SOLEIL ~咲き誇る太陽~   作:いゆ

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最後の戦い

「さあ、お前たちに俺が倒せるかな?」

「うおおおおおおお!!」

 彼らは全力でナイトメアに襲い掛かる。

『悪夢!悪夢!メア・ユーカリ!』

 カニバルは小さめの食虫植物を生やしナイトメアにかみつかせる。ナイトメアがそれを取り払おうとしているところに裂羅が連続でパンチをし、ソレイユがライダーキックをする、という作戦だ。

 だがその作戦はいきなり失敗に終わった。

 ナイトメアがカニバル中心に攻撃をしているのだ。

「くそっ!ピラニア・カニバルを舐めやがって!!」

『ピラニア・フィニッシュ!!』

 カニバルが助走をつけてライダーキックをすると、それはナイトメアの懐に綺麗に入った。カニバルには食虫植物の幻影がつき、ナイトメアに噛みつく。

「ぬわぁ!!」

 ナイトメアはハスのエナジーを落とす。カニバルはそれを拾う。

「お前にそれを持つ資格はない!!」『ナイトメア・フィニッシュ!』

 ナイトメアはカニバルにユーカリの葉を飛ばす。とがったその葉がカニバルを惑わせ、その間にパンチをする。

「やはりお前は俺を倒せない!」

「ぐわああああああああ!!!!」

 大爆発が起こり、ボロボロのカニバルがそこから出てくる。

「ごめんよ。俺は一旦引くとするよ。」

 カニバルは自身でエクスポーターを作りそこに入る。

 裂羅とソレイユはそれを気にせずどんどんナイトメアを攻める。しかし彼にはあまり攻撃が効かない。

「なんで攻撃が効かないんだ!」

 ソレイユが言うとナイトメアは答える。

「受けた攻撃の半分以上のエネルギーを俺のものにしてるからだよ。」

 彼は笑いをこらえられていない。今日ソレイユたちと最後の戦いをしようと誘ったのも自分のエネルギーを貯めるためだったのだ。ソレイユはまんまとそれに引っ掛かり、本気でナイトメアを倒そうと努力していたのだ。

「お前!!私たちを騙したのか!」

「騙されるほうが悪いんだよ。例えお前達が勝ってもこの世界は終わりだ。」

「お前ええええぇぇぇ!!!!」『マウンテンサクラ!』

 マウンテンサクラエナジー。先日、薔薇がジャンヌからもらったトーマスのエナジーだ。それにはジャンヌの仲間達との記憶が入っている。

「なんだそのエナジーは。」

「うおおおおお!!!チェンジエナジー!!」

 ソレイユはフラーワベースとブラックローズをドライバーから外し、マウンテンサクラエナジーを差し込んだ。

 しかし、そううまくはいかなかった。

 フラーワドライバーからは煙が出て、体には稲妻が走る。ソレイユに変身している薔薇自身にも痛みや激しいめまいが出てきたのだった。

「使うのをやめろソレイユ!!お前が死んじまうぞ!」

 裂羅が忠告したが、ソレイユは聞かない。

「ぬわあああああ!!!」

「はっ!」

 裂羅はナイトメアに一発かなり強いダメージのパンチを入れて怯ませ、苦しむソレイユのエナジーを抜き自分のドライバーに刺した。

「桜のエナジーは俺のものだ!チェンジエナジー!」

『世界に桜を咲かせる者!仮面ライダーサクラ・マウンテン!!フーラーワー!!』

 仮面ライダー裂羅・マウンテンフォームが誕生したのだった。

「なんで裂羅は使えるの?」

 薔薇が聞くが、それは裂羅自身にもわからない。

「サクラの力を使うのは俺だからな!いくぜソレイユ!」

 ナイトメアはいきなりの新フォームに混乱している。

『ブラックローズ・フィニッシュ!』『マウンテン・フィニッシュ!』

「そんな攻撃も全部力を吸ってやる!!」

 ナイトメアの周りには裂羅ほどの大きさの山がたくさん造られ、ナイトメアを固める。そしてそこに裂羅とソレイユがライダーキックを入れて山ごと破壊する。それがソレイユと裂羅の必殺技だ。

「「うおおおおおおお!!」」

 ナイトメアが必死で二人の攻撃に耐えている中、後ろからもドライバーの音声が聞こえる。

『カニバル・ナイトメア・フィニッシュ!!』

「はぁっ!!」

 後ろからのカニバルの一撃にナイトメアは大爆発をし、消滅した。

「なあああああああああああ!!.....ははっ」

 爆発の周りで、三人の仮面ライダーが着地する。

「ナイトメアが死んだ...」

「俺の強化フォームも見てほしかったけど...」

「俺の最後のキックのおかげだね。」

「お前逃げただろー!!」

 変身を解除してみんなが喜ぶ中、ソレイユだけは違和感を覚えた。

「いや、ナイトメアは死んでない。」

 ソレイユは静かにドライバーからエナジーを抜き話を続ける。

「ナイトメアはなんでマッドを連れてこなかった??」

「それはあいつがマッドを殺したくなかったからだろ。」

「だとしてもなんでマッドは来なかった?いつもなら当然のようにエクスポーターから出てくるのに。」

「マッドが逃げたとかじゃないの?」

 薔薇はそれが引っかかって取れない。が、低い声で自問自答をる。

「それは、俺がそんな簡単に仮面ライダーにやられないという確証がハリーにあったからだよ。」

 なんと、ソレイユはナイトメアに憑依されていたのだった。

 ナイトメアは今までに使っていたものとはまた違うドライバーを巻く。

『ナイトメア・ドライバー!』「やっとこの時が来た。感謝するよ仮面ライダー。ハリーへの土産だ。」

 ナイトメアはナイトメアフラーワのエナジーに薔薇のエナジーを入れ、変身する。

『究極!究極!ナイトメア!』

「フェーズ1、2、3、4、そんなものは関係ない!!全部フェーズ∞だぁぁぁぁぁああああ!!!」

 仮面ライダーナイトメアはもう一回ドライバーにエナジーを挿し、フィニッシャーの音を鳴らす。

『ローズ・フィニッシュ!』

 ナイトメアが手を広げるとそこにはバラのガムフラーワが大量に落下してきたのだった。

「俺は澤谷薔薇の戦闘データを全部コピーさせてもらった。そのためにこいつの体を使って変身したのだ。俺は死んでなんかいない。最後の戦いはまた今度だ!!はははははは!!」

 ナイトメアは薔薇の体を捨ててエクスポーターへ去っていった。

「究極のナイトメア...俺が昔戦ったときは見たことなかった...」

 仮面ライダー達も薔薇の家にエクスポーターを使ってワープした。

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