「店内どうぞごゆっくりご覧下さいませー。」
ミラの「ここがかっこいい!」という勢いから入った店は、サインのようなロゴのスケートボードブランドの店だった。店員も少し悪そうな感じで、薔薇は少し緊張している。
ただロゴが入っただけのTシャツ。それでも、ミラが着るとかっこいい。ミラは自分の服を選び終えると、今度は薔薇の服を選び始めた。
赤色の生地にロゴが胸のあたりに書かれているTシャツを持ってきた。
「私ももう23だし、あんまり若々しい格好は出来ないかな...」
そういうと今度は赤色のロゴ入りパーカーを持ってきた。どうやら薄い生地を使っているらしく、夏でも着れるらしい。試しに試着すると、薔薇はとても驚く。彼女は自分が赤がよく似合うことに気づいた。
「よし、ミラ。これにするよ。」
ほかにも何枚か赤を基調としたTシャツや開襟を何枚か持ち、レジへ持っていく。
「えー、6点で、42204円です。」
さすが海外ブランド、少し高い。渋々現金で金を払うと、今度は別の店へいく。
(買い物って、楽しい!)
次は、マリオに出てくるはてなブロックを削って逆三角形にしたようなブランドに入っていった。これは唯一薔薇が知っているブランドだった。薔薇はすぐに定番のTシャツを手にもつ。するとミラが、「こういうのは定番じゃないやつを買うの!」というもんで、ついつい流されて高いものを買ってしまった。
やっぱり彼女は赤だった。
色々なところで買い物をした彼らは、もう満足だった。一番高かったのは、ハイブランドのネックレスだった。
が、あくまでも仮面ライダーの薔薇。普通にこの話がおわるわけもない。彼らの帰りの電車は止まってしまった。
「いくぞ、エレン。」
薔薇達と同じ列車に乗っていた二十代くらいの男が、前に座っている女に言う。
「わかった。この列車にソレイユがいるんだな?」
「あぁ。調べてある。」
「人間でもこれくらいのことはやってくれるんだな。礼を言おう。」
「邪魔な奴は消すぞ。」
「そうだな。」
女は怪人態、そしてフラーワドライバーとして、男に巻き付く。一緒に乗っていた人間は、女の変体に驚き、叫ぶ。
『フラーワ フラーワ フラーワ フラーワ』
「変身。」
『匂いは強烈、豪烈な赤!ラフレシア!』
車内には言葉では表現出来ないような悪臭が漂う。倒れる人も多い。
もちろんそれには薔薇達も気づき、男が乗ってる車両の方に向かう。
「これ、僕の知り合いかも...」
ミラはそう言うと、ドライバーとして薔薇の腰に巻き付く。
ドアを開けると、悪臭の霧の中に1人、仮面ライダーが立っていた。
「やっぱり...君だったんだね......シャウラ...」
「ああ、あたしだ。」
ドライバー二人はどうやら、知り合いのようだ。
「なあ、さっさとやっちゃっていいか?」
「わかった。ただ、ソレイユについてるドライバーは壊さないようにね。」
「ああ。」
「薔薇、僕は君の見方だよ。手加減なしで戦おう。」
「変身。」
『激しく燃える、情熱の赤!バラ!』
ソレイユの腕の棘がきらりと光る。
「俺は仮面ライダーラフレル。お前に俺は倒せない。」
ラフレルというそのライダーは、ブーメランのような武器を投げて攻撃する。
とっさのことだったので、ソレイユはそれをよけられない。
「うああっ!」
仮面ライダーソレイユは、暴走中の列車の中で飛ばされ、倒れる。