ハイスクールD×D〜切札の赤龍帝〜 作:眼鏡熊@ヒロアカ完走
話が終わった後のこと。
「さて、琥太君はどうするの?このまま此処で一夜を過ごす?それとも、家に帰る?」
「俺の家は駒王の方ですし、学校は分体に任せてるので大丈夫です」
「駒王!?結構遠いわね⋯」
「まぁ、それは兎も角、話によれば明日は鮫島?って人を探すんですよね?」
「なのです」
「分かりました⋯あの、そろそろ寝ても良いですか?割と眠気が限界で」
見ればもう夜の10時半。小学四年生程の琥太にはもう眠気が抑えられない時間帯に入るだろう。
「ふふっ、良いですよ。部屋は⋯です。おやすみなさい。コータ」
「ふぁい⋯」
そのまま琥太は部屋に向かい、ベッドに沈み込んだ。
ーーーーー
次の日の朝
リビングに向かうと、とてもいい匂いがした。
「んー⋯?」
寝ぼけ眼を擦りながらリビングに向かうと。
そこには、野菜スティック、オニオンスープ、ツナサンド、ジャムの添えられたフレンチトーストがあり、エプロンを畳む鳶雄さんと、はしゃぐ夏梅さん、目がフレンチトーストに釘付けなラヴィニアさんがいた。
「おお⋯美味しそう」
「あ、琥太君。おはよう」
「おはようございます。鳶雄さん」
「おはよう!琥太君!」
「おはようございます。夏梅さん」
「おはようなのです。コータ」
「おはようございます。ラヴィニアさん」
と、俺は挨拶を済ませ、空いてる席の方に向かいつつ。
「俺の席ってここですか?」
「うん。そうだよ。おかわりもしていいから」
「⋯鳶雄母さんとお呼びしても?」
「なんで!?」
「もうおかんですよ。その料理スキルは」
作る理由に関してもおかんだしな。
「まぁ、兎も角ーーーーーいただきます」
早速ツナサンドを1口頬張り、オニオンスープを呑む。⋯うん。
「凄く美味しいです。鳶雄さん」
「⋯!そう言ってくれると嬉しいな」
思わず笑みが零れるような美味しさだ。
横を見ると、夏梅さんも、ラヴィニアさんも舌鼓を打ちつつパクパクとご飯を食べている。
「カップ麺の袋を開けたままにしてしまったので、後でヴァーくんにあげるのです」
「「ヴァーくん?」」
俺は知らない風に、鳶雄さんは本当に知らないのでその名に疑問符を浮かべつつその名前を呼んだ。
「このマンションに住む琥太君くらいの生意気な男の子の事よ。カップ麺ばかり食べててね、私達のカップ麺もその子から貰ったの。成長期なのに不健康すぎだわ。今度幾瀬くんの料理を振る舞ってあげてね!」
やはりこの世界軸でもラーメン大好きは変わらないか。
「あ、夕飯は僕も手伝いますよ」
「え?良いのかい?」
「勿論です。僕も料理は得意ですから。手伝わせて下さい」
「わかった。ありがとうね」
「いえ、当然の事ですし」
作ってもらってばかりはなんか申し訳ないからな。
「さて、今日の予定だけれど」
軽く纏めると、これからの予定は町外れの廃業したデパートに居るであろう『鮫島綱生』の保護で固まった。その為に今朝食を済ませ、マンションから出た。
ーーーーー
デパート内部にて
「やっぱり、暗いわよね」
夏梅さんの呟きは、小声ながら店内に軽く響いた。
「ーーーーーああ、そーだな。『
突然、男の声がした。
「なっ!?」
「ウツセミじゃ⋯ない!?」
それに対し、ラヴィニアさんと俺は静かに戦闘態勢を取り、鳶雄さんと夏梅さんも仰け反りつつも戦闘態勢に移る。
「俺は虚蝉機関の用心棒を務めている。名前を名乗るつもりもない。恨みは無いが、死んでくれ」
と言い、こちらに向かってくる。が
「随分と単調だな?用心棒」
修行で使えるようになった瞬動を利用して用心棒の腹に拳を添える。そしてーーーーー
「
雷の投擲を解放し、雷の投擲槍を排出し、用心棒を突き飛ばす。
「鳶雄さん、ラヴィニアさん、夏梅さんは鮫島さんを。俺はこの用心棒を片付けますので」
「⋯わかったのです。さぁ、行きますよ!トビー、夏梅!」
「ーーーッ、わかった!任せたぞ!琥太君!」
「無茶しちゃダメよ!」
「安心して下さい。コイツ程度には遅れを取りませんから」
「ーーー、そう簡単に逃がすとでもっ!」
「
「ちぃ!面倒なっ!」
そして、走り去る3人を逃がさんとする用心棒何某に『魔法の射手』で牽制する。
「⋯さて、無事に行ったな。じゃあーーーー」
覚悟しろ。
瞬動で用心棒の目の前に接近。そのまま腹に蹴りを入れる
「ガッ、ハァーーーー!?」
デパートの壁に叩きつけられる用心棒を他所に、俺は呪文を紡ぐ。
「アストラ・マ・ストラ・アウストラ!
