少なくとも30話以上書くまで俺は止めない
先日友人との突然の再開を果たした私がギルドに入ると、とある少年が女性ものの下着を両手で握りしめている光景が目に入った。
「助けて下さいアッシュさん誤解なんです!」
その言葉にカズマくんに集まっていた視線が一気に私に向けられる
アッシュっていうんだあいつ
てか知り合い居たんだあいつ
言葉喋れるのかあいつ?
あれ?おかしいぞ、カズマくん達より数ヶ月も早くこの世界に来てるのに名前はしょうがないにしても言語能力の有無すら知られていないのか私は。
「何だこの状況?」
「「「「「おおーーー!!」」」」」
あいつ喋ったぞ
初めて見た
……これからはもう少し喋ろう…
その後、ダクネスという女がカズマくんのパーティーに入りたいと言ってきた
「ちょっと、この方クルセイダーではないですか!断る理由なんてないのではないですか?」
「よかったじゃないかカズマくん、上級職が三人もいるパーティーなんてなかなかないぞ。」
使えるかどうかは置いておくが
「いいか、実はこう見えて俺とアクアはガチで魔王を討伐しようと思っている。」
「そうなのか?」
「ああ、だからダクネスなんかがもし魔王に捕まったりすれば酷い目に会わせれるんだぞ。」
「ああ!望むところだ」
「えっ?」
「昔から魔王に捕まって凌辱させられるのは女騎士の役目だ!」
うわー、こんなに真っ直ぐな目でこんなこと言ってるやつ初めて見た。
『緊急クエスト、冒険者の方はすぐに正門前に集まって下さい。』
なんだいきなり?
「ちょっと二人とも早くしてちょうだい、出遅れてしまうわ!」
周りを見渡すと今まで青ニート先輩やホークウッド先輩のような目をしていた冒険者達が今ではパッチのような顔をしている。
「もう、時間がないから移動しながら説明するわね。」
なんだろう、この駄女神に何か教えてもらうというのは無性に腹が立つな。
「いい?この世界のキャベツは育ったらひとりでに動き出して最後には人知れず死んでしまうの。だったら死んでしまう前に美味しく頂きましょうった話よ!!」
「すまないが、帰っていいか?今金が必要なんだよ」
前までは多少支払いが遅れても許してくれていた教会の(元)持ち主が担保であるロングソードがこの世界で数千万エリスぐらいで売れることがわかったらしく隙あらば取り立てに来る上、最近こいつらに付き合ってたせいでまともに稼げてないのでマジでやばいのだ。
「ププ、本当に何も知らないのね。いい?このキャベツは質が良ければ1玉1万エリスもすることがあるんだから!」
えっ、1万エリス?
待てよ冷静に考えろ、まぁ誤差はあるがエリスの価値をソウルに当てはめればだいたい1エリスが10ソウルだ、えっ?
1匹10万ソウル?
えっ?
たかがキャベツが10万ソウル?
「なぁアクア、そのキャベツは強いのか?」
「まぁ強いと言えば強いけど、基本的には剣で1突きすれば倒せるわよ。」
気がついたらキャベツの群れに飛び込んでいた。
アッシュの家
「うん?どうした貴公。」
「まさか死んでしまったんですか灰の方。」
今思えばあのキャベツは不死人に取っては天敵とも言えるかもしれない。
小さくて攻撃が当たりにくい体に加えあの数とスピード、何の考えもなしに突っ込んでも勝てる敵ではない
「ソラール、お前たしか雷の槍使えたよな?」
「うむ」
「ちょっと来てくれ」
こいつにと少し働いてもらうとするか
アクセル正門前
目の前で一瞬にしてキャベツに殺されてしまったアッシュを見届ける
もしかしてアッシュは凄く弱いのではないのか?
いや、アッシュは貴重な常識人枠なのでこれからも関係は持ち続けていきたいが正直戦力としてはあまり当てにしない方がいいみたいだ
「ここにいたのかカズマ!今から私のクルセイダーとしての実力を見てもらおうと思う。ふふ、今からあのキャベツの集団の中に入るのかと思うと体が疼いてしょうがない。」
ああ、変態が来た。
俺の周りにはこんな変なやつしか来ないのか。今度アッシュにめぐみんとかぼたんを交換できないか聞いてみよう。
「うわぁぁーー!?」
おっと見たことのない冒険者がアッシュの二の舞になりかけている。するとそこに先程まで横にいたダクネスが楯になるように飛び込んでいった。
「凄い!」
「騎士の鑑だ!!」
と周りの冒険者達が口々に言う。
俺も最初のうちは素直に感心したが、だがよく見るとダクネスの顔がだらけている。こいつはどこまでも欲望に忠実だな
「ソラール打て、打ちまくれ。ふはははキャベツがゴミのようだ!!」
ついさっき死んだと思ってたアッシュがソラールさんとかぼたんを連れて戻ってきた。
セリフと見た目のせいで魔王軍の関係者にしか見えない
そのせいか、他の冒険者がちらちらアッシュの方を向いている。
てかソラールさん強いな
「もう我慢できません!」
あれ、頭のおかしなロリっ娘がなんか言い出したぞ
「待て!めぐみん」
「いいえ、もう限界です!」
そういうと、アッシュさんの近くに魔方陣が作られる
「えっ?待てめぐみん、ちょっ近くに私が…」
「エクスプロージョン!」
「グハァァーー!!」
「ふぅ、スッキリしました」
「今すぐアッシュさんに謝りにいくぞ」
その夜
「「「「乾杯!!」」」」
「ようこそダクネス!これでこのパーティーも四人ね」
「6人ではないのですか?」
「ああ、めぐみん言っとくけどあのクソは別にうちのパーティーじゃないわ」
「そうなのですか、そういえばアッシュさんを見かけませんね」
めぐみんがアッシュを爆発させた後あちこち探してみたが結局見つからなかった。死体も見つからなかったので死んではないと思う。めぐみんが「私の爆裂魔法をなめてはいけませんよ、肉片すら残さずに消し飛ばすことなんてお茶の子さいさいですから」と言っていたのは聞かなかった事にした。
「やあ、カズマ君たち」
突然後ろから話しかけられた
「アッシュさん!生きてたんですね!どうです、これから一緒に飲みませんか?」
動いている姿を見れた俺は安堵からアッシュさんを飲みに誘った。
「いや、これから少し街を出るからな」
「えっ!何でですか?」
「何でですか?いやいや、それは自分の胸に手を当てて考えてみればすぐにわかると思うが?」
あ、ヤバいこれはメチャクチャ怒っているな
「すいません」
「別に謝らなくてもいいぞ?まぁ、あれは事故みたいなものだしなハハ。」
「本当にすいませんでした。」
「いやぁ私が取ったキャベツごと燃やされるとはなお陰で金がなくて大変だよ。今月中に100万エリス必要なのになぁぁーー!!!」
俺は誠心誠意を込めた見事な土下座を披露した。
「はぁ…、まぁそういうわけで暫く金稼ぎとレベル上げのためにこの街を出る、何か用があるときはソラール達がいるからそっちに話してくれ。」
「わかりました、ごめんなさい」
こうして哀愁を漂わせている騎士は暫くこの街から姿を消すのであった。
やっと出せました!!
これから少しの間カズマやソラール目線で物語は進みます。
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