!! 」
2人はハイタッチする。チームのみんなも祝福してくれた。イナズマジャパンの世界大会の初得点に…優勝候補であるバルセロナオーブから得点を奪った。
日本から見守ってた紗夜は涙を流した。
2人の約束を果たした。2人の努力が報われた瞬間であった。
「士郎さん…。アツヤさん…。良かったです…。本当に良かったです!! 」
「おねーちゃん? 何で…泣いてるの?」
「…。内緒よ…。」
「気になる〜!! 教えてよ〜!」
「………。」
その後、士郎は足の痛みが限界に達し…ベンチに下がる。スペインと死闘の末に3-3の引き分けで試合終了。 あの優勝候補を相手に引き分けで終えたイナズマジャパンは大儀であった。選手達の士気も高まる。
紗夜はしばらくして士郎に電話をかけた。
「おめでとうございます…。兄弟で試合に出場し…氷結のグングニルも決まりました!! 私は…感動して涙が出ました…。」
「紗夜さん。僕とアツヤの活躍を観てくれてありがとうございます。僕はあなたのおかげで約束を果たすことが出来ました…。今日の試合で僕はチームから離脱します…。でも…僕は後悔してない。チームのために。アツヤのために。そして…応援してくれる紗夜のために。それだけで僕は日本代表で戦えた。ベストを尽くすプレーが出来た。僕を支えてくれたみんなに感謝の気持ちしかありません。」
「そうですか。士郎さんは自分に勝ちました!! 足の痛みに耐えながら戦った! 私は…あなたを尊敬します。自分だったら…出来ないと思います。」
「ありがとう…。紗夜。これからは…紗夜って呼んでいいかな?」
「良いわよ。士郎。」
2人は1時間長電話をした。
3日後。
士郎はロシアの街並みを散歩する。
ここを離れて日本に帰る予定だった。
「士郎…。」
後ろを振り返るとそこには紗夜がいた。
「紗夜…。なんで…ロシアに…。」
「会いに来たからに決まっているでしょ。」
「紗夜…。」
2人はハグをしてロシアの街並みを一緒に行動する。
Roseliaのギタリストの氷川紗夜。
白恋中サッカー部のキャプテンで日本代表で奮闘した吹雪士郎。
氷結のプリンスとプリンセスが結ばれた瞬間であった。
おわり…。
ここまで読んでくれたみなさんにマジで感謝です!
自分の好きなキャラのクロスオーバーを書けて満足しております!
また、バンドリとイナイレのクロスオーバーを書く機会があれば書いていきたいと思います。
本当にありがとうございました!