呪文を完成。そのまま打ち出す所をーーーー
「『
固定!そうして魔力をこの手に収めて、
「『
この身に浸透させる。
「
そうして成されるは『
「な、なんだ、それはっ!」
「君に教える必要、あるかな?」
「ちぃっ!」
すると、用心棒とやらは神器と思われるものを展開する。火炎を宿した両手⋯『
「『白炎の双手』じゃない⋯いや、亜種か?」
「どうだろうな。行くぞっ!」
用心棒は両手から炎を噴出させ、加速しながらこちらに殴りかかってくる。
「ちっ!」
俺の拳と、相手の拳がぶつかり合う。
俺がまだガキとはいえ『闇の魔法』状態の俺と打ち合える⋯!?ただの人間じゃあねぇな。
しかし、瞬動に対応できてなかった点から異形とも思えない。
「⋯なんだ?お前は」
「それはこっちのセリフなのだがな」
すると、相手はわざと拳を引き、もう片方の拳を叩きつけにくる。しかし
「甘い」
それをそのまま片手で掴み取り、相手を投げる。
「なっ、子供の腕力じゃないぞ!?」
相手は炎で姿勢を制御し直し、立て直す。
「いつまでも相手をしていられない⋯本気を出さなければならないようだな」
すると、相手のオーラが膨れ上がり⋯
「『
瞬間、腕に燃え盛っていた炎は結実し、白く赤い両籠手に、背の方に大きな炎の拳が4つも浮かび上がった。
「『
用心棒は俺に殴り掛かりながら、背後の巨大な炎拳4つを飛ばして攻撃を仕掛けてくる。
「⋯マジかよっ!」
俺は『獄炎練我』の炎の出力を上げ、殴り掛かる。
大きな拳を4連。避けつつ本体とラッシュに入る。が
「ぐっ!?拳が、不規則に速い!そうか、ブースター!?」
「気づくのが早いじゃないか。それ、ご褒美だっ!」
そのまま速く、重い一発を貰い、飛ばされると。
「ぐっ!?がぁあああ!?」
焔の四拳に挟まれる。それに伴い、『獄炎練我』も解除された。
「まぁ、ガキにしちゃあ、強かったz「解放、『
しかし、そのまま体制を立て直し、『雷の暴風』を叩き込む。
「ちっ、避けたか」
まぁいい。これが大事なんだ。
「このっーーーーー!!」
お返しとばかりに相手側が炎の拳を飛ばしてくる。
が、それを避けつつ、詠唱。
「解放、『雷の暴風』。『術式固定』、『掌握』、『魔力充填』、術式兵装『
そのまま、炎の拳を無力化する為、詠唱を続ける。
「解放、『雷の投擲』×4」
自身を中心に雷槍を発射し、炎の手を壁に縫い付ける。そのまま、瞬動に入る。
「その技はもう見切ったぁ!」
あいつは着地点と思わられるところに向かって拳を向けるが、それも織り込み済み。
拳の少し手前で体勢を変更、拳を避けて懐に入る。そして
「何を見切ったと?」
「な、あーーーーー!!」
「解放、『雷の暴風』!!!」
至近距離の『雷の暴風』を叩き込んだ。
「が、あ⋯!」
「⋯っふう。やりすぎだよなぁ⋯これ。」
さて、捕縛して、と。
「みんなのところに行くか」
鮫島さんと会えてればいいんだがな