シャアの(非)日常   作:原作愛が足らぬわ!

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「駄作は、駄作は力なんだ!二次創作は、このハーメルンを支えているものなんだ!それを、それを!こうも簡単にエタっていくのは、それは、それは、酷い事なんだよ!」



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番外編 マドカの日常
マドカの起床


「あ、見てみて箒ちゃん!流れ星だよ!」

 

「情けない姉が真人間になりますようにって願っておきましたよ。」

 

「箒ちゃんが冷たい…。」

 

 

その夜、数多の流星に混じり一際赤く輝く流れ星が目撃されたという

 

 

 

 

「なぁスコール…なんで私達、こんな真夜中に飛行機を離陸させてんだ?」

 

 

「しょうがないでしょ?上からの命令なんだもの。内容は詳しく聞かされてないけどある研究所の実験サンプルを運ぶだけでいつもより良い報酬が貰えるのだから、文句は言わないの。」

 

 

「実験サンプルぅ?埃だらけの廃病院の地下室に置いてあったけどよ…ちょっと見た目がハイテクな棺桶の間違いなんじゃねぇの?」

 

 

「まぁ死体が入っててもおかしくないようなコテコテな怪しい地下室だったけど…死体運びでもなんでも仕事は仕事よ?」

 

 

そりゃそうだけどよ……まぁスコールと2人でだっせぇ芋ジャージ着て苦労して運んだんだからこれで金払いが良くなけりゃ罰ゲームでしかねぇよ…。

 

しかし中身は何が入ってるんだこれ?……スコールは飛行機の操縦で操縦席から離れられねぇだろうし、内緒でちょっと見ちまうか。

箱の大きさは…だいたい私の胸あたりくらいか?

 

「どれどれ…ん…パスワードロックもかけてないとは随分厳重な管理だな。……皮肉だからな?」

 

openのボタン押したらそれっぽく箱の蓋が起き上がったな、ササッと開けてバレる前に閉めちまおうっと。

 

 

(カポッ)

 

 

「………あ?」

 

なんだ?てっきり傘印のウィルスでも入ってんのかと思ったらガキが入ってやがった…一応女だな、黒髪黒目の日本人か?実験サンプルってナニの研究してたんだよ?

 

「っ…ぅ…ん?」

 

あ、やべ。

 

 

「オータム?どうかしたの?」

 

開けっ放しの操縦室のドアからスコールの声…で、今箱の中身のガキンチョと目が合っちまった。

 

「………お前はだr(カポッ」

 

 

「あー!あー!何でもない!ただこのプライベートジェットって酒の一つも置いてねーなぁって…あははは!!」

 

慌てて蓋を閉めて上に乗っちまったけど大丈夫だよな?なんか明らかに目があっちまったけど気にする必要無いよな?

 

 

「上がそこまで気の利いた事してくれた試しがあった?大人しくしてて頂戴。」

 

 

「あぁ、わかっt

 

 

「やらせはせんぞぉっ!!!」

 

 

「うぉあっ!?くぅえる!!??」

 

箱の中から蹴飛ばしてもここまで吹き飛ばされるものなのかよ!?人間ってやつは…床におもっくそ叩きつけられた私の背中にスコールの怒鳴り声が浴びせられる。

 

 

「きゃぁ!?お、オータム!いきなり操縦室に飛び込んで来てなんのつもり!?墜落でもしたらどうするの!」

 

 

「わ、悪ぃ…でもそれよりも先に謝らないといけないことが…。」

 

 

「そんな事はどうでもいい、私の質問に答えろ。」

 

 

「え?っぅ!?カハッ…ク…」

 

 

「なっ!?す、スコール!!てめえ!スコールから手を離しやがれ!」

 

 

いつの間にか操縦席の後ろまで近づいてきたガキが何処から探し出したのか脱出用パラシュートの肩掛け紐をスコールの首にかけて締め上げて……こいつ何考えてんだ!?

 

 

「離して欲しければ私の質問n

 

 

「馬鹿野郎!?ここは飛行機の中で今お前が首を絞めてる奴がパイロットなんだよ!!」

 

 

「え?飛行機?」

 

 

ふと前を見ればそこは当たり一面の海だった…。

 

 

「うぉおおおお!?お、おい化粧ケバい奴!!飛行機を起こせ!?」

 

 

「ふふ…サボテンが……花をさかせているわ…」

 

 

「このトンチキ!!思いっきり締め上げたから失神してんじゃねえか!?おいスコール!うわ言言ってる場合じゃnってもう間に合わねえ!?とにかく飛行機から飛び降りろぉっ!!」

 

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「海が…青いわ、オータム…。」

 

 

「あぁ、しかも広いし大きいな、スコール…。」

 

 

何が悲しくてゴミと一緒に浜辺に打ち上げられなきゃならねぇんだよ…。

くそ!あのクソガキ生きてたらタダじゃ置かねえぞ!

 

 

「ったく!…まぁそのガキも今頃は海の藻屑だろうけどよ。」

 

 

「そうね…後が怖いけどとりあえず………あ。」

 

 

「どうしたんだよ?『あ』って…忘れ物か?」

 

 

「え…えぇっと……うちの組織…確か日本には拠点が無いのよ…多分構成員もいないと思う…多分。」

 

 

は?

 

 

「はぁ!?どうすんだよ!?なんで世界的に暗躍してる秘密組織が先進国日本に拠点おいてないんだよ!?」

 

 

「しょうがないでしょ?今の日本に私達に利益になる存在が無いんだし。何かあったら私達みたいな構成員を送れば済む話なんだから。」

 

 

 

 

後に日本のある少女が世界を騒がせるパワードースーツを開発するのは少し後の話であった。

 

 

 

「その構成員がこうして帰れなくなってちゃ世話ねーだろうが!?バカなのかうちの組織は!?」

 

 

「うぅ…近所迷惑だ…静かにしろ…。」

 

 

「うぉっ!?」「きゃぁ!?」

 

 

横を振り向けば不法投棄のレジャーシートにぐるぐる巻にされたあのクソガキが寝ていやがった……てっきり海に捨てられたカーネルおじさんか何かかと思った…。

 

 

「丁度いいこのクソガキ!さっきはよくもやってくれたな!」

 

 

「うぉっ!?な、なんだ!?何処だここは!?」

 

 

「あぁん?てめぇがあんな事したせいで飛行機が落っこてこの砂浜に打ち上げられたんだよ!!」

 

 

胸ぐらを掴み挙げられたクソガキは訳が分からないと言いたげに周りをキョロキョロと見回してる。

 

 

「飛行機?は…?な、何の話だ?それにお前は誰だ?」

 

 

「あ?頭打っておかしくなったのか?」

 

 

「というか………私は誰だ?」

 

 

はぁ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「作者…。作者、もう1度だけ訊いていい?今でも、シャアの(非)日常って駄作嫌い?」

「好きさ。自分の作品だもの。」



お気に入り、感想、評価をしていただけますと白騎士が何と傲慢な機体になりますが、さしたる問題ではないでしょう。

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