悪性隔絶魔界都市<新宿>   作:ハイカラさんかれあ

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転生担当の神(年齢不明)は語る。

神「話をしよう、あれは今から36万・・・いや、1万4000周前だったか
まあいい 私にとってはつい昨日の出来事だが、
君たちにとってはたぶん明日の出来事だ」





「拝啓おふくろ様、今年もまたジューンブライドというイベント業界に踊らされる連中の結婚報告が届きました。
たまに知己に会うと『ウチの彼女がさー!』『嫁がさー!』『子どもがさー!』と愚痴風自慢をしてきて非常にウザいです。

かー! アイツラマジで死なないかなー! 
宝くじでも当たって絶頂まっただかなかで急死して、残った家族が路頭に迷わないように財産とか後始末キッチリした状態になって死なないかなー!!!
……残される家族が可愛そうだからやっぱ死ぬの無しで。
あー! マジであいつら体を伸ばしてる時に足でも攣らねーかなー!」

神「(うわぁ…)そんなんで大丈夫か?」

「ああッ!? 色々やりました…。やったんですよ!
これでもモテるために必死に!  その結果がこれ(非モテ魔法使い)なんですよ!!

ジムに通って! 話題作りのために本やTVや映画などの情報集して! 
趣味でもない流行の音楽を聞いて! 
興味のないアイドルユニット全員の名前と顔を全部覚えてプロフィール暗記して!
それなのに今はこうして女っ気が砂漠みたいな人生を歩き終わってる!
これ以上何をどうしろって言うんです!?  何と戦えって言うんですか!?」

神「お願い話を聞いて」

「・・・・・・モテたい! この狂おしいまでの渇望、決して女性にはわからない!
モテたい!! モテたいんだよ!! この願いが叶わぬならもはや生きていてもしょうがない

そうだ、腹を斬ろう! この熱い血潮を持って世界中のリア充達への異議申し立て、
及び呪いになるようにここに辞世の句を刻みます(チャキッ)
『モテたいな あぁモテたいな モテたいな』 フンッ! (ザシュ)」

「介錯しもす!」

そのまま首を刎ねられた。

「非モテを笑うたこと許せ!」
「合掌ばい!」


神「死んだ後に神に会っていきなり切腹とかないわ(唖然) 
ってかあんたら誰???」
「薩摩の狂犬ども。 獣とは貴様らの如きを言う!」
神「いや、お前も誰だよ!」





神は言っている、ここで死ぬ定めではないと


神「――そうしてモテるように生まれ変わったのがお前だ!」
いつわ「嘘だと言ってよバーニィ!
――ああ、そういえば、前にもこの話をしていたな」
神「然り。然り。百億回も繰り返した」


というわけでいつ新宿にいけるかわからない
暗闇の荒野を疾走する悪性隔絶魔界都市<新宿>-序章-
はーじめーるよー


新・悪性隔絶魔界都市<新宿>-序章-(Ⅲ)

「それじゃあシミュレーションを開始するよ」

「はーい」

 

現在いつわはカルデアで初めて戦闘訓練を行うべくシミュレーター室に居た。

シミュレーターを稼働させるカルデアのスタッフ達は皆サングラスやバイザーなどをつけていた。

そうでないと網膜にその美貌が焼き付いて脳内麻薬の成分と化したように記憶野の一部に運ばれ、長い間、もしかしたら一生離れてはくれないのだ。

 

「おー、実体化した」

 

目の前に現れたゴーレムにいつわは感嘆の声をあげた。

普通の人間なら攻撃が当たったら一発で昇天しかねない質量のゴーレムをみながら本人は『リアルソリッドビジョンだ、後でデュエルが出来ないか聞いてみよう』と呑気な事を考えていた。

 

 

「大丈夫なんですかあの子?」

「本人は大丈夫だと言っている」

 

カルデアの職員がすぐ側の同僚に尋ねた。

この世の住人とは思えない程の玲瓏な顔を持つ少年のことである。

一目で尋常じゃない人物だとはわかるが魔術師ではないと聞く。

いくらシミュレーションとはいえサーヴァントなし。

しかも相手は立ち回り次第でサーヴァントすら不覚を取りかねないゴーレムだ。

普通に考えると逃げることがせいぜいで倒すことなど出来ないはずだが?

