ナイトメアが完全体になって、日本の崩壊はさらに速度を上げていった。仮面ライダーナイトメアにとって、建物を一つ破壊することなどとても簡単だった。だが彼自身はそんなに破壊活動をしていなかった。代わりに、ナイトメアの手下の生き残り、マッドとかつての上司であったレグルスを倒したいコマントが仮面ライダー達をおびき寄せるために街を破壊していた。
「全部!全部破壊してやる!」
「くれぐれも忘れるな。俺達の目的は仮面ライダー達からエナジーを奪うことだ。」
今日も、いつものように建物を破壊していた。するとついに仮面ライダーがバイクに乗って表れたのだった。
「ついに現れたか。仮面ライダー。」
しかし、バイクに乗っていたのは彼らの敵ではなかった。
「やってるなぁ。」
ナイトメアだ。彼はすでに変身しており、攻撃の準備は万端だった。
「お前が出る必要はない、ナイトメア。」
「そんなことはわかってるよマッド。だが、言い忘れたことがあった。仮面ライダー裂羅には気をつけろ。ただものじゃないからな。」
ナイトメアはそういってエクスポーターに消えていった。
「わかってるさ、俺は人間なんかにまけない。」
◇◆◇◆
ナイトメア軍の破壊活動を止めるために、ソレイユ一行は毎日大忙しだった。彼らが地球に送り出すガムフラーワは倒しても倒しても数が減らないのだった。
どこから現れているのかわからないガムフラーワは、何も考えずに破壊活動をしているのだった。
「ソレイユ!仮面ライダーの情報だ!今はそっちに行くぞ!」
裂羅がソレイユに呼びかける。だがソレイユは「私はこっちにいるから!」といっていかなかった。
「仕方ねぇ。ソレイユ!ジャンヌ!そっちは任せた!」
そういうと裂羅とカニバルはバイクに乗ってメールに書いてあった場所に向かう。彼らは海辺の町に着くと、バイクを降りて仮面ライダーを探す。
「どこだ!!」
「はぁ!!」
裂羅が後ろから誰かに剣を刺される。気づいたカニバルが攻撃して追い払おうとするが、攻撃は全く当たらない。
「なんなんだお前は!!」
カニバルが叫ぶと、それは変わり果てた姿をあらわにする。
「俺だよ。仮面ライダーラフレルだ。もっとも今は仮面ライダーメアラフレルだがな。」
ラフレルは二人いる。裂羅がそれに気づいたときには、もう手遅れだった。
「ふっ!!」
カニバルはもう一人のラフレルに背中を刺され、変身解除し倒れこむ。
「ラフレルは二人とも死んだはずじゃないのか!!」
裂羅が言うと女声のほうが答える。
「私たちは一回死んだ。だが地球エネルギーをナイトメア様に分けてもらって、今を生きているのだ。」
そして、男声のほうが、
「これで終わりだ。もう地球のエネルギーが吸い取られ始めていることを把握しといたほうがいいかもな!!」
『『ラフレシア・ナイトメア・フィニッシュ!!』』
辺りには表現できない臭いがたちこみ、人間の状態のレグルス達にライダーキックを与える。
「英雄でも、死ぬのは怖いもんだねぇ、敬一。」
「誰だってそうさ。」
彼らはもう、死ぬ覚悟を決めていた。しかし、
『ブリーズオブサクラ!』
彼らが受けるはずだったライダーキックは、不発に終わった。
「もう一人の...裂羅....?」
そうそこには、仮面ライダー裂羅・ドライブフォームが彼らを助ける姿があった。
「忘れたのかい?私も裂羅なんだよ!」
中身はジャンヌだった。
「さぁ、市民の皆さんに介抱してもらって!ソレイユ、行こうじゃないか!」
ブラックローズのソレイユが遅れて登場する。そして、裂羅が使ってるフラーワドライバーは、彼女が裏ルートでランダン市民と取引したものである。
「相手は一回死んでるんだ!ミラ、ジャンヌ!余裕でしょ!!」
裂羅はシャウラと、ソレイユはパートナーの意識が存在しないウェズンと戦う。
シャウラが攻撃を受け一瞬の隙を見せた時、裂羅は見逃さなかった。
「終わりなのはお前だ。」
『裂羅吹雪・フィニッシュ!』
いきなり降ってくる桜は、巨大な隕石となりシャウラを攻撃する。そしてシャウラの目の前に隕石が降りかかった瞬間、ライダーキックでその隕石とともにシャウラを破壊するのだった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
一方ソレイユはウェズンとは根本的に何かが違った。一番最初に倒した敵である彼は、ソレイユにとって何も勝ち目がなかったのだ。
「あの時とは、レベルが違う...しかし...」
『ラフレシア・ナイトメア・フィニ『ブラックローズ・フィニッシュ!!』
ソレイユとラフレルはライダーキックでぶつかるが、途中でラフレルの体が真っ黒になり、その場へ落下したのだった。
「これがソレイユの力....」
一つにまとめられたウェズンとシャウラにはもう勝ち目がなかった。
「私たちを殺してももう遅い...地球のエネルギーはもう吸われ始めてるからなぁ!!!」
「ああ、お前達の無駄な努力は俺達にとってはバカとしか見れねえ。だけどな、同時に褒めてやりたくなるんだよ。だから俺達はお前たちの力になる。」
ウェズンは自分のエナジーを出す。そこにシャウラが手をかざす。すると、エナジーが光りだし姿が変わる。鉄でできたただの物体だった。
「俺達にできるのはここまでだ。ナイトメアによろしくな。」
「私も、健闘を祈ってるよ。」
「「地球のエネルギーも大したことねぇなああぁぁぁぁぁ!!」」
そういって二人の変身は解除されずに、大爆発もせずに、消滅した。
「なんか、毎回毎回胸糞悪いな。」
「ラフレル達は最後に私たちに希望をくれた。これで私たちができることを探さなくちゃ!」
そこに、フラーワを引き連れた仮面ライダーが現れた。あてはまるのはただ一人、マッドだった。
「地球エネルギーを与えたふりをすれば、少しは強くなったと思ったんだがなぁ。」
「どういうつもりだ!」
マッドは全種類のフラーワでソレイユたちに攻撃する。
「あんな雑魚たちにはエネルギーは与えない。だが今回は違う!地球エネルギーを過剰に摂取し本能のごとく戦っているガムフラーワその名も!《ネオフラーワ》と戦え!」
ネオフラーワは生成された時から地球エネルギーが充満する部屋で鍛えられ、普通のガムフラーワの15倍の強さを持っているのだ。
「ちなみに...俺もナイトメアに内緒でネオフラーワと一緒の部屋で生活していた!!」
地球エネルギーの影響か、彼はテンションが高くなっている。
「はははははは!!地球は終わりだ!!」
ソレイユ達は、ネオフラーワと戦うが、攻撃は全然入らない。