SOLEIL ~咲き誇る太陽~   作:いゆ

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マッドとの闘い

 仮面ライダーソレイユ・ドライローズフォームは自身を見失い、レグルス達に襲い掛かった。

「これたぶん一回倒さなきゃだめだと思う。」

 カニバルは冷静に考え、ミラと戦う。

「はっ!!うらっ!ミラ...強いね..でも負けない!」

 ソレイユは黙ってカニバルを攻撃し続ける。後ろから裂羅が攻撃しても、それを無視して続ける。

「ミラ!君の攻撃はワンパターンかな?」

 カニバルはいつものように地面から食虫植物をはやそうとするが、ミラの攻撃の勢いでそれをすることができない。

「やばいかもしれない...」

 カニバルはソレイユのパンチが一撃入ったようでその場にうずくまる。

「ミラもうやめて!!」

 あきらめて変身を解いたサクラが叫ぶが、聞かない。

 ソレイユはそのまま高く飛び上がり、カニバルにライダーキックを決める。

「ドライド・ブレイク!!」

「うわああああああ!!!」

 カニバルは大爆発を起こす。その爆発の勢いでソレイユは変身が解ける。

「レグルス!!」

 薔薇はレグルスのほうへ走る。一方ミラはその場で固まっていた。

「僕は一体...なんで自分のフォームチェンジで自分がわからなくなるんだ...?」

 ミラは考える。そこに、激怒したサクラが怒鳴りこむ。

「ミラ!!自分が何をしたかわかってんの?」

 サクラは人間態になり、ミラの顔を平手でたたく。

「サクラ...みんなごめん...僕..強化怪人態になると、自分がわからなくなるんだ。まるで僕の中にもう一人僕がいるみたいに...」

 ミラは涙とともに訴える。すると、ジャンヌの仲間、トーマスが言う。

「でも、ミラさん..ブラックローズの時は強化怪人態にならないと死ぬって...」

 トーマスはミラとナイトメアの話をたまたま聞いていたのだった。

「ナイトメアと話してましたよね。」

 ミラ以外の仲間はそれを聞いて驚く。

「ミラ!そんなことなら早く言ってよ!私もブラックローズ使わなかったのに!」

 薔薇は自分が気づけなかったというおろかさに自分を責める。

「やめて薔薇...」

「やめないよ!ミラ...私の力はあなたがあってこそなの!あなたが死んだら...私は生きていけない...」

 ミラと薔薇は互いを見て涙を流す。

「じゃあ僕と薔薇は一旦距離を置こう...」

 ミラが沈黙を破り、怪人態になる。

「あなたが死なないためには、あなたと離れることが大切かもね...」

「ちょっとミラ!薔薇も嘘ばっかりじゃない!」

 サクラが双方を止めるが、ミラは遠くへ歩いていく。

「これでいいの。今のミラとは、一緒に戦えない...」

 薔薇の言葉はミラには聞こえていなかった。

 レグルスを宿に運び、あたりは暗くなる。

 夜になっても、ミラは帰ってこなかった。しかし薔薇は心配する素振りも見せなかった。ジャンヌが薔薇を呼ぶ。

「薔薇ー、防衛に行くがくるかい?」

 サクラがジャンヌを止めたが、ジャンヌはやめなかった。

「行くよ。」

 薔薇はジャンヌの仲間、デリックから借りた甲冑を着て前線に出る。この時レグルスは気を失っているので、仮面ライダーは実質一体だけだった。

 戦は始まる。甲冑を着ただけの薔薇の力は小さく、ジャンヌもあわてて変身する。

「変身!」

『あなやあなやといひけれど!はるのさくらのたたかへば!サクラ!』

「はあっ!!それっ!!やっぱり...硬い...!!」

 強化怪人態のフラーワはとても硬い。それはミラも同じで、だから裂羅が攻撃しても無視できたのだった。気づけば、敵に薔薇が吹き飛ばされていた。

「裂羅!!これを!」

 薔薇は裂羅にエナジーを投げる。すぐさまそれをドライバーに挿入する。

「ありがとう!チェンジエナジー!」

『激しく燃える、情熱の赤!バラ!』

 裂羅はローズフォームになった。

「これがソレイユの力!!」

 裂羅の腕からは棘の蔓が伸びる。蔓は敵をまとめ、そこにライダーキックを入れる。

「裂羅・バラ蹴!!」

 裂羅は敵を倒す。だがまたもや爆発の中から仮面ライダーが現れる。

「また会ったな。俺だ。」

 マッドだ。マッドは何かを探すようにあたりを見回す。

「お前は裂羅だな。ソレイユがいないなら俺はお前を倒す。」

 薔薇が前に出ようとするが、裂羅が止め、先に出る。

「上等だよ。私がお前の相手になってやろう!」

 裂羅はバラの力で攻撃するが、マッドはそれをいとも簡単に跳ね返した。

「お前の生ぬるい攻撃など俺には効かない。俺は本物を求めている。」

「私の力を知らないのかな!騎士の道はそう甘くない!厳しく鍛えられているんだよ!」

 二人はぶつかり合う。剣を持ち、それで戦う。

「ああ!どうやらここではソレイユより活躍できるようだね!」

 裂羅は剣のスロットにサクラのエナジーをセットする。

『サクラ!』

「はぁ!裂羅切!!」

 彼女はマッドのほうに走っていき、切り付ける。

 が、マッドはそれを剣で受け止める。

『ハス!』

「お前見習いか?おらっ!ロータスデッドアタック!!」

 マッドは裂羅より強い力で裂羅を飛ばし、彼女を切り付ける。

「うわああああ!!」

 裂羅は切られ、その場に落下し変身が解ける。

「これで終わりだ。」『ハス!』

 彼はエナジーをドライバーに戻し、飛び上がる。

「マッドマッドサッドネス!!」

「やめろおおお!!」

 彼がジャンヌにライダーキックを入れようとしたとき、ジャンヌとマッドの間にフラーワが駆け込む。

「よせ!!」

「はああああ!!!」

「俺が止めて見せる!!」

 その間に入ったのはジャンヌの仲間、トーマスだった。彼は体の力を全部使い、マッドのライダーキックからジャンヌを守った。

「ジャンヌ...俺は君の男にはなれませんでした...だけど!最期に君を守れてよかったよ!早く逃げてください!ジャンヌ!サクラ!」

「逃げれるわけないだろ!」

「もう...だめだ...!!」

 トーマスはもう限界だった。マッドはそのままキックを続ける。

「余計な邪魔が入ったか!死ね!!」

「うあっ!!!」

 サクラがジャンヌを運ぶと、マッドはトーマスを貫通し、爆発した。

「トーマス!」

 ジャンヌは地面をたたき泣き叫ぶ。爆発が収まっても、そこにはマッドがいるだけでトーマスはいなかった。

「残念ながらあいつなら死んだ。」

「うわああああ!!!」

 ジャンヌはマッドにとびかかる。

「死ね!死ね!お前なんてフラーワじゃない!!私の大切な仲間を!!!」

 そのとき、彼女の体が光り、姿を変える。ジャンヌは強化怪人態になったのだ。

「ほら、これをやる。お前の仲間だ。」

 マッドはジャンヌにエナジーを投げる。

『サボテン!』

 ジャンヌはそれを握り、通常の怪人態に戻った。

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