 

シュミレーションが開始していつわにゴーレムが襲いかかる。

それに対していつわは「わー、すごーい、たーのしー!」と棒読みしながら棒立ちしたままであった。

他の職員が本当に大丈夫なのかと眉をしかめた時にそれは起きた。

殴りかかろうとするゴーレムが腕を振りかぶった次の瞬間にその腕が後方に吹き飛んだ。

ゴーレムに対して起きた奇妙な現象に職員たちは目を開いた。

機材の方を見ると一切の魔術反応は感知されていない

 

「おー、すごい、下手したら反応しないかもしれないと思ったけどちゃんと出来てる」

 

それを成したであろう魔貌の持ち主はいっさいその場から動いておらず何かをしたようには見えない。

いつわは動物学者が希少動物の行動を観察するようにゴーレムを興味深そうに見つめていた。

これが生物であるならその得体の知れない攻撃に慄き逃げ出す準備をしたかもしれないが

命ぜられるまま行動するしかできない哀れなゴーレムはそのまま逆の手で殴りかかろうとして、身体を十字に薄紙にハサミを入れたかのように簡単に裂け崩れ落ちた。

職員達からするといつわがただ棒立ちしているだけでゴーレムが自壊したようにした見えない。

 

 

その姿を見て職員は「美」という漢字の由来を思い出した。

丸々と肥えた大きな羊を神への供物にした姿だという説がある。

羊を頭から真っ直ぐ真っ二つに割いて広げた状態にするらしい、それを表わしている字なのだと。

ゴーレムの姿はさながら現世に降り立った神に対して生贄に捧げられた供物にも見えた。

 

 

いつわはシミュレーションが終了したのを確認するとそのままスタスタと部屋から出て行き職員達に声をかけている。

魔術師でなくともカルデアの一員として認めることに否を唱えるものはすでにいなくなった。

しかし、いつわの背中を見て職員は思った。

醜悪な怪物らしい怪物などと違い危険な存在とわかっていても目の話すことの出来ない魂さえも虜にしてしまう、とてもとても綺麗で。

――残酷な、あの姿。

あの少年は凡庸な自分のような人間などでは理解できないぐらいの怪物なのではないのか?、と。

 

(シミュレーターでどうやって遊ぼうかなー! 

いや、待て私的利用だと文句言われそうだな説得する上手い手段は……)

 

秋いつわは顔と技量に似合わず内面はライトなオタクであることをカルデアの職員は知るはずもなかった。

これはカルデアでジャパニーズサブカルチャーが流行る前の話。

流行った後にシミュレーターを最も使用したのはいつわであるのは余談である。

 

 

 

1、

秋いつわが使う武器は特殊鋼で作られた太さ1000分の1ミクロン、ナノサイズだ。

風にそよぎ、軽さはほとんど感じられず、存在していることすら認識できないような糸である。

だが秋いつわの神業ともいえる指さばきによりチタン合金でさえ斬断し、数ミリから数キロを移動してのける。

血を這い、壁を伝い、密閉された大金庫の隙間から忍び込み、接触した相手の情報を伝え、緊縛した者を激痛地獄に落とし、死者さえも操り人形として自在に操作するのだ。

 

「筋骨隆々で拳を武器にすることからおそらく一体は『怪腕のゴズール』、うーん、もう一体は誰だろ?」

 

 

立香とマシュが戦場から離脱したことにより戦闘に突入したいつわとサーヴァント。

少々曖昧な記憶だと特異点Fの冬木で行われた聖杯戦争のアサシンクラスは『呪腕』のハサンだった気がするが複数の個体を使役するとなると『百の貌』のハサン、あるいは『百貌』のハサンであると推測される。

自分という異物が居るのでこの程度の差異はいつわの想定内に収まっている。

 

いつわの眼の前に拳ダコが見えるぐらいの距離まで拳が迫る。

その拳がいつわの命へと届いたと相手が認識した刹那、いつわの体が糸で引っ張られ移動する。

すぐ横を通り過ぎる巨漢を切り裂かんと指に意識を向けると冷たい感触が頭に向けられているのを感じ、意識を攻撃から防御へと切り替える。

するとすかさずこちらの頭部をめがけて弾丸もかくやという速度で短剣が飛んでくるのを妖糸を使い弾く。

 

 

