僕のヒーローアカデミア:BEAST ON!   作:u160.k@カプ厨

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修行其の二:バシバシ!激獣拳!!

 ヘドロヴィランに襲われた僕を助けてくれたのは幼い頃から尊敬して止まない№1ヒーロー・オールマイトだった。彼はサインにも快く応じてくれただけでなく、握手までしてくれた。

 

「それじゃ、画面越しにまた会おう!」

 

 そしてヘドロマンを閉じ込めたペットボトルをポケットに突っ込むと爽やかな笑顔とともに去って行った。

 

「夢じゃないかな……」

 

 未だ実感がわかない。しかしノートに書いて貰ったサインが憧れのヒーローとの遭遇が夢ではなく、現実だったことを証明してくれていた。

 

「もし師匠(マスター)と出会ってなかったら聞いてたかもな、『無個性でもヒーローになれますか』って……」

 

 『もしも』の夢想。オールマイトは僕の問いになんと答えてくれたのだろうか?

 

 優しさ故の厳しさで『無個性でヒーローが務まるとはとてもじゃないが言えない』と医師や警察官という別の道にに進むように諭すのか。

 それとも師匠(マスター)と同じように僕の『ヒーローになる』という夢を肯定してくれたのだろうか?

 

 それは僕にはわからない。

 

 それでも今の僕には自分の道を進む力である獣拳が、そして師匠(マスター)がくれた言葉がある。今はそれで十分だ。もしオールマイトの答えが肯定だったりすれば僕は調子に乗り、慢心していたことだろう。

 

「よし!罰としてメンチカツはお預け! 帰って修行だ!」

 

 自分の頬を両手でバシバシと叩いて気合を入れ、家に向けて走り出す。

 

「そうだ!オールマイトのサイン入りノートを入れて飾るための額縁を買って帰ろう!」

 

 予定を変更して商店街へと向かう。これは緑谷家の家宝にしよう。

 

 ----------------------------。

 

 商店街に到着した出久の耳に聞きなれた爆発音が届き、なにかが燃えているような焦げ臭さが鼻を突く。音のした方向に目を向けると、そこには人だかりが出来ていた。

 

「あの、なにかあったんですか?」

「あぁ、ヴィランが暴れてるんだよ。しかもなんかスゴイ個性の中学生が人質になっててヒーローも手出しができないみたいなんだよ」

 

 『スゴイ個性の中学生』と聞き、先ほどから響き渡る爆音が出久にその人質が誰なのか想像させる。

 

 そして、その予想は残念なことに正解してしまっていた。

 

「かっちゃん!?」

 

 さらにその爆豪を人質にしているのは先刻オールマイトが捕えたはずのヘドロマンだった!

 ヘドロマンの身体に囚われる爆豪の目は絶望と恐怖に染まっていた。

 

「おい!バカ!なにやってる!?」

「止まれ!止まれ―!」

 

 気づけば出久はヘドロマンに向かって駆け出していた。その耳にはすでにプロヒーローたちの制止する声は届いていない。

 

「テメェ、さっきのガキか!テメェのせいで俺はあの筋肉野郎につかまったんだ!!たっぷりお礼をしてやるぜェ!!!」

 

 言うやヘドロマンは己の前に立ちはだかった出久に狙いをつけて爆破を放とうとする。

 

「激獣剣歯虎(スミロドン)拳!」

 

 出久から剣歯虎(スミロドン)の幻影が立ち昇る。しかしそれは幻影ではない、出久の己の内にある獣の姿を模した激気(ゲキ)である!

 

激技(ゲキワザ)穿穿弾(センセンダン)!!

 

 そして激気の獣は螺旋回転しながらヘドロマンに突進した!

 

「なっ!? ッグギャアァァァーーーッ!?!?」

 

 出久が放った激技は爆豪からヘドロを引き剥がし、そのままヘドロマンを弾き飛ばした!

 その隙に出久はむせ込んでいる幼馴染に駆け寄った。

 

「かっちゃん、大丈夫!?」

「デク!? なんでテメェが……!」

「君が……君が、助けを求める顔してた……!」

「……ッ!」

 

 爆豪の無事を確認し、出久は安堵の息を吐いた。

 

「っのクソガキがァアァーーーーーーーっ!!!!」

 

 自分が捕まる原因を作り、さらにせっかく捕まえた強い個性を持った人質兼隠れ蓑を奪還しただけでなく、ブッ飛ばしてダメージまで与えた出久に対し、ヘドロマンの怒りは頂点を超えていた。

 怒りにまかせて背後から仕掛けた奇襲。だがその凶行は逞しい巨腕によって止められていた。

 

「情けない……本当に情けない!子供が命懸けで戦っているのに、大人がそれを見ているだけなど!!」

 

 その腕はすべての人を守り、悪しきを砕く剛腕。体から煙を出し、喀血しながら、それでも『平和の象徴』ことオールマイトはそれでも笑顔を見せる。

 

「ヒーローはいつだって命がけっ!」

 

 握る拳は正義の証。

 

DETOROIT(デトロイト) SMAAAAASH(スマッシュ)!!!」

 

 その剛拳はヘドロマンを再びブッ飛ばし、その拳圧は火の海になりつつあった商店街の火災を消し止めた。さらに空を穿つ上昇気流を生じさせ、雨雲を作り出した。

 

 人々はオールマイトの天候まで拳一つで変え、雨まで降らせてしまうと言う奇跡のような所業と活躍を、そしてヘドロマンに囚われながらも必死に耐えた爆豪のタフネスさと優れた個性を褒め称えた。

 

 そして、地面や屋根を叩く雨音すらかき消すような歓声とオールマイトを称える声はしばらく収まることはなかった。

 




~??の獣拳アカデミア~

??「激気!それは心に獣を感じた時に沸き上がる情熱であり、獣拳の力の源です!ブンブーン!!」
出久「獣拳使いは激気を高めることで無限の力を引き出すことができます!」
??「激気にはさらに上の存在や亜種的な存在があったり、研ぎ澄ませたりすることのできる凄いモノです!」
出久「僕もそれを使えるように頑張らないと!」
??「私も及ばずながら応援させてもらいますブンブーン!」
出久「次回は少し時間がすすんで雄英高校入学試験!」
??「ヒロインのあの人が登場しますよ!」

出久「さらに向こうへ!」
出久&??「「Puls Ultra!!」」
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