シャアの(非)日常 作:原作愛が足らぬわ!
「駄作を永遠に描き続けたら拷問よ。作者はシャアの日常×他作品を広めたいだけ」
「そりゃエゴだよ!」.
「作者は延々とシャアの日常のクロスオーバー書いていたいの…」.
「ISの原作未読な作者は否定しろ!」.
「彼は純粋(にアホ)よ…」.
「純粋(にアホ)だと!」
「よっこらしょっ…と、これでいいかな?」
「はい、ありがとうございます西さん。」
「気にする事は無い。そもそもこの同居は私が言い出した事だ。」
善は急げと早速織斑家の荷物を私の部屋に移すことにした、とは言っても家具はアパートの備品だからせいぜいダンボールに詰めた荷物をを幾つかは運ぶ程度だが。
幸い部屋はそれぞれ別の布団で寝れる程度には広いし風呂無しのアパートだからとToLOVEるなぞ起きようが無い、彼女達の衣類も私は下着といつも来ているこの服しか無いからカラッポのタンスを使ってもらえば大丈夫だろう、3人で住む事において居心地が悪くなる事は無さそうだ。
1つ不満があるとしたら…
「一夏、そろそろそのヘルメットを返して欲しいのだが…」
「えー…」
千冬女史の弟こと一夏君が私のヘルメットを気に入ってしまって私の頭が寂しい事くらいか、まぁ返してもらえればどうという事は無い。
しかし何だ…特に問題は無いはずなのだが…よく分からない不安を感じるのは何故だろうか…。
まぁ気にする程の事でもないな、今はそれよりも…。
「どちらにするべきか…」
織斑家の引越しが済んだ今、私はとても悩んでいる…現在は昼食の時間帯、私の目の前には千冬女史がスーパーから買ってきた白いラベルの『カプールヌードル』と『ジオングソース焼きそば』、赤いラベルの『エーズゴッグ紫豚キムチ』がある……赤いラベルなのに何故紫なのだ…?
ぶっちゃけ辛いの好きじゃないし白のどちらかを選ぶべきなのだろうが、……何故か分からないが選んだら負けな気がする…何故だ、何故私は赤色を欲しようとしている…落ち着け私、ここは無難に白い方を…
「「あっ」」
「す…すいません、どうぞ」
「いやいや、ここは年長の私が引こう」
カップ麺に手を伸ばした瞬間、千冬女史と手が触れてしまった。
女性相手に無理は言えないから引き下がってしまったが…まだだ、まだ終わらんよ!なぜならカップ焼きそばg
「ちふゆねえ!お湯入れて!」
「…………」
ふふふ、ふはははははは!はっはっはっはっはっ!!!
どうしよう、昼食の買い出しにスーパーに行ったら安売りしていたカップ麺が丁度人数分置いてあったから買ってきたのだが…なんかネタの乗ってないロシアン寿司みたいな感じになってしまった…なんだ紫豚キムチって、ラーメンにキムチは分からなくないが何故紫なんだ、ラベルはめっちゃ赤いのに…西さんも食べたくなかったのか私とほぼ同時にカップ麺に手を伸ばしてきた……本当にすいません、西さん…でもワンチャンカップ焼きそばが…と思ったが一夏が既に確保済、そもそもまだ小さな子供の一夏によくわからん辛いものとか食べさせたくない……ん?西さん震えてないか?辛いものは苦手なのかも知れない、買った私に責任があるしここは…
「に、西さんよろしければやっぱりこっちn」
「見せてもらおうか!豚キムチの味とやらを!!」
な…いや待て、ひょっとしたら本当はカップ麺の気分だっただけで辛いものは平気だったのかも……
あ、ダメだこの人涙目になってる。
「情けない、丼を見失うとは…」
早速鍋で麺を茹でている訳だが、スープとか入れてないのに赤くてドロドロし始めている…食べられるよな?これ…