その巨体に見合った人体を容易くしうる破壊力を持つ巨漢とその陰に隠れながらこちらが攻撃を回避するタイミングで生まれる隙を狙い短剣を投げる痩せっぽち。

 

(デカイ方の攻撃を食らう気は全くしないけど回避して反撃に移る前にしてくる牽制の投げナイフで、こちらの攻撃をする『機』を与えないコンビネーション、相手の立ち回りが上手くて嫌になるね)

 

秋いつわは魔術師ではない、魔術の才覚はあるらしいが本人に命をチップに根源に辿り着くという野心もないので最低限の暗示や人払いだけは学んでいるが正直素人に毛が生えた程度である。

魔術師としての実力はカルデアの中でもダントツの最下位である。

 

だが山奥に存在する退魔の血を引く特殊な技術を継承する一族の出であり、その中でも歴史に残る天才と称された天賦の才は圧倒的でカルデアのエリート中のエリートたちが集められたAチームに所属するに足る実力であった。

その戦闘能力は三騎士に劣るとはいえ対人戦闘に特化したマスター殺しのクラスのアサシンと二体一で妖糸のみで渡り合うその神業、否、魔技とよぶべき恐るべき技量であった。

――しかし。

 

(ぜんぜんあたんなーい)

 

微細に指を動かし見えざる刃を縦横に振るうが滑るような動きでアサシン達は避けた。

いつわ隙をうかがい何度か訪れたチャンスに反撃を試みるが躱されている。

暗殺手段に似たような技術があるのか?

視線や攻撃時の殺気や呼吸から読んでいるのか?

対人特化のアサシンクラスといつわの戦闘手段が噛み合いすぎているのか? 

本来なら攻撃手段もわからない筈の妖糸の攻撃を何故か避けられていた。

 

(やっぱりサーヴァントを倒すにはちと使える技の数が足りないなー経験不足、レベルが足りない!)

 

先祖返りをした混血、先祖代々の独自の術を使う術者などを相手にしてきたいつわだが生まれ持った天賦の才と類まれ糸を使った戦闘方法により同じ技を使う同輩以外で苦戦した経験がまったくないため本人の想定以上に苦戦を強いられていた。

現在のいつわでは攻撃と防御を同時にこなす技が使えないため否応なしに長期戦を強いられていた。

このままでは自分の技術が通用しない事実に焦ってしまい調子が崩れ緊張と疲労の果てにその命を奪われてしまうだろう。

『普通』なら。

 

(相手は短剣を生み出すんじゃなくて使い回すタイプだから、その内弾切れするだろう、避け続けてれば反撃のチャンスがくるだろうからじっくり行こうかな)

 

 

秋いつわの戦闘スタイルは針に糸を通すなどという次元では語れない精緻にして精妙な技であらゆる事態に対処する妖糸、そしていかなる時も自身のペースを崩さない図太さである。

人間の命など容易く奪うサーヴァントを相手にしてもまったく揺るがない精神性こそが秋いつわの強みである。

そして秋いつわの最大の長所は……。

 

バキィーン!!

 

まともに食らったら人体など柘榴のように爆ぜるであろう巨漢の鉄拳を普段どおりの顔で避け。

――ようとして顔に着けていたバイザーが破壊された。

思考の海を漂っていたためバイザーを着用しての戦闘であったのを忘れていたのだ。

一瞬足を止めてその生まれた隙を突くようにいつわに投げられた短刀を妖糸で捌く。

そしてアサシンの二人は『見て』しまった、秋いつわの顔を。

 

 

カルデアのサーヴァント第三号にして技術局特別名誉顧問にして技術開発部部長である人類史上最高峰の天才、『レオナルド・ダ・ヴィンチ』が自分の作ったどんな作品、それこそ自分の代名詞である『モナ・リザ』さえ、その美しさには遥かに及ばないと歯噛みする隔絶した美。*1

たとえどんな苛烈な生を送り、死後も英霊として使役され幾万年の月日を得たとしても。

絶対にその美しさだけは忘れることがないと言い切れる美の結晶がここにあった。

 

見よ! その顔を見てしまったアサシン二人がありえない美を目にしたために動きを止めている。

聖杯に汚染され思考が濁っているが暗殺のプロフェッショナルであるアサシンすらその使命を忘れてしまうのだ。

その美を目撃した対価とでもいわんばかりに若き死神は二体のサーヴァントの首を刈り取った。

秋いつわ、その美しさ、技倆、正に魔人と呼ぶに一切の不足なし。

 

