本編どぞ
有咲「しばらく蔵には立ち入らないでくれ。」
曲「...え?」
活動休止ライブが無事に終わって何日が経った。はっきり言って沙綾の容態は回復しないままだ。
そして今後の予定についての話し合いの時に突然有咲から立ち入りを拒否された。
曲「......理由を教えてくれないか?流石に理由なしに、はいそうですかとは言えないよ。」
俺だけじゃなく、他のポピパのメンバーもこのことに驚いている。
有咲「お前が...お前がここに来なければ!」
曲「...!?」
有咲「...くっ!」
もう何が言いたいか分かる。だから有咲がこれ以上言えなくてももういい。
香澄「有咲!それは違うよ!」
りみ「そうだよ有咲ちゃん。曲さんは何も悪くないよ!」
他も分かったのか、俺を庇ってくれる。
たえ「何とも言えない...」
まぁこれが普通の反応だわな。
有咲「分かっている。分かっているよ!だけどよ...」
香澄「だけど!」
曲「いいんだよ香澄。」
香澄「まがりん...」
曲「有咲は間違ってない。仲間を想う当然のことだ。」
そして有咲のおかげでモヤモヤが解決しそうだ。
曲「全て俺がポピパに関わったせいで!いや、この世界に来たせいで!俺は彼女、山吹沙綾を苦しめて追い詰めた!!!!!」
全て俺のせいだ!
これがつっかかっていたんだ!
百人中百人が答える。曲 星 お前害悪だよって。
有咲「ご、ごめん。そこまで追い詰めるつもりじゃ...」
気づいたら頭を抱えてブツブツ言っていた。
咳払いをして今を整える。
曲「気にすんな。じゃあ俺はこれで行くわ。まりなさんに言えば担当外して貰えるから。じゃあ」
有咲「あ、ちょま!」
そして逃げるように去って行く。
帰り道に全ての連絡手段を切った。
直々サークルに辞職の意思を伝えないとな。
「あら?曲さんじゃない?笑顔じゃないわね。どうしたの?」
うるさい!俺のせいだ!
「ううん。大丈夫だよ。」
「曲...?なんか顔色悪いけど...?」
黙って!関わらないで!
「大丈夫だ。心配するな。」
「曲さんだよね?大丈...?」
話しかけないで!
「大丈夫。」
「曲...あなた...」
やめろ!これ以上...
「うん。」
早く、家に!
『オマエガイルカラオマエガイルカラオマエガイルカラオマエガイルカラ』
曲 「うるせえ!話しかけんじゃねえ!」
気づいたら家についた。
曲「はぁ...はぁ...はぁ...げ、幻聴?」
幻聴まで事実を突きつけるなんて...
誰の声が分からないところが怖いな。でもはっきりと認めてやろう。
曲「聞けよ!認めてやるよ!俺がさーやと関わったせいで、さーやを狂わしてしまったことを!不幸にさせたことを!!俺はこの世界に来た疫病神だということを認めてやるよ!!!」
力いっぱいに叫ぶが、肯定の声も否定の声も聞こえない。ただ沈黙が流れるだけだった。
曲「......クソが!」
枕を思いっきり殴る。少し亀裂が入ってしまったが、どうでもいい。
曲「はぁ...外に出たくないな。でもサークルだけはいかないと。」
やる気がなくなった俺はこのまま眠りについた。
翌日
サークルに行ってまりなさんに辞めることと、お世話になったので菓子折りを渡した。
まりなさんは残念がっていたものの、自分のことを尊重してくれて辞めさせてくれた。ホントに頭が上がらない。
それから1歩の外に出てない。カーテンは閉めて、鍵も掛けて完全に遮断した。
携帯からは着信がない。全て消してしまったから。
テレビもしばらくは観てない。画面越しの視線と声が自分を心配、非難しているようにみえるから。
あの時の怒りはもう恐怖になっている。
『曲!......いるんだろ?開けろよ!』
曲「ヤメロ!来るな!帰って!」
知らない訪問者が来る度にベッドで震えている。
曲「叶うならば元の世界に戻りたい。逃げたい。」
そして俺の意識はどっか彼方に行ってしまった。
沙綾「曲が最近来てくれない...」
今日もポピパのみんながお見舞いに来てくれている。
香澄「えーっと...実はね...」
香澄がここ最近起きた話をしてくれている。有咲が言ってしまったこと。最近サークルにも顔を出していないこと。
沙綾「そんな...!曲は何も悪くない!」
有咲「私のせいだよ。曲を責めるような言い方をして。サイテーだよなホント。」
りみ「有咲ちゃんも責めないで。」
有咲「ありがとな、りみ。」
沙綾「曲からは私から言うよ。曲をここに呼んで。」
4人の顔がさらに曇る。
沙綾「どうしたの?」
香澄「まがりんと連絡がつかないの。」
沙綾「え!?」
たえ「電話も着信拒否で繋がらない。家に行っても開けてくれない。」
完全に遮断している。というか何か嫌な予感がする。
沙綾「もう1回曲の家に行ってくれる?応答がなかったら扉蹴っていいから。」
ポピパのみんなは早速曲の家に行ってくれた。
あのバカ。私にあれだけ説教したのに私と同じことをしようとするなんて...
有咲「曲!いい加減出てこい!」
ドンドンと叩くも応答がない。
たえ「強行突破だね有咲。」
有咲「と言っても開くのかこれ?」
たえ「バーン!と蹴っちゃっえ!」
いいのかそれで...普通に不法侵入だぞ。
香澄「おたえ一緒にやっていい?」
たえ「いいよ。いくよ、せーの!」
香澄とおたえが扉を蹴ると、勢いよく開いた。
セキュリティ大丈夫かよこの家...
曲の家は異常と言える雰囲気がした。
有咲「おい、気をつけろよ!」
香澄「大丈夫だよ。まがりんいる〜?」
りみ「香澄ちゃん。ちょっと声が...って......きゃー!!」
有咲「りみ!どうしたって曲!」
曲がリビングに倒れていた。
急いで脈をはかる。
有咲「これ...かなり危険な状態じゃ...」
私は急いで救急車を呼んだ。沙綾に続いて曲までかよ...!
言うの忘れてました。もうすぐ最終回です。内容が薄い?知らん。
なんやかんや言うけど最後までお付き合いお願いします。
それでは次回もお楽しみ