今日は天気がいい、まさに平穏を絵に書いたような景色が広がっている。どこまでも続く草原。素晴らしい太陽。そして、女神達とそれを追いかけるカエル。
「ギャァァァァァァ!」
「こっちくんなよ!向こうにいけ!」
「酷いカズマさん私のこと見捨てるの?女神の私を!」
これは決して復讐などではない。この世界にきて初めて殺されてイラっときたわけではない。
「あんた見てないで助けろよ!てか俺たちのレベル上げを手伝いにきてくれたんですよね!!」
「そうよ!早く助けなさいよアンデッドまた浄化されたいの?!」
仕方ない、もう少し遊……修行をつけさせたかったがここは普通にレベル上げさせたほうが強くなるだろう。
「わかった、すまないがこっちにカエルを連れてきてくれ。」
「早くこのカエル殺してちょうだい!!」
ソウルからグレートソードを取りだす。
「ほら連れてきたわよ!早く!お願いもうベタベタは嫌なの。」
アクアの顔には余裕がなく涙目でこちらに嘆願してくる。
大分溜飲も下がったところでカエルの前足を切り取る。バランスを失ったカエルが仰向けに転がったところでもう片方の足を切り取り、最後の抵抗に出してきた舌をグレートソードで串刺しにして地面に突き立てる。
「ほら、止めをさせ。」
そういってロングソードを渡す。
「えっ」
「経験値と言うものは止めをさした人間がもらえるのだろ?ならお前達のうちどちらかが止めをささないと意味がないだろ。」
死にかけのモンスターを殺すのに抵抗があるのだろうか、かなり動揺がみてとれる。
「あの、カズマさん?私ねステータスの限界がもうきてるから、これ以上レベルを上げても意味がないの。だからここは貴方に譲って上げるわ。」
「いやいや、女神ともあろうものがレベルが低いのは体裁が悪いんだろ。ほら、ここは譲ってやるから殺してあげるんだ苦しんでるだろ。」
「ほらクソニートさっさと殺っちゃてよほら」
「譲ってやるって言ってるだろ駄女神」
「また駄女神って言った!もう許さないわクソニート」
「許さねえのはこっちだよ駄女神お前がいなかったら今頃俺はチート能力でハーレム作ってたんだよ!」ぐさっ
「「ぐさっ?」」
音源を確認すると俺の持っていた剣が??さんの胸を貫いていた。
ー???の家ー
「すいませんでした。」
この世界にきて今まで死んだことはなかった。それがすでにこの女神達に関わってからすでに二度も死んでいる。もうこれ以上関わるべきではない。
「ああ、それとロングソードを返してくれないか?」
「どうぞ、てか本当にすいません。」
「まぁ、別に気にしなくてもいい。死ぬのは俺の目標みたいなものだしな。」
生き返ることのない生者に戻る、それこそが私の長年の夢だった。まぁ、半分諦めているが。
「死ぬのが魔王討伐の願い事ですか?」
魔王討伐の願い事?何だそれ?エリスから聞いてないぞそれ
「あの、その願い事とはどういったものなんだ?」
「えっ!知らないんですか?」
「ああ、それとタメ口でいい。」
無理に敬語を使われるのは何だか気分が悪くなる。
「えーと、転生者が魔王を倒したとき何でも一つだけ願いを叶えてくれるらしいぜ」
「何でも?」
「何でも」
「そうか。魔王城ってどこら辺だ?それとアクアだったか?お前のとこの駄女神借りていくぞ。」
「えっ?」
「安心しろあれだろ?魔王ってパリィが効くんだろ?わかってるこっちの糞神も同じようなもんだったから。」
「なに言ってんだよ!それとあんたキャラ崩壊してないか?」
キャラ?なんだそれ?そんなもん数千年前に燃え尽きたわ!俺の長年の夢がやっと叶うというのに落ち着けと?やっと叶う。あっちの糞神に騙され数千年やっとまともな人間に戻れる。待てよ?
「誰がそんなこと言ったんだ?」
「アクアっていう馬小屋に残してきた駄女神だよ」
危ない、また騙されるとこだった。神のことは信じてはいけない。あの世界で学んだ少ないことの一つだ。
「お前これからどうするんだ?」
「いきなり話しを変えるんじゃねーよ」
「とりあえずパーティーメンバーを増やすことを勧めるよ。じゃあな」
「あんた面倒くさくなっただろ。」
そう言ってカズマくんを家から追い出す。
「火防女いるか?」
「はい、灰の方」
「お前って年取るのか?」
「はい。」
「そうか。それなら早く死ぬ方法を見つけなきゃな。」
「何ででしょうか?」
「一人だけ生きててもつまらないだけだろ。」
はぁ、早く人間になりたい!
すいません遅れました。本当に申し訳ない。インフルエンザやらテストやらで。全然書けませんでした。
メイン弓さん誤字報告ありがとうございます。