「『バイザーがなければ即死だった』、……うーん、いや、『顔の差かな』の方か?」

 

サーヴァントを倒した直後に言う決め台詞を迷っていた。

実力や風貌はともかく人格の方は魔人と呼ぶには程遠いのが秋いつわである。

 

 

2、

「聖杯戦争、ですか?」

「そうよ、この街の破壊は災害でなく人為的なもの。 となれば聖杯戦争が原因と考えるのが妥当だわ」

「say hi戦争? なんだか馴れ馴れしいテンションの戦争ですね」

「うん、貴女はちょっと黙ってなさい。 簡単にいうとあらゆる願いが叶う『聖杯』を巡っての殺し合いのこと、実はこの冬木では2004年に行われたという記録が確認されている」

「ああ、その通りここ冬木で聖杯戦争は行われていた。 もっともオレ達の聖杯戦争は途中で狂っちまったけどな」

 

謎の衣装に身を包んだマシュに抱えられたまま死地から脱出した立香は逃げ回っている所長であるオルガマリー・アニムスフィアを発見、そのままマシュが敵を撃破して救出、そして立香とマシュは冬木の事態についての考察を聞いていた所を鎌を持った女性のサーヴァントに襲われ絶体絶命のときにキャスターのサーヴァントと名乗る人物に助けられていた。

 

「ある夜を境に街は炎に包まれ人間は消え、サーヴァントだけが残りオレ以外はみんなやられちまった」

「え、それっておかしくない? ドクロの仮面をしたサーヴァントや先ほどの鎌を持ったサーヴァントがいたけど」

「妙な話でな、セイバーに倒された連中は奴の手先になった。 つまりだ、セイバーを倒さなきゃこの聖杯戦争は終わらないってことだ」

 

話を聞くところによるとこの青いローブを纏ったケルトの魔術を使うサーヴァントはケルト神話の大英雄であるクー・フーリンがキャスタークラスで呼ばれた存在らしい。

「槍があればなぁ」「獲物がコレ(杖)じゃなくてゲイボルグなら問題なく一人で片付いたんだけどなー」と本人はランサークラスに未練たらたらであった。

 

「へー、なるほど、よくわからんがボスを倒さなきゃゲームはクリアできないと」

「貴女なんでそんな理解力でカルデアいるのよ?」

「回しますか……じゃない、海外での仕事に興味がありますかYES or NOのアンケートでYESに○をして気がついたらカルデアに」

「えぇ……、なにそれ」

「まずいですよ所長、訴えられたら100%負けます!」

「そ、そんな部下の暴走のせいでカルデアの名誉に傷が! 助けてレフ!?」

「いや、別に訴えませんけどね。 でも……そのためにはわかるでしょ?」

 

そう言った立香は「うへへ、これで天井まで回せる」と人類悪顕現とテロップが出そうな乙女がしてはいけない顔をしていた。

ちなみにガチャは自腹派なのでお金を要求しているのではなくカルデアに入館した際に機密情報の保持のため外部と連絡を取れないようにとりあげられた携帯を返せと言っている模様。

そこにいつわから連絡を切られたために立香の方へと回線を繋げて見ていたロマニが会話に加わる。

 

『悪いけど立香くん、今は外の世界が滅んでるからソーシャルゲームはできないよ』

「え"。 ……わたしは生きる意味をなくしたorz」

『そこまで!? 生き残るために頑張るっていってたじゃないか君ッ!』

「ガチャが出来ないならもうゴールしてもいいよね……」

『いやダメだよ! 諦めたら試合終了だよ!』

 

FXを溶かした人並みにテンションがガタ落ちして地べたに這いつくばる立香にマシュはおろおろして、所長は呆れ、ロマニは励まし続け、キャスターは「このお嬢ちゃん出るとこ出てるけどまだまだガキだな」とこっそり思っていた。

 

「……思ってたんだけどドクター本当に日本のサブカル詳しいね」

『いつわくんがカルデアで色々流行らせたからねー、所長とか一部の人間以外は結構詳しいよ』

「ほうほう」

『残ってるスタッフは特にハマっている連中だ』

「そっかー、熱い浪漫について語り合うためには戦って生き残らなければいけないのかー」

『そうそう、だから頑張ってよ』

「しょうがないにゃー、ガチャを引くために頑張るゾイ!」

「立ち直ってくれたのはいいけど、なんでそこまでガチャに情熱を燃やせるかわからない」

「ドクターのドルオタ趣味と似たようなもの」

『いや、マギ☆マリと一緒にしないでくれ(キッパリ)』

 

