シャアの(非)日常   作:原作愛が足らぬわ!

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「おたくら新規投稿かい?」
「ああ、1週間前に投稿したばかりで・・・」
「あんたは?」
「俺も投稿したばかりだ」
「おたく、駄作あるけどどこの原作だ?ライトノベル辺りの出か?」
「そう、インフィニット・ストラトスのシャルロッ党なんだ」
「シャルロッ党ね、全巻読んだのかい?」
「最高だね!最終話まで何度も読み返すつもりさ」

「おいシャルロッ党!」
「・・・!」
「インフィニット・ストラトスはまだ未完結だぞ!」


シャアと法曹(当日)

「西さん…その、その格好は…」

 

 

「葬式なのだから喪服を着るのは当然だろう?」

 

 

「いやそっちじゃなくてもう少し上というか…。」

 

 

「ん…いつも通り普通の私だが…?」

 

 

「いつもの西さんだよ?ちふゆねえ。」

 

 

「あー…はい、そうですね…。」

 

 

そう言えば千冬女史は束の実家は神社とか言ってたが…ここ思いっきり寺…だよな…?神社の家が仏教の葬式とか大丈夫なのだろうか。

 

 

「あら?貴方達は…」

 

む…振り向けば束の髪色に黒を薄く混ぜたような髪をした妙齢の女性…おそらく遺族の方だろう…。

自己紹介しなくてはならんな。

 

「遺族の方と、この葬式に来ている親族知人の方には、突然の無礼を許して頂きたい。私は志麻 硝匍殿の代わりに来た西であります。」

 

 

「あら、志麻さんの…。」

 

 

「えぇ、志麻さんが風邪を引いてしまったので我々が代わりに…あ、こちら香典です。」

 

 

「わざわざありがとうございます。」

 

 

よし、これで目的を果たしたが…このまま何もせず葬式に出て帰ってしまうのも大家さんの対面的にも良くないだろう、少し葬式の準備のお手伝いをするとしよう。

 

 

「千冬女史、すまないが少し待っていて貰いたい、私も手伝いをしてこよう。」

 

 

「え、西さん?そんなボランティア清掃じゃあるまいし勝手に手伝ったら帰って迷惑では…ちょ、西さん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この度は急な事でしたな…。」

 

 

「大往生ですし、和尚が来てくれたのですから父も喜んでいると思います。」

 

 

「ぃ……ます……」

 

 

「だ……ょ……」

 

 

「ん?あれは…」

 

 

「確か志麻さんの代わりに来てくださった…西さんでしたっけ…?」

 

 

「そちらの方、どうかなされましt」

 

「いえいえ!私に配らせてください!!」

 

「それには及びませんから!」

 

「いや!何かしないと大家さんに怒られっ…うぉっと!?」

「おわっ!?」

 

「あっ!?西さん!」

 

「バランスくずしてたおれたっ!だいじょうぶ?西さんっ!」

 

 

 

痛…くはないな…おかしいな、思い切り尻を打ち付けるかと思いきや何かマットレスに倒れ込んだような感覚が………

 

「……………」

 

「お、和尚っ!大丈夫ですか!?」

 

 

振り向けば私の尻の下には濁ったような肌の色、目元にはグラサン、ガタイの良い大男…つるっぱg…服装から見るにこの寺のお坊さんらしいが……弁慶とかじゃないよな…?

 

「いや放心してないで降りましょう西さん!申し訳ございません!お怪我は…。」

 

 

「はっはっはっ…大丈夫ですよお嬢さん…貴方もお怪我はありませんか?」

 

「は、はい…申し訳ありません…。」

 

「いえいえ、お気をつけて…。」

 

疑い深そうな顔をしていると思ったが直ぐに優しそうな…文字通り和尚さんというイメージぴったしな微笑みを浮かべると何事も無かったように起き上がりそのまま行ってしまった…。

 

 

「あの…あの方は…?」

 

「彼は座日寺の住職の出禁和尚です。なんでも厳しい山の修行を乗り越えて怒りの感情を全て捨てられたというとても徳の高いお方ですよ。」

 