しかし台所中探してみたが見当たらない、鍋から直接食べてもいいが行儀の悪い行為は一夏君の教育に良くないからな…この際丼に近い見た目なら…こう、深くて丸い器を………
「こら一夏、食事の時くらいはヘルメットを取れ。」
「はーい」
「……………」
なんだ、こんな近いところにあったのだな。
「さて、あとはこの食べる直前に入れるスープを注ぐだけか」
「そ…そうですね…」
いやしかし、私のヘルメットがラーメンの丼に最適な形をしていたとは盲点だったな。千冬女史の視線が気になるがこのラーメンはやらんぞ。
さて……スープを垂らして…ほんの少しだけにしておこうかな。
『お前に俺の気持ちが分かるわけないだろ!!』
「うぉっほぅ!?(ポチャンっ)」
「あっ」
『記憶を失った俺の気持ちは誰にも分かるわけがない!』
ビックリした、なんだテレビの音が…しかし分かる、私にも分かるぞ…その辛さは本人にしか分かるまい…
「私も記憶の手がかりを早く見つけ…あれ?スープが…」
「に、西さん…今、手を離して丼の中に落としましたよ…」
「え?」
落としただと!?しまった、早く取り出さなくては…あ!箸で押し込んでしまった、ええぃ!調子が悪いとこんなものか…この!このっ!
「ふぅ…やっと取り出せたのはいいが…」
結果的にスープをお湯にしっかりと混ぜ込む結果になってしまった、なんかもう溶岩のように赤いドロドロと化してしまっている。
これ食べ物だよね?恐る恐る私はラーメンを口へ運ぶ……
「っ!?」
「西さん?…西さん!?大丈夫か!?西さん!!」
『♪~』
何か…見える…これは?何処だ…?あれは…私か…?
『はい!モビルス〜ツは赤く塗れ~♪』
『モビルス〜ツは赤く塗れ〜♪』
『性能三倍!強さも三倍!♪』
『なんでもかんでも♪赤く塗れ〜♪』
え?なんで目の前にいる私は全裸なの?あと声が違う気が…
「西さん!!」
「はっ!?ゆ、夢か……」
気がつくと千冬女史が心配そうに倒れた私の顔を覗き込んでいた。
「すいません、私があんなラーメンを買ってきたせいで…」
「気にする事は無いさ、だがあのラーメンはもう勘弁して欲しいな。済まないが別の物を買いに行ってこよう、ついでにラーメン用の丼もね」
「わかりました、では留守番してますので」
さて、ハンカチに財布にティッシュに…おっとマントもちゃんと付け直さなくてな……おっと、頭が寂しいと思ったらアレがなくては…
「ん?あ!西さんっ!?」
しかし、あの西とかいう男…記憶喪失と言ってたか…あいつなんであたしのアパートの空き部屋に居たんだろうね…たしか鍵も閉めてた気がしたんだが…ま、揉め事を起こさずに真面目に家賃を払ってくれるなら細かい事は目を瞑ってやるとしt
『うっぎゃあああああああああ!!??』
『に、西さぁあああん!?』
……一言余計に考えるもんじゃないね。
「おい!大丈夫かい!?今凄い声が…(ガチャッ)…したけど…」
慌てて西の部屋に行くとノックする前にドアが開く、そこには…真っ赤な汁に濡れてラーメン塗れになった西が…え?こいつなんでコイツラーメン頭にぶっかけられた上からヘルメット被ってるんだい?
「ら、ラーメン被ってるけど…大丈夫かい?」
「……(チュル…ずぞぞぞぞ)」
あ、口元に垂れてきてるラーメン食べた
「……大丈夫です!ラーメン大好きですから!こーゆー食べ方なんですよ!あっはっはっはっ…それじゃっ(バタンっ)」
………織斑のお嬢ちゃん、上手くやってけるかなぁ……
誤解が生まれたと後に語る。
すいません、ちょっと新生ジオンとか正統ジオンとかガンタンクとかアレで投稿がかなり遅れました。