大海原でのソレイユ
一行はフラーワの世界についてから宿を借り、そこに住みこんでいた。舞台は少し前のヨーロッパ風で、町の人も気軽に受け入れてくれた。
「反乱とかはそんなにないね。」
薔薇が言うが、ミラがそれを否定する。
「今はちょっと落ち着いてるだけで、本番はよるさ。」
ミラと薔薇の部屋と、サクラとレグルスの部屋で分かれている。
「ガランガラン」
ミラ達の部屋に、ベルが鳴る。
「僕が出るよ。はい?」
ミラが扉を開けると、そこには鎧を着た金髪の二十代くらいの気の強そうな女性が立っていた。
「誰..ですか..?」
女性はすぐに答える。
「私はジャンヌ=ハイヤー、ここ、ムウェンの騎士だ。君たちは...仮面ライダーソレイユだね。今すぐに城に来てほしい。」
「失礼ですが、人間ですか?」
ジャンヌはフラーワにしてはやけに人間すぎる。
「いや、私はサボテンだ。頑張って人間に寄せてみたが、ところどころに棘や葉が残っている。ほら。」
「いやいや見せなくていいんですが。準備をするのですぐに待っていてください。」
ミラと薔薇はすぐに準備をし、サクラとレグルスを呼んだ。彼らも支度が整うと、一緒に城へ向かった。
「いやー。仮面ライダーというものに出会えて私は実に光栄だ。あ、私たちはドライバーになる訓練を受けてないので変身はできないんだ。まあ万が一の時には私のエナジーを使って構わない。」
ジャンヌは昔から仮面ライダーのうわさを聞いており、仮面ライダーにあこがれていたのだ。
「ここが城だ。大きいだろ。私が《誠実なる青王子》のところまで案内する。ついてこい。」
おとなしくついていくと、そこには別名に《誠実なる青王子》を持つムウェンの王子がいた。
「ムウェンへようこそ。仮面ライダーたち。私が君たちに任せたいのはただ一つ。ムウェンをナイトメアから守ること。ナイトメアによれば、ムウェンは君たちの世界の君たちの国とほとんど同じ形をしているらしい。ナイトメアは南から攻めると言い残した。今ならまだ間に合う。だから南から守ってほしい。頼んだぞ。仮面ライダー。」
王子直々に頼まれたことに、ミラ達は断るわけにはいかなかった。
「わかりました。」といい近くの船着場から南行の船へ乗った。
船にはジャンヌとその仲間四人が同行し、旅が始まった。思いのほか船は早く動き、すぐに大海原まででた。
「長い旅になりそうだね。レグルス、サクラ。」
「私は早く敬一に会いたいわ。それだけを目指して戦うの。」
「俺はナイトメアを知りたい。それだけさ。」
そんなことを話していると、いきなり騎士の一人が叫んだ。
「前からナイトメアマークの船が来た!戦闘用意!」
「なんだと!?仮面ライダー!敵だ!変身の準備をしてくれ!」
敵船は大きく、どんどんこちらに近づいてくる。
「そこに仮面ライダーがいるな?」
敵の船員は言う。
「ああ。いるがそれがどうした。」
ジャンヌが答える。
「なら話は早い。ここでこの船を沈没させるだけさ。戦闘用意だ。」
その船員は怪人からまた更に姿を変える。
「強化怪人態が使えるのか!」
ジャンヌは剣を挙げて、叫ぶ。
「戦争だー!早く船員がゼロになったほうが負けだ!命を懸けて戦え!」
薔薇達も上に出ると、ベルトを巻き変身する。
『フラーワ...フラーワ...』『フラーワ...フラーワ...』『Carnivorou growin' now Carnivorou growin' now』