山吹色をもっと濃く   作:スタプレ

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山吹ベーカリーのパン食べてみたいですね〜


1章 初めの焦げた香り
1話 初めて山吹色の味を知った


??「いらっしゃいませー!」

 

彼女は元気よく言った。彼女は俺と目が会うと少し目を逸らした。この辺に共学高校はない。恐らく女子高通いで年の近い男に抵抗があるのだろう。

 

それにしてもどれも美味しそうだなぁ。オススメを聞こう。

 

曲「店員さんのオススメは何ですか?」

 

??「あ、えーと...チョココロネとカスタードパンがオススメです。」

 

なるほど、それにしよう。

 

曲「じゃあこの2つください。」

 

??「あ、ありがとうございます...お会計280円です。」

 

今日貰ったお金で支払う。

 

??「ありがとうございました。またお願いします。」

 

あの娘はバイトさんなのか?それとも店の娘さんなのか?前世では抱かなかった疑問が横切る。

 

それにしても、

 

「このパンめっちゃおいしい〜」

 

言葉では言い表せないおいしさ。あ〜たまらねぇぜ!

 

値段もあまり高くないし、朝ごはんはここのパンにしようかな。

 

 

 

それから毎日山吹ベーカリーに通った。流石に毎日同じパンは飽きるかなと思ったらチョココロネだけはそうはいかなかった。

毎日行けばあの娘も自分の顔を覚えてくれた。

 

??「あ、今日も来てくれたんだ〜」

 

曲 「まぁここのパンが上手すぎるからついつい買っちゃうんだよ。」

 

??「あはは、ありがとうございます!そういえばつい最近ここに来たんですか?」

 

曲「まぁ転生でここに来てしまった感じですね。」

 

??「そういえばあなたの名前は?」

 

曲 「曲 星。よろしく。」

 

??「こちらこそよろしく〜でもホントにチョココロネよく食べるね。まるでりみりんみたい。」

 

曲「ん?りみりんって...?」

 

??「あ、気にしないで。私の友人のこと。」

 

前世ではあまり女子に向けて言わなかった言葉を勇気を出して言ってみる。これから仲良くなる為、せっかくこっちに来て初めて友達が出来そうだから。

 

このチャンスを逃してたまるか!

 

曲「あなたの...名前は?」

 

彼女は今日1番のスマイルを魅せて答えてくれた。

 

「山吹沙綾!さーやって呼んでね!」

 

少女の名前はさーや。この笑顔が証明してくれた。彼女と友達になってもいいという証だ!

 

曲「よろしくさーやさん。」

 

沙綾「こちらこそよろしくね、曲さん。」

 

曲「呼び捨てでいいよ。歳もそんなに離れているように見えないし。」

 

沙綾「そうなの?じゃあそうさせて貰おうかな?」

 

曲「うんそうして。」

 

沙綾「ならば私のことも呼び捨てで呼んでよ。なんか友達に慣れた感じがするから。」

 

曲「OK、じゃあそろそろ行くよ。またねさーや。」

 

沙綾「うん、バイバイ。」

 

 

そしてこっちの世界に来て初めての友達が出来てから何週間。

知り合いがいないだけで何故か好きなアニメが存在していた。

しかし重要なことに気が付きました。趣味に投資するお金がありません。

よし、働こう。

 

 

リストは大嫌いな肉体労働か工場のラインばっかり。

 

「接客系はないのかよ接客は。」

 

かと言ってコンビニもなぁ...ん?なんか良さそうなのあったゾ。

 

『ライブハウスCiRCLE』




僕は実際こんなコミュ力ありません。
しばらくこんな感じのサラサラした話が続きます。


次回もお楽しみに
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