オーバーロード セバスのほのぼの日常   作:きりんじ

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セバス様のカッコ良いところって?

という事なのよ〜。セバス様はカッコいいでしょうワン?」

 

「カッコいいですぅぅぅぅー!!そんな一面があったなんて・・・見たかったー!!そんな時を見られないなんて悔しいです!!」

 

 

ペストーニャは、ツアレがいない頃のセバスについての話をしていた。

それを聞いたツアレは羨ましそうに目をキラキラとさせ、こぶしをぐっと顔に近づけて本当に悔しそうに見えた。

 

「セバス様を創造されたたっち・みー様は、それはもう・・・素晴らしいお方でした、ワン!だからこそ、あんなに素敵なセバスを創造されたのも頷けるワン・・・」

 

「いいですね〜。私はまだお会いして数ヶ月しか経ってないです・・・。もっとセバス様とお会い出来る回数増やしたいです・・・」

(私は会ったら会ったで、何も言えないんだけど、お茶会の時ぐらいは願っても良いよね?)

 

 

 

ペストーニャは席を立つと、キッチンから紅茶のポットを持ってきた。

「このお茶には、美しくなる成分がたっぷりと配合されているワン!これ飲んでセバス様にお会いする前に、綺麗になろうだワン!」

 

「そうですね!沢山飲んで、セバス様を驚かせましょう!ふふふ♪」

ツアレは何故か、立ち上がり敬礼をした。

 

そして、二人はお互い顔を見合って、笑い出した。

 

ツアレは着席すると、話すのに夢中でプジングをまだ食べていなかったことに気づき、スプーンを手に取り一口食べた。

 

「うーん、甘い~!美味しいです!甘さがバッチリで、何個でも食べられそうです〜!」

 

ナザリックの地下大墳墓の食堂でもデザートは出るのだが、

だいたいは人間の味覚には合わないほど無味無臭な味か、甘すぎてもういらない!となる極端な味ばかりだった。

 

そのためツアレはデザートを欲していた。

 

「ツアレが美味しいと言うのならこの味で問題ないワンね!

実は、人間種のモンスターや人間をこれから捕縛した時にストレスを溜めないように、拘束する技を探せとのアインズ様からお達しがあったのだワン」

 

 

「そうなんですね。ストレスがあると逃げ出しにくくはなるかもしれませんね。

私もセバス様がいなかったらここにはいないですし・・・さすが、アインズ様は素晴らしいお考えをお持ちですね!」

 

 

「私は美味しい食べ物を食べたら逃げ出したいとは思わなくなるはずだから、それを計画プレゼン会で発表しようと思っているのだワン!

だから今回は、念のためにデザートを人間のツアレに味見をして欲しかったんだワン」

 

「そうだったんですか・・・私でペストーニャ様のお役に立てたのなら良かったです!」

 

ツアレは人間でも役に立てることがあるんだと嬉しくなった。

 

 

 

二人で楽しくお話をしていると、急いでセバスがキッチンに入ってきた。

「お二方、大変お待たせいたしました」

 

「あ!セバス様!お疲れ様です!」

「あら~セバス様!間に合いましたワンね!」

 

一緒にお茶会をできないと思っていたツアレは嬉しくて、セバスに大きく両手で手を振った。

セバスもその嬉しそうなツアレを見て、顔を綻ばせる。

(ふっ、ツアレは本当に笑顔が素敵ですね。後でご褒美でも差し上げましょうか・・・)

 

セバスはツアレに対しては評価が甘いのだった。

 

 

セバスは席に着くとプルンとしたプリンをスプーンですくう。

「ほう、こちらはツアレが作ったのですか?綺麗な色ですね」

 

「ありがとうございます、セバス様。ペストーニャ様に教えて頂きながら、作りました!」

 

セバスがプジングを一口食べる。そして、その様子を心配そうに見つめるツアレ。

「・・・お味いかがでしょうか?セバス様?」

 

「うむ!プジングのなめらかな舌触りが良いですね。甘さもちょうど良いですね」

優しい笑顔でツアレを見つめ返す。

 

「やだもうー!!熱いわー!熱い!ワン!うふふ♪」

その二人の様子を見たペストーニャは嬉しくなった。

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