氷雪のプリンスとプリンセス。   作:ユーチャロー

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白恋中サッカー部!

 

 

染岡に連れていかれた場所は白恋中サッカー部のグラウンドであった。そこにはサッカー部のメンバー達が練習をしてた。白兎屋なえが紗夜の存在に気づいた。

 

「あれ〜? 紗夜さんじゃないですか〜。白恋にようこそ〜。」

 

「白兎屋さん。お邪魔します。」

 

 

すると染岡が部員を集めて練習内容を伝える。

 

染岡竜吾。彼は去年フットボールフロントティアで優勝した雷門中のメンバーであった。炎の天才ストライカーと呼ばれていた豪炎寺修也とツートップで組んでいたセカンドストライカーである。染岡と豪炎寺の合体技であるドラゴントルネードは強烈なシュートであった。その後、あることがキッカケで染岡は白恋中のサッカー部の強化委員として派遣されるのである。

 

 

「染岡さんはあー見えて仲間想いなところがあるんですよ。」

 

「そうなんですか…。あなた達は練習しなくて良いんですか…?」

 

「僕はキャプテンだから…部員の様子を見たいんです。」

 

「兄貴!! 紗夜によ! 俺たちが開発した新必殺技を披露しようぜ!」

 

「禁断の技だけど…やるのかい? 」

 

「ああ!! 兄貴とオレがいつか世界で暴れるために生み出した必殺技だからな!! 」

 

「仕方ない…。アツヤがやりたいなら一回やってみよう。染岡さん。練習を一回中断してもらって良いですか?」

 

「どうしたんだ? 」

 

「氷結のグングニルをやろうと思います。」

 

「!!? あの技は…お前の足が負担かかる技ではないか!!」

 

「僕は…アツヤが日本代表に選ばれた時に使いたい技なんだ。そのために開発した技…。ホワイトダブルインパクトやトリプルドリザードを超える技なんだ。頼むよ。染岡君。」

 

「全く…。しょーがねーな…。お前の足がどうなっても知らないぞ!」

 

「やるぞ! 兄貴! 」

 

 

士郎とアツヤはセンターサークルに立ちアツヤが先にゴールに向かって走り出す。士郎が思い切り雄叫び…全身に氷の鎧みたいのが出現し、思い切りアツヤにパスを送る。士郎のパスを受けたアツヤは赤い雪の結晶が出現し強烈なシュートを放つ!

 

 

「氷結のグングニル!! 」

 

 

シュートがゴールネットに突き刺す!

 

 

「どうだ!! 紗夜!! 」

 

 

紗夜は2人の強烈なシュートが決まり呆然としてた。これが…世界と戦うストライカーの実力だと。

 

 

「凄いです…。士郎さんとアツヤさんが世界で戦いたいという覚悟が伝わりました…。」

 

 

「オレはな…。今はまだ日本代表に選ばれていないが…いつか選ばれることに希望を持って練習をしている。兄貴と一緒に世界で戦いからな!!それに…この氷結のグングニルで一発かましたいんだよ! 」

 

「アツヤ…。お前がいない分…オレは白恋中のみんなに恥じないように戦ってくるよ。だから…アツヤ。オレはお前が来るのを待っているから。」

 

「ああ!! あったりめーだ!! 」

 

 

あの2人はきっと…私に…兄弟の力を合わせれば夢や目標を達成出来ると教えてくれたのかもしれません。私は…日菜と仲良くなりたい…。あの2人のように…いつか…私も日菜と一緒に歩めるように…。

 

 

「もういいか!? お前ら? 」

 

「ゴメンね。染岡君。余計な時間を使っちゃって。」

 

「ま。氷結のグングニルは完成したみたいだし…練習を再開するぞ!! 」

 

 

白恋中サッカー部は練習を再開する。紗夜はベンチに座りながら練習内容を見学。すると…なえが紗夜のところに駆けつけた。

 

 

