ハイスクールD×D〜切札の赤龍帝〜 作:眼鏡熊@ヒロアカ完走
おっす!オラ琥太!転生者だ!
⋯ホントだよ?
元々はただの高校生だったんだけどねぇ⋯気づいたら死んでててさぁ。今は『ハイスクールD×D』の世界で小学生なんてやってるよ。あ、そうそう。ちなみにイッセーの友達でもあるぜ!
転生特典は4つ決められたからとりあえず『魔術の才能、素養』、『ネギま!のネギの使用可能魔法全てを使えるように』、『ネギま!の闇の魔法使用権と闇の魔法との超適合』、『ネギま!の魔法道具一式と、それを呼び出す魔法陣(何度でも使える)』にしておいた。もちろんこの世界の魔術もガンガン使える。
これでも安心できねぇってんだからおかしいよな。この世界。
高校になるまでには後ろ盾を作れたらいいなぁ⋯
と、思っていたが、それでは冗長過ぎると、すぐに思い知らされることになったーーー
小三の夏。イッセーと遊びに行っていた時の出来事だ。
「あら⋯可愛いニンゲンね。
上半身が裸の女性で、下半身がそのまま蜘蛛のような、化け物ーーーはぐれ悪魔がいた。
「はぐれ悪魔⋯!?」
「は、はぐれ悪魔?コウタ、何か知ってるの?」
「はぐれ悪魔を知ってるのね⋯これはぱくぱく。しないとねぇ!」
はぐれ悪魔は掌をこちらに向け、魔法陣のようなものを展開、そこから糸を吐き出してきた!
嘘だろ!?原作前にこんな驚異に会うか!?普通!
「くそっ!『
苦し紛れに詠唱を最低限まで削った障壁で防御した。
「魔術!?これはますます食べたくなっちゃったわぁ⋯」
「不味い、不味すぎる⋯!くそっ!イッセー!お前だけでも逃げろ!俺がここを食い止めるから!」
ここでイッセーに死なれちゃ困る!主人公とか、原作とか、そんなんじゃねぇ!友達だからだ!
「ダメだよ!コウタだけ置いて行けない!」
「そんなこと言ってる場合じゃない!このままじゃお前も死ぬぞ!俺が食い止めてるうちに早く行け!」
「ダメだ!」
「くどい!さっさと行け!死にたいのか!」
はぐれ悪魔の攻撃に対処しつつ、イッセーと口論する。この頑固野郎め!
「うっ⋯!」
「わかったらさっさと「それでも、ダメ!」なぁっ!?」
「僕は、絶対に君を置いていかない!その上で、生き残る!コウタは僕を助けてくれた!だから今度は僕がコウタを護るんだ!」
『Wake up! Boosted gear!!!』
『Joker!!』
その時、イッセーの声に呼応するように、2つの音が唸りを上げた。
まて、片方は兎も角、もう片方の音声はっ!?
「なに、これ⋯」
イッセーの左手には赤龍帝の籠手が顕現していた。ああ、早速原作崩壊かよ!?
『Joker!Joker!!』
「うわっ!」
そして、忘れるな。というようにもうひとつの音声も唸る。
いや、やっぱこの音声ってよ⋯
「これ、あのメモリだ」
やっぱガイアメモリかよ!?
「ブ、赤龍帝の籠手は兎も角、ガイアメモリ、しかもT2でジョーカー!?どういうことだ⋯!?」
はぐれ悪魔の攻撃は苛烈さを増してる。
やめてくれよぉ⋯まじで
『今回の相棒は目覚めが早い様だな。俺の名はドライグ。赤龍帝ドライグだ。よろしくな。相棒』
「僕は兵藤一誠。早速だけどさ、神器って思いに応えるんだよね?」
『ああ。神器は思い次第でなんとでもなる』
「なら⋯こうも出来るはずだ」
イッセーが何かを念じたかと思うと、赤龍帝の籠手の先端が展開し、ジョーカーメモリが装填できるような形になった。
『Open, Gaia memory throt.』
「行くぞ⋯!」
『Joker!!』
『Load!Joker!!』
そうして、イッセーはジョーカーメモリを装填すると、効果音と共に赤龍帝の籠手に紫のラインが走る。
「覚悟しろっ!」
『Boost!!』
イッセーは倍加を開始しながら駆け出した。
って、はぁ!?いや、自殺行為だろ!いくら技能が上がってても、地力が!!
「なっ⋯!何やってるんだイッセー!?いくらジョーカーメモリと赤龍帝の籠手があるからって突撃はっ⋯!」
しかし、俺の予想は大きく外れることになる。
『Boost!!』
なんと、イッセーは攻撃を避けつつ近づき、倍加のカウントを刻んでいく。そして、出力を増大させ、飛び蹴りをかました!
「う、嘘だろ⋯!?」
強すぎる⋯覚醒したのはほんとに今日なのか⋯!?それとも、ジョーカーメモリとの適合率か⋯!?
「きゃああああ!?な、なに?この力っ⋯!?」
「喰らえっ!」
『Joker!!Maximum Drive!!!』
『Transfer!!』
マキシマムドライブにより、エネルギーが解放。
更に、赤龍帝の籠手の『譲渡』により、更に力が倍増し、籠手に集まる。
「ジョーカーッ!ドラゴンインパクトォ!」
そうして振り抜いた拳からは赤紫の龍のエネルギーが溢れて、はぐれ悪魔を呑み込んで行った⋯
『Burst』
瞬間、イッセーも限界を超えたのか、倒れそうになる。
「危ない!『
体強化を施し、イッセーのところまで駆けつけ、受け止める。
「⋯これは、早急に後ろ盾を見つけないと」
グレモリー辺りか⋯?いや、遅い。後ろ盾でないにしても、何かしらの協力者を立てたい⋯
「スラッシュドッグの事件に首突っ込むかぁ⋯?」
等と阿呆な事を考えるくらいには疲れていたようだ。