ハイスクールD×D〜切札の赤龍帝〜   作:眼鏡熊@ヒロアカ完走

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龍皇少年、永遠を掴む/人造少女は幻想を得る

ーーーーー

それは、俺がまだ9歳ほどの時のことだ。

 

ある日、俺は『神の子を見張る者(グリゴリ)』の拠点から少し離れた中庭で軽く修行をしていた。そんな時

 

ヒュゥウウウウウウン⋯!

 

遠くから風切り音が聞こえてきて

 

ズボッ!

 

白い塊が地面にめり込んだ。

 

「なんだ?これは」

『気をつけろ。ヴァーリ。なにか良くないものかもしれない』

 

興味本位にめり込んだ白い塊を掴むと、

 

「なんだ?この小箱のようなものは。スイッチが着いているな。押してみるか」

『Eternal!!』

『ドライグ!?い、いや、声がそっくりなだけか』

「ドライグ?なぜここで赤い龍が出てくる?」

『ドライグの声も、これと同じなのだ』

「なるほどな。⋯しかし、これの用途がわからん。アザゼルに渡すか?」

『それもありだろうな。分からないままでも気分が悪いだろう?』

「ああ」

 

ーーーーー

『神の子を見張る者』は研究室にて。

 

「アザゼル」

「お、ヴァーリか。どうした?」

「これ、何か知らないか?」

『Eternal!!』

 

俺はこの白いヤツのボタンを押しつつ、アザゼルに聞いた。

 

「うおっ!?なんだ?それ」

「わからん。いきなり目の前に落ちてきた」

「そ、そうか⋯わかった。俺の方で調べておくからアリアと遊んでくるか修行でもしてるといい」

「わかった」

 

ーーーーー

そうして、ヴァーリが部屋を出た後。

アザゼルはエターナルメモリに様々な器具を取り付け、端末で情報を閲覧していた。

 

「これは、このUSBメモリには地球の記憶その物が入っているのか!?しかも、これを使うためにはメモリに認められる必要がある⋯ヴァーリは目の前にこれが落ちてきた。と言っていたな⋯適性がヴァーリにあったということか。しかしこのガイアメモリとやら、かなり応用が利きそうな技術が詰め込まれてやがる。これがあれば人工神器の研究も捗りそうだ。⋯そうだ、どうせならこいつを最大限に使用できるデバイスを作ってやろう。ヴァーリの力になってくれる筈だ」

 

アザゼルはそのままメモリの端子部分を見つつ、端末を弄る。

 

「ここには処理が施されていて、適切な物でなければ出力しないようになっているみたいだな⋯しかしのメモリは武器、というよりは鎧の様な物にする為にベルトにするか⋯?夢が広がるなぁ」

 

そうして、アザゼルはまた端末を弄り始め、データ収集に入った

 

ーーーーー

それは、私が12歳の時のこと。

私が学校から『神の子を見張る者』に戻ろうとした時。

 

パシュウウウウウ!!

 

と音を立てて目の前に黄色い光が飛んできた。

 

「これは、USBメモリ?にしてはゴツいけれど⋯スイッチが着いているわね。押してみましょうか」

『Luna!!』

「ルナ?⋯ローマ神話の月の女神かしら。でもなぜ?⋯分からないわね。アザゼル総督に頼むことにしましょう」

 

ーーーーー

『神の子を見張る者』研究室で。

 

「ただいま帰りました。アザゼル総督」

「おお、アリアか。おかえり」

「ねぇ、アザゼル総督。これを知っていますか?」

『Luna!!』

「それ、ガイアメモリじゃねえか!」

「がいあめもり?やっぱり知っているんですね」

「ああ。こいつは地球の記憶を閉じ込めた装置だ」

「地球の記憶⋯?随分と壮大な⋯」

「まぁ、研究途中だがな。実用化できたらこのメモリごと渡すから、借りてていいか?」

「どうぞ。どうせ使い方もわかりませんし」

「ありがとよ」

「あ、それでは私はここで失礼します」

「おう」

 

ーーーーー

アリアが去った後、アザゼルはルナメモリをエターナルの時と同様に器具を付けて情報を閲覧していた。

 

「うーむ⋯これは、ルナメモリは『幻想』か。これならむしろ単体ならドライバーを経由するよりアリアの『神器』に直接装填させた方が早いだろうなぁ⋯」

 

と、言いながらパソコンを打ち続け⋯

 

「しかし、そうなると毒素が心配だな。安牌はベルト⋯か。ただ、ルナメモリは出力が小さい⋯と言うよりは能力特化。尚の事ベルトでの単体出力では力を出し切れるとは言い難い⋯専用のアダプタでも作るか?」

 

カタカタとパソコンを打ちつつ、あーでもない、こーでもないとパソコンを弄る。

 

「やばいな、楽しくなってきたぞ⋯!」

 

と、ハイテンションで研究室に籠り続けた結果、二徹目位でアリアとヴァーリが突入し、そのまま無理矢理ベットに叩き込んだのはまた別のお話。

 

 

結果として、『エターナルメモリ』の端末として『ガイアメモリドライバーVer.1.0』が、『ルナメモリ』の端末として『ガイアメモリアダプタVer.1.0』が完成する運びとなった。




ガイアメモリドライバーVer.1.0
ガイアドライバーとは違い、ガイアメモリを横から装填するような、ガイアドライバーrexのような装填方式をとるドライバー。
このドライバーによる変身では、所謂『仮面ライダー』になる事は出来ない。というのも、アザゼルがまだメモリの毒素の性質を抑えることリソースを最大限向けており、ガイアメモリの力自体の出力法の調整を行っていないからである(使用者であるヴァーリの身体を最重要事項として考えて)。
ガイアメモリアダプタVer.1.0
神器と接続可能なアダプタ。
このアダプタはメモリの毒素を消し、メモリの『能力』を最大限に出力するもので、変身機能を備えさせておらず、神器に性能を付与する事に特化している。また、アダプタであるからかは分からないが、マキシマムドライブ機能を備えている。
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