「なぁ〜? ウチらと一緒にサッカーせーへん? 」

 

「えっ…。私はサッカーやったことないので…。」

 

「楽しいで! なぁ〜一緒にやろうよ〜。」

 

「でも……。」

 

 

「見てるだけで面白いかよ!! 身体を動かした方がスッキリするぜ!! 」

 

「紗夜さん。せっかく白恋に来たんですから…一緒にやりませんか?みんなも大歓迎なんで。」

 

「そこまで言われたら…。」

 

 

紗夜は白恋中サッカー部のユニホームとスパイクを貸してもらい練習に参加することになった。士郎がパスやドリブル、トラップやシュートといった基礎的な部分を教える。練習すること1時間…。ミニゲームをやることになった。

 

4対4のミニゲームで紗夜は士郎とアツヤとなえの4人で組んだ。相手は染岡とその他の白恋メンバーがなる。

ホイッスルが吹くと、アツヤは持ち前のフィジカルとボディーバランスで敵陣にドリブルしていく。

 

「兄貴!! 」

 

アツヤは士郎にパスを出し、敵のディフェンスがブロックに入る。パスコースを塞がれた士郎はなえにバックパスにする。

 

「姫! 」

 

「紗夜さん! 」

 

 

なえのダイレクトパスを受けた紗夜は敵のゴールにシュートをしようとするが、染岡のスライディングでボールを奪取する。 紗夜は思い切り転んでしまう。

 

 

「どーだ!! いくら…女子だろうが!! 手加減なしだぜ! 」

 

 

この染岡のスライディングに士郎とアツヤ、なえはドン引きする。

 

 

「初心者相手はそれは良くないと思うよ…。」

「兄貴と同意見だぜ…。」

「紗夜さん…。痛いやろーな〜。」

 

 

「はぁ〜? オレが悪いっていうのかよ!! 」

 

 

すると、紗夜は何かスイッチが入ったように染岡に食らいつく!

 

 

「私は…負けず嫌いですから。奪われたなら奪い返す! 」

 

 

しかし、染岡は紗夜を思い切りタックルする。紗夜は何回倒されようが食らいつく!

 

 

……。なんだ! この人から凄い圧を感じる!!

 

 

すると、士郎は紗夜にアドバイスを送る。

 

 

「染岡君の足元を見てボールを奪うのです! 」

 

「はぁぁぁ!!! 」

 

 

紗夜はついに染岡からボールを奪取する!

 

 

「士郎さん!! 」

 

 

紗夜は士郎にパスをする!

 

 

「紗夜さんが必死になって染岡君から奪ったボールを無駄にしない! アツヤ!! 姫!!やるぞ! 」

 

「ああ! 」

 

「いくで!! 」

 

 

「トリプルドリザード!!! 」

 

 

士郎とアツヤ、なえの3人が放ったシュートはゴールネットを揺らす。

 

 

「ちぇっ…。やられちゃったぜ…。それにしても…あんた! オレからボールを奪うなんてたいしたもんだな! 」

 

「私は…まけたくなかったですから…!」

 

「なぁ〜。紗夜さん! サッカー楽しいやろ?」

 

「ええ! 初めてやりましたが…身体の中から燃えるあの感覚…。凄く楽しかったです! 」

 

「紗夜さんに…サッカーの面白さが伝わったから良かったな〜。」

 

「そうだね…。姫。染岡さんからボールを奪った時は鳥肌が立ちましたよ。初めてやったのに…元雷門中のストライカーから奪えるなんて…紗夜さんはサッカーのセンスがあります。」

 

「ありがとうございます! 」

 

「あの? 1つ良いですか? 」

 

「はい。」

 

 

「僕はあなたに必殺技を伝授したいと思いました! 」

 

「えっ? 」

 

 

「その技は…ディフェンス技であるアイスグランドという技です。紗夜さんなら…この技をマスター出来ると思います! 」

 

 

 

次回話に続く…。

 

 

 

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