完全に立ち直った立香はドクターとオタ趣味談義で大盛り上がりをし、その姿をオルガマリーは冷めた目で見ていた。

 

「ガチャで得られる射幸心こそ人間の求める幸福の形だということを理解するんだよドクター!」

『エゴだよそれは! ガチャは人間全ての欲を飲み干せたりしない!』

「人間の知恵はそんなことだって乗り越えられる! マギ☆マリにガチャ引かせたりすれば萌えるでしょ!?」

『なん…だと…その発想はなかった……』

「……なにこの茶番」

「よくわかりませんが先輩が元気になったからよいことなのではないでしょうか?」

「盛り上がってるところ悪いんだけどよ、そろそろ移動しようや嬢ちゃん達」

 

そう言って杖で肩をポンポン叩きながら行動を促していたキャスターが視線を急に空に向けた。

 

「どうしたの?」

「……新手、いや違うな、ありゃ嬢ちゃんたちの知り合いか?」

「はい?」

 

そう言われて空を見るが何も見えない、いや、銀色の鎧を纏った人影とバサバサと服をたなびかせる黒い鳥のようなものが見えた。

 

『んん? あれは…そうだいつわくんだ! けどこの反応、なんでサーヴァントと一緒にいるんだ!?』

 

3、

少々時間は遡る。

アサシン達を倒すことに成功したいつわは先程の戦闘で破壊された土蔵跡に立っていた。

感慨深そうに土蔵の内部を見渡すと瓦礫の下にある床にうっすらと魔方陣が存在するのを発見する。

 

「これがStay nightの名シーンが行われた場所だな!」

 

型月作品ファンとして、心境は聖地巡礼する信徒のそれである。

テンションが高まり溢れ出した結果、立香達と合流することも忘れている。

そしてこともあろうに名場面を再現するために呪文の詠唱を始めだした。

 

「―告げる汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い この意 この理に従うならば応えよ、誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者。

我は常世総ての悪を敷く者。

汝三大の言霊を纏う七天。

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」

 

言ってやったぜとでもいわんばかりに暗記した呪文の詠唱をしたいつわは満足気な顔をした。

じゃあそろそろ立香達と合流するかと目を開け足を翻そうとすると魔法陣が発光していることに気付いた。

 

「……え? うそーん、マジ!?」

 

体から急速に力が抜けていく、魔法陣に魔力が吸収されているのだ。

そして魔法陣に光が集まり眩い光が視界を包んでいき、いつわは手で光を遮り目をつぶる。

光が収まり目を開くとと魔法陣の上には凛とした空気を纏った、金髪の髪を後ろで結い上げ、青と銀の甲冑を着た見目麗しい少女がそこに居た。

 

「問おう。 貴方が私のマスターか」

 

その少女は、宝石のような目でこちらをみると凛とした声で、そう言った。

その日、運命に出会う。

*1
「単純な美では及ばなくても私の『モナ・リザ』は至高の芸術品なのは揺るがぬ事実だからね別に悔しくないさ、それはさておきいつわくんちょっと絵のモデルに……え、ダメ?」byダヴィンチちゃん




百貌さんを分身したのに強い、強くない?と思わないでもないですが
サーヴァントは人間では太刀打ちできない(※出来ないとはいっていない)という設定と
妖糸とアサシン鯖の相性が悪い+いつわくんのレベルが低いということでご了承ください。


そういえば追いガチャでグラブルはネツァワルピリと金月二個手に入りました。
FGOは日数ボーナスで2030年、コードキャスト、柔らかな慈愛が手に入りました。

……違う、そうじゃない、そういえばSRチケットあったなと思いだして回したところ来ました杉玉!
けど一つじゃ足りないんですよね先は長いです……。

最近仕事であまり時間がない!ので優先して見たい作品を教えて下さいそれを書きます

  • 淫獄都市ブルース
  • 性春姫
  • ポルノ13
  • 悪性隔絶魔界都市<新宿>
  • その他 別の新作
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