(↑これよく見ますよね)
「「「「乾杯ー!!」」」」
私達は今クエスト達成のお祝いにご馳走を食べている
「ウワッハッハッハ!!、あまり喋らなかった貴公がこんなに愉快な仲間に囲まれているなんて驚いたぞ!」
いやいや、驚いたのはこっちだよ!
昔の記憶には自信がないが、たしかこいつ死ぬ前に『太陽が見つからない』とかいっててめちゃくちゃ暗い雰囲気だった上、亡者化して私に襲いかかってきたのに、元気だなおい!もしかしたら戦わないといけないとか思ってた俺の気苦労を返せよ!
「へぇ~昔のアッシュさんってどんな感じだったんですか?」
「うむアッシュは強かったぞ、だが結構うっかりしているところがあってだな、これはアッシュと二人でガーゴイルと戦ったときの話なんだがあと少しで倒せるというところで………」
どうしてこうなったっけ?
___________
一時間前
パチ
「うん?うーむどこだここは?」
「やっと起きたか。」
「貴公は!」
「私のことを覚えているか?」
「ああ覚えているとも当たり前だ、ついさっき貴公と話したではないか!」
「ついさっき?お前が死んだのは結構昔のことだが。」
「そうなのか?まぁ貴公がそう言うならそうなのであろうが。」
(やはり、死んだ直後にこの世界に飛ばされたのか)
「それで貴公の後ろにいる御仁達は?」
「ああ、こいつらは…「私は水の女神であるアクア様よ!」」
「ほう、貴公はアクアというのか私はそこにいる…えーと…ゴニョゴニョの友である「ちょっと待て!」…うむ?」
「うむ?じゃないぞおい、まさか私の名前を忘れたのか?」
「すまない…。」
「本当に忘れたのか。」
まぁ私自身忘れたし、しょうがない…のか?
「これは当てつけというわけではないが貴公は私の名前を覚えているだろうな?」
「も、もちろんだともえーと、ソウーンだろ」
「最初の一文字しか覚えてないではないか!!」
「仕方ないだろ、お前が死んで何年経ってると思ってるんだ!」
「私の名前はソラールだ!今度こそ忘れてくれるなよ」
「あの~、本当にあなた達って友達なの?」
「「そうだ」」
((お互いの名前を忘れている友達って一体))
そしてこの世界のことを話して現在に至る。
「今回はアッシュの奢りだからお金のことは考えなくてもいいわよ!」
「おいアクア、そういうことは金を払っている私が言うべきことじゃないか?」
「爆裂魔法は体力を使うのでありがたいです。」
「いつの間に混ざったんだお前は。」
「すいませんアッシュさん、奢ってもらって。」
「別に気にする必要はない、アクアにはかぼたんを生き返らせてもらったからな。」
「そうよ…モグモグ…別に気にする…ゴクン…必要はないわよカズマ。」
「食べながら話すな。」
女神のくせに品がない。いや、別にうちの世界の神が品行方正だったわけではないんだがな
「そういえば、かぼたんはどうしたんですか?」
「少し傷が深いみたいでな、家で待ってるみたいだ」
「そうですかそれは大変ですね。」
おいアクア、カズマ何故こっちを見る?
「そうだ、ソラールお前はこれからどうするんだ?」
((話を変えた))
「そうだな、貴公と同じように冒険者をやろうと思っているが、もうひとつやろうと思っていることがあってな。」
「なんだ?また太陽探しか?」
「それも勿論するが」
((太陽探し?))
「この世界で太陽信仰を広めようと思ってな。」
「太陽信仰か。」
「ちょっと、アンデッドが勝手に私の商売敵を立ち上げるなんて絶対に許さないから!」
((太陽信仰?))
「ああ、元の世界では何故か廃れてしまってたからな。」
「ちょっと無視しないでくれる!!」
「すいません太陽信仰とはどういったものなんでしょうか?」
「太陽の長子と誓約を交えて太陽の戦士になることだ。」
((太陽の戦士?))
(てかこの人のアイデンティティーの半分以上を太陽が占めている気がする)
「太陽の長子って今日会ったデカイ人のことですよね?」
「ああそうだ、だがあの方は人間じゃなくて神だからな。」
((神?))
「えっ、あいつ神だったの?」
「貴公、太陽の長子に会ったのか!」
「ああ、こっち(の世界)に来てるぞ」
「おお!それは会ってみたいな。」
「でもあいつ精々信者はあんた達ぐらいでしょなら、案外すぐ消滅しちゃうかも知れないわね。」
消滅?
「アクアそれはどういう意味だ?」
「この世界ではね神は信者が力の全てなの、だから信者がいないと消滅しちゃうの。」
(((だから、カエルに食われそうになっていたとき助けてくれたのか)))
うん?待てよ、
「要するに信者数が多いほど力も大きくなるのか?」
「ええそうよ」
あれ以上強くなるのか、ちょっと想像できないな
___________
三時間後
「ここら辺でお開きにするか。」
「そうね、お腹もいっぱいになったし。」
まさか、めぐみんと駄女神が一番食うとは思ってなかった、てか食いすぎだろ、私の所持金のほとんどを持っていきやがった
「じゃあなまた明日。」
「ああ。」
テクテク
テクテク
「私は嬉しく思うよアッシュ。」
「いきなりどうした?」
「貴公は自我というものが薄かったからな、気分を悪くするかも知れないが貴公に対して操り人形のようなイメージを持ったこともあった。」
「…操り人形、か」
確かにそうだった、昔の火を継ぐという目標ですら元々は私を牢から出してくれた不死のものだったし、それこそ神からすれば私など使い勝手のいい人形のようなものだっただろう
「だが、今の貴公からはそのような感じはしない、その事に対して私は一人の友として嬉しく思う。」
なんだろう凄く恥ずかしい
「そうか、私としては太陽虫に殺された経験を活かしてお前がもう少し用心深くなっていることに期待していたのだがな、まさかカエルに食われているとは思わなかったよ。」
そう言うとソラールは少し驚いた顔をして、笑いだした
「ウワッハッハッハハ、確かにその通りだな!貴公が変わったのだ私も精進せねばな!」
「「ウワッハッハッハ!!」」
笑うのは何年振りだろう。
私はあの暗い世界で何年も縛られて生きてきた、いや違う私を含めた全ての人間はあの世界に捕らわれている。
いつの日か、ソラールや、太陽の長子のようにこの世界に来る者達が笑うことのできる居場所を作っておこう
それが一度火を継ぎ、あの醜き世界を生き長らえさせた私のできる唯一の償いだと信じて。
???「ああ、我らが闇の王よ、あなた様もこちらの世界に来ておられるとは。」
念のため言っておきます作者は
主×ソラール
とか考えてません。
かぼたんが一番かわいい