最近、夏バテなのか気力が湧かなくて困ってます。すっごい無気力…
皆さんも体調管理にお気をつけ下さい。
あとランキングにて、9位に入ってました。ありがとうございます…
湊友希那は焦っていた。
彼を逃がしてしまった為に。
まだ、遠くには行ってないだろうという判断を元に市内を探し回っていた。
そして、お目当ての彼はと言うと……
「むぐむぐむぐ~~!」
(早く離せ!)
「ん~、よしよし。」
「むぐむぐむぐ~!むぐ、むぐむぐむぐ!」
(いいから離せ!そして、頭を撫でるな!)
「んもう…暴れないの!くすぐったいでしょ!」
「むぐむぐむぐむぐ~!」
(だったら離せよ!)
「この~!絶対に離さないからね!」
「むぐ~!?むぐむぐむぐ!」
(マジ!?窒息死するから!)
彼は今、高校生にしては大きく、柔らかく育った胸にホールドされていた。
「むぐむぐつぐぅ…!」
「何だ。ふざけてる余裕あるじゃん☆」
落ち着け…俺。
こんな時は素数を考えるんだ…
3.141592653589…
あ、違うこれ円周率だ。
何がπだ!頭から離れねぇよ…πが…
「むぐむぐむぐぅ…」
(こうなったら…)
脇腹に何とか手を伸ばし、軽く突っつく。
「ひゃっ!?」
よし…この隙に脱出だ…!
相手が怯んで、拘束が緩んだ隙を付いて脱出する。
「おい!何しやがる!」
俺が拘束を受けていた相手は、俺が逃げて来た相手、湊友希那の幼馴染
とっても過保護のギャル
今井リサであった。
何でこんな風になってしまったかと言うと……
* * *
「はぁ…はぁ…」
勘違いして欲しく無いのだが、別に興奮をしている訳では無い。
走って居るので呼吸をしているのだ。
そして俺は、湊友希那の隙を付いて逃げていた。
せっかく掴んだこのチャンスを逃す訳には行かないのだ。
必死に逃げる。ひたすら逃げる。
黒服の人も居るだろうからそれも避けながら。
すると、前を見ていなかった所為で、誰かに当たってしまった。
ポヨン
ん?これって人にぶつかった時になる音か?
「捕~かまえた☆」
そして、聞こえるのはどこがで聞いたことのある声
今井リサだった。
別名 筑前煮ギャル、母性の塊等など色々ある
「もぉ~友希那だけで心配だったから、着いて来て正解だったよ~」
「さてと、家に帰ろっか☆」
「嫌です。」
「と言ってもまあ、連れていくんだけどね♪」
するとさっと、黒服の人が現れる
「おい…待て…黒服の人って事は…」
頭に思い浮かべるは、こんにちは、幸せな世界(和訳)のバンドのボーカル。
「あっ。大丈夫だよ。こころには言ってないし」
「なら、良かった…って良くないじゃん!離せ!HA☆NA☆SE! 鼻背!歯奈瀬!覇菜世!」
「後で、ちょっとお仕置きするから♪」
「え…?嫌だァァァ!」
そして、俺はお神輿の様に担ぎあげられ、どこかに向かって言って行った…
これからのリサの行動を考えると不安でしょうが無い…
* * *
「はい。あ~ん」
「…………」
「ほら、あ~ん。」
いつもこうだ…
彼女今井リサは、面倒見がいいと言うかお節介と言うか、過保護だ。
今も俺の膝に彼女が座り、スプーンを差し出している。
喉が乾いたので、テーブルにあるお茶まで手を伸ばし取る
…のを彼女に手刀で払われる。
そして、湯呑みを差し出してこうして飲めと強制される。
「あのさ…?俺、赤ちゃんじゃないんだけど?」
「だって、昴逃げるから、アタシが何もかも管理しちゃえば、逃げないでしょ♪」
「発想が怖いし、どうやって湯呑みで逃げるんだよ…」
「えっと…鍵に湯呑みを変換して?」
「錬金術師じゃねえよ…自分の家の鍵持ってるし」
「あぁ、それなら今井家特性南京錠で固めておいたよ♪」
「文字通り固めるんじゃねぇ!あと、今井家特性南京錠って何だよ!物騒だな!」
「家の家訓でね?気になった人が居たら、それで玄関を固めれば、その人と結ばれる。っていう伝説があって。」
「そりゃあ、強制的に2人だけになればなぁ…」
「ってか、好きな人とやれ。俺は関係無いだろ」
「……それ本気で言ってる?」
「うんうん。マジマジ。」
「アタシも含めてだけど、皆異性として昴の事大好きだよ?」
…え?
「マジで言ってる?それ」
「うんうん。本当だってば~」
「道理でアイツらが逃がしてくれない訳だ!」
「1話の方で、『彼は大きすぎる好意を寄せられていた。』って言って無かったっけ?
てっきり知ってる物かと…」
……?
「……あ、うんうん。アレね。覚えてるよ!もちろん。」
「…忘れてたでしょ?」
じとー。こちらを見つめてくる。
「覚えてる。覚えてる。どれ位かと言うとね。
自分が赤ちゃんの時の記憶くらいかな」
「それ絶対覚えてないじゃん……」
「まあ、それは置いといて。もう帰っていいよ。満足したし♪」
「何か怪しいな…」
「怪しく無い。怪しくない。全然怪しくないよ?」
「逆にそう言われると怪しい」
「まあ、本当の事を言うと、今日は軽くだったけど外に行くとこころが本気で探し回ってるらしいから逃げれないよ♪」
「あ…(絶望)コノヤロウ…
「それは死ねじゃなくて、シャインだよ?」
「派遣社員になれなくて死ぬんだ?(難聴)」
「耳鼻科行ってきたら?」
「俺はこころに捕まらず逃げ切って見せるぞ!もうこんな所に居られるか!俺はもう逃げる!」
「そんな丁寧に死亡フラグ立てなくても…」
「フラグは折るもの……だろ?」
「何でそんなにフラグ立てるかな…」
ガチャを勢いよく扉を開け、この市からの脱出を狙う。
外はもう夜。
勝ったな…
夜と言う事は、周りは暗く見えづらい訳で、そうすると見るから無いわけで…
「やったー!やっと…やっと逃げれる…」
「あっ!やっと見つけたわ!」
……嫌な予感がする。
ゆっくりと後ろを振り向くと…
「探したのよ?スバル!世界中ね!
もう少しで、世界中に手配書を出す所だっだわ!」
もう少しで世界中が敵になる所だった…
危ねぇ…
「もう遅いし、送っていくわ!」
「……あの世に…?」
余分に弦巻の力を使わせやがって…
あの世に送ってやる…
見たいな展開だったらどうしよう。
弦巻の怖い所は、文字通り何でもできる所何だよなぁ…
「勿論。私の家によ!」
「嫌なんですけど?」
「ごめんなさい。今の聞こえなかったわ!もう1回言ってちょうだい?」
「嫌です。」
「喜んでくれて私も嬉しいわ!」
話通じないんだけど?
その後、弦巻の家から出してもらえたのは、この日から3週間後だった……
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