旅のとき、そこでしか食べれないものが食べたくなって 作:鳥頭堂正太郎
枕草子、春はあけぼのより
春は揚げ物。
やうやう白くなりゆく肉ぎわ、すこし赤びて、ソースかけたる 衣の厚くたなびきたる。
夏はそうめん。
湯上がりはさらなり。昼もなほ、汗の多く流しがちたる。また、 ただ一つ二つなど、こおりが浮き冷たいのをすするのもをかし。露など飲み干すのもをかし。
秋は秋刀魚。
夕日のさして山の端いと近うなりたるに、秋刀魚を焼くとて、三つ四つ、二つ三つなど、七輪に並べるのさへあはれなり。まいて煙などの あげたるが、部屋こもるのはいとをかし。身を食いはてて、腸、舐めるなど、はたいふべきにあらず。
冬は鍋物。
おでんの煮えたるはいふべきにもあらず、しゃぶしゃぶのいと白きも、また さらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、すき焼き作るもいとつきづきし。 朝になりて、濃く煮詰まりていけば、卵も入れてすき焼き卵丼になりてうまし。
平家物語、祇園精舍より
初音ミクの歌う声、諸行無常の響きあり。
ジークアクスのキラキラ、盛者必衰の理をあらはす。
驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
遠く異朝をとぶらへば、ルーカスのスターウォーズ、ディズニーの白雪姫、香港映画のアクション、スーパーヒーローのマーベル、これらは皆舊主先皇の政にもしたがはず、樂しみをきはめ、諌めをも思ひ入れず、天下の亂れん事を悟らずして、民間の愁ふるところを知らざつしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。
近く本朝をうかがふに、昭和のゴジラ、昭和のヤマト、けものフレンズ、なのは、これらはおごれる心もたけき事も、皆とりどりにこそありしかども、まぢかくは軍艦擬人化ゲーム、艦隊これくしょんと申しし物のありさま、傳へ承るこそ、心もことばも及ばれね。
徒然草、仁和寺にある法師より
鳥頭堂なる人
八代に泊して、高千穂を見まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、車よりまうでけり。
市房ダムの桜などを見て、かばかりと心得て日向に泊まりにけり。
さて、高千穂を済まひて、熊本にたどり着つけること、果たしはべりぬ。
水上村の桜聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。
本日、水上村に至るへ湯前町には、球磨記念館知りけん、ゆかしかりしかど、桜見るこそ本意なれと思ひて、球磨までは見ずと言ひける。
すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり。(結局、後日、球磨記念館には行きました)
あ〜、やっと1000字超えた。