 

そうなのか…篠ノ之家葬式と聞いたが束の姿はいないし、変な奴が現れる気配もない、これは勝ち確…何も問題なく葬式を済ませられるな。

 

 

「…せめてヘルメット脱いでください…。」

 

 

ん?誰か何か言ったような気がするが…気のせいだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「南無妙法蓮華経……南無阿弥陀仏…」

 

私の取り越し苦労だった様だな…篠ノ之とは言ってもおそらくは束の親戚の方だろう。そもそもあいつが他人の葬式に参加するような性格とは思えん…香典も渡したし、終わったら帰らせて貰うとして…。

 

 

「やっほーちーちゃん!いっくん!西さんっ!」

 

 

そうだな、そういう時に現れるようなイメージあるなお前は…。

 

「(束っ何をしてるんだ!葬式だぞ!)」

 

「えー?話した事も無い奴の葬式とかどうでもいいし〜、ただ箒ちゃんが行かなきゃダメって言うから来たんだけどね、暇だから抜け出してそこら辺ぶらついてたら見覚えのあるヘルメット見かけちゃって、まぁいいじゃんいいじゃん!どうせお経なんて自己満足の喪にふくしてますアピールでしかないしとっとと切り上げて遊ぼうよ!ちーちゃんにオススメのVRゲームがあっt」

 

 

「(だからお前の手伝いはしないと言っただろうが!金もいらんし恩は充分返した筈だ!というか声を押えろ!声を!皆こっち見ているだろうが!!)」

 

「(たばねさん、しーっだよ!しーっ!)」

 

 

「あ!いっくん今の可愛い!ね!ね!もう1回やってよ?束さん待ち受けにするからさ!」

 

 

「(話聞いてたのかお前はっ!何スマホでフラッシュ撮影しているんだ!?葬式って今言ったばかりだろうが!!)」

 

「そうだぞ束…葬式という場所では……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あの和尚…注意した方がよろしいのでは…?」

 

「すいません、うちの姉さんが本当にすいません…。」

 

「なーに…元気があってよろしいではないですか。」

 

 

はげしく騒ぐものではないのだぞ。」

 

「………………ぁ?」

 

「お、和尚?」

 

はげしく騒いだら人に迷惑だろう?」

 

「えー…束さんは嫌な思いしてないs…ん?」

 

「ん?どうした束。」

 

振り向けばそこには和尚の姿…やはり騒ぎ過ぎたか。

 

「申しわk

 

「ハゲとちゃうわぁぁぁあああああ!!」

 

「ぐふぅ!?」

 

 

「あぁ!?西さん!」

 

 

「おいハゲ!!束さんが話してる途中d

 

「ハゲとらん言うてるやろうがあああああああああ!!!!」

 

「ぐふかすっ!?」

 

 

「束が一撃だと!?えぇい!座日寺の和尚は化け物か…っ!」

 

「あ、ちふゆねぇ…!」

「え?

 

「誰がハゲ者じゃぁぁぁああああああ!!!!」

 

「ふらいとたいぷっ!?」

 

「あぁ!?ちふゆねえまで!」

 

 

「和尚!?どうなされたのですか!?そんなお怒りに…」

 

「おピカリだとぉぉおおおおおお!!??」

 

「ひぃぃい!?」

 

 

「な、何が原因かわかりませんけど住職!そんな不毛な争いは…」

 

「まだまだ生えるわボケェェェエエエエエエ!!!!」

 

「うわぁあ!?」

 

 

「ほ、ほかの人まで…。」

 

 

ワーナンダ!!

 

 

ダレカトメロー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…酷い目にあったなぁ……あれ?西さんは出掛けてるの?」

 

「騒ぎの責任と…和尚さんへの謝罪代わりに寺に数日修行するそうだ…。」

 

「西さん何も悪い事してないのに…。」

 

 

少年は世の中の理不尽さを学んだという。

 

 

 





「怖いでしょうね。でも駄作には耐えられるけど未完結になるのは耐えられないから」


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感想、評価をくださいますと束さんが作者と白式に土星エンジンを搭載します。

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