ハイスクールD×D〜切札の赤龍帝〜 作:眼鏡熊@ヒロアカ完走
極限の邪龍少年
ーーーーー
俺、匙元士郎がまだ小学生だった時の事。
ヒュゥウウウウウウン⋯!
遠くから風切り音が聞こえてきたかと思うと
ガァアン!
と、爆音を立てて目の前に黒い何かが落ちてきた
「うわぁ!?」
いきなりのことに驚きつつも、黒い物体の落ちてきたところを見ると
「ゆーえすびーめもり?」
そこには黒く、クリアで「青銀色の端子」のゴテゴテしたUSBメモリがあった。小さかった俺は好奇心でそれを拾い上げ、
「うわぁー⋯かっけー!お、スイッチがついてる。押してみるか」
スイッチを押した。すると
『Xtreme!!』
「エクストリーム?」
その瞬間、意識が暗転した。
ーーーーー
目が覚めると、目の前に蛇のような化け物がいた。
「うっ、うわぁ!?ば、化物!?」
『誰が化け物か。我が名は
「五大龍王!?⋯ってなにさ」
『お前は⋯まあいい。』
ヴリトラは嘆息しつつも話を続ける。
『まあ知識をくれてやる』
瞬間、匙の脳内に様々な情報が広がる。
ヴリトラのこと、三大勢力の事、裏社会の常識etc.etc.を得られた。
「⋯え?お前クソ疫病神じゃん」
『語彙力どうしたバラガキ』
思わず、辟易とした顔になる。なんだお前。『力』と『女』を引き寄せる?それ俺が雑魚の場合秒殺やんけ。と。
「えぇー⋯お前渡したら俺死ぬだろ?」
『勿論』
「普通に巻き込まれても死ぬだろ?」
『今のままならな』
「死ねクソ蛇モドキ」
『殺すぞサルガキ』
あぁ、くそ。
「強くなるしかないのかあ⋯」
『その通りだ。諦めるんだな』
ケタケタと笑う蛇野郎を見て匙は決意した。
ーーー『この駄蛇は殴り飛ばす』
と。
しかし、この駄蛇はこの後の人生ーーーー、否、悪魔生で自身を助け、自身の力になる相棒となるのだが⋯匙にとっては今はただの疫病神である。
ーーーーーー
数日後、裏山にて。
『さて、では俺の力を顕現してみるとしよう。本来であれば我が分身に宿っていたのは
「つまり?」
『我が分身は神器を4つ持っているも同じ。という事だ』
「なるほど。んで、どんなことができるんだよ?」
『ではまず我が分身の本来の力、
「わかった」
そう言われ、意識を右手に集める。すると
「うおっ!?なんだこの触手」
『これが
「なにかしら?」
『力であったり、体力であったりだ』
「なるほどな」
なんか、陰湿だなこれ。
『では次だ。⋯そうだな、炎が灯るイメージをしつつ、左手に意識を集めてみろ』
「了解」
続いて、左手に意識を集めつつ、炎が灯るイメージを行う。
「⋯おお」
すると、左手になにか澱んだような黒い炎が灯る。
『これこそ我が呪いの黒炎。⋯そうだな、大抵の敵なら炎と共に呪い殺せるぞ。ちなみにこれが
いやだから陰湿すぎねえ?
『さて、その炎を維持しつつ、そこの石に狙いを定めてみろ』
そう言われ、俺は目の前の小石に標準を合わせる。
すると、その周囲を黒炎が覆って、炎の壁を成した。
『これが
ええ⋯なんかもう、すげえな。
『さて、最後だが⋯こう、体の奥底に力を貯めて、解放してみろ』
あー、きあいだめみたいなものか。言われた通りに力を込めると、周囲が黒い領域に支配される。
『これが
「いやお前本当に能力陰湿すぎだろ!?」
『なにを言っている。我が分身。私は『邪龍』、ダークネスでドラゴンなのだ。そんなかっこよくて主人公然とした能力な訳あるまいよ。』
「ふざけてやがる⋯」
と、そこに、突然声が聞こえた
「あ、匙!」
「!?」
少し向こうに、同じクラスの兵藤一誠が居た
まてまて!これバレたらやばくないか!?
『これは⋯ドライグ!?』
「ドライグ⋯?」
わからん単語だ。兵藤がドライグ?とやらなのか?
と、何処からか来た一誠が俺にこう続けた。
「お前も『
「お前も!?じゃあ兵藤も持ってるのか!?」
「うん。俺が持ってるのは『
「ろんぎぬす?ぶーすてっどぎあ?」
『ロンギヌスーーーー神滅具というのは、
「なにそれすげえ」
主人公かよ。すると、一誠は俺の右手⋯その中の黒いUSBメモリを見て、
「あ!しかもガイアメモリも持ってるのか!」
と言う。おいまて
「これのこと知ってるのか?」
「うん。俺も持ってるからな!」
『Joker!!!』
「まじか⋯教えてくれないか?これのこと」
「いいよー!ガイアメモリっていうのは⋯」
有り体に言うと、『ガイアメモリ』は、地球の記憶を内包したメモリで、その記憶に対応した力を発揮するらしい。
「⋯なるほどな」
「あ、そうだ!どうせなら一緒に修行しないか!?」
「なんでだよ!」
「だって、どうせドラゴンの力に目覚めたら裏社会に首突っ込まざるをえないからな!今から鍛えて全部叩き返せるようにしとこうぜ!」
「なるほど⋯よし!わかった!よろしく頼むぜ!イッセー!」
「よろしくな!匙!」
これが後に実を結び、この時の俺の修行を感謝することになるのは、またあとの話。