SOLEIL ~咲き誇る太陽~   作:いゆ

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ソレイユのガーデン

「だああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 ソレイユの最終フォームはマッドの防御中の体にキックの体勢で粘っている。それに対し、マッドはだんだん防御が薄れていっているのがわかる。

「いけ!ソレイユ!」

 裂羅達はソレイユを全力で応援する。すると、ソレイユの体が少しずつマッドに入っていく。

「俺が仮面ライダーなんかに負けるはずがない...!!」

「お前は絶対に許さない!!だぁああああああ!!」

 仮面ライダーソレイユはどんどんマッドの体を貫通して、ついに背中から足が出てきたのだった。

 マッドは体が震え、マスクの外からでも伝わる悔しさに満ちた顔面を見せている。

「あとは頼んだ...ナイトメア...」

 マッドは顔を陰のほうへ向ける。それに気づいた裂羅はそこにいる者に気付きソレイユを止める。

「ソレイユまて!倒すな!!」

『ガーデニング・フィニッシュ!!』

 だが、もう遅かった。ソレイユには裂羅の声が聞こえず、マッドをライダーキックで倒してしまった。ソレイユが着地した後ろでは、マッドが倒れ、大爆発が起きる。大爆発の跡地には一つのエナジーが残っている。

「ソレイユ、まだ終わってない...」

 裂羅はエナジーを拾うが、それは手から離れて、陰のほうへ引かれていった。

「ここからが本当の戦いかもしれないな...」

 裂羅は陰のほうへ行くが、そこには何もいなかった。ソレイユたちは変身を解除した。

 家に帰り、皆は疲れを癒すために寝たりするが、薔薇だけは一休みもしなかった。

 地球の運命が自分にかかっている。そのことを自覚している彼女は、すぐにミラと出かけて行った。

 ジャンヌが、心配になって隠れてついていった。

 街は、大量のフラーワであふれている。

「人間が植物に支配されるなんて、馬鹿げたことだよミラ。」

「何が起こるかわからないってことさ。薔薇。」

 ミラが、薔薇の腰にドライバーとして巻き付く。

「ナイトメアに打ち勝つために、鍛えぬくよ!」

『ガーデニング!ライディング!』

 新しい変身アイテムのサウンドを鳴らし、ドライバーにセットする。当然、聞いたことのない音楽が流れる。

「僕の知らない機能だ。」

「変身!」

 瞬間、薔薇の周りが花畑のような、美しい花がいくつも咲いている空間になる。

『どこまでも広がる花畑!みなぎるエナジー!ソレイユ・ガーデン!!ボクサイキョ―!』

 音声とともに、たくさんの花が体にまとわりつき、スーツとしてくっ付いた。それが、仮面ライダーソレイユ・ガーデンだ。赤を基調としたスーツで、いろいろな色の花が一つになった鎧が胸のところについている。そして手元にはチェーンソーのような紫色の武器がある。

 勿論、見たことのないライダーを見つけたガムフラーワは、そこに襲い掛かってくる。

 ソレイユは、武器を腰につけ、素手で攻撃する。なんとブラックローズの通常攻撃があまり効かなかったガムフラーワが、一撃で大ダメージを負うようになっているのだった。

「武器も使ってみよう!」

 ソレイユは腰の武器を手に取り、電源を入れる。

『ボクノブレイカー!』

 ボクノブレイカーと名乗った武器には挿入口があり、そこにエナジーが二つ入れられるようになっている。

『バラ! パンジー!』

「みんなまとめて!」『ボクノ・ダブル・ブレイク!』

 ソレイユがボクノブレイカーを振り回すと、巨大化したチェーンソーの幻影が敵を攻撃し一掃するのだった。

「まだ残ってるの、敵の多さが出てるね。ミラ、行けるよね?」「うん!」

『ガーデニング・フィニッシュ!』

 地面がまた、花畑になる。その花はフラーワの動きをとめて、そこに、ソレイユがライダーキックを入れるのだった。

 辺りは大爆発をした。ソレイユはきれいに着地をし、変身を解除する。

「いやぁー、こんな強い力だとは思わなかったよ!」

「ナイトメアも僕たちが倒せちゃうかもね!」

 そう彼女らが喜んではねていると、後ろから、拍手が聞こえてきた。

「やっぱり仮面ライダーは別格に格好いいなぁ。俺はそんな仮面ライダーと戦うことができてとっても嬉しいよ。」

 声の主は、ナイトメアだった。

 ミラが、薔薇の前に出て威嚇をするが、ナイトメアはそれを気にしない。

「ミラ、俺は悲しいよ。昔はあんなに人間を嫌っていたのに..」

 ミラは話の続きが気になって、立てていた爪をしまった。

「僕が人間を嫌っていたって、どういうことだ!!」

 ナイトメアはにやりと笑い言う。

「まだわからないのか。お前とお前の家族は、『こっち側の者』だったんだよ。」

 ミラは単語の意味を理解し、驚愕する。

「そんなはずはない!僕は人間が大好きだし、記憶にもない!」

「お前の記憶は俺が変えた。戻すこともできる。はぁっ!!」

 ナイトメアがミラの頭に手をかざすと、ミラはとても苦しんだ表情をしてもがく。

 十秒ほどでその苦しみは止まったようだが、ミラは放心状態になっている。

「どうやら、勝負あったようだな。こい!グリーンウッド!」

 ナイトメアがそういってドライバーを取ると、ミラがナイトメアの腰にドライバーとして巻き付く。

「さすがに生身の人間を殺すのはよくないからなぁ。」

 ナイトメアは薔薇に近づき腰にドライバーを当てた。すると、ナイトメアのフラーワドライバーが薔薇の腰に巻き付いたのだった。

『バラ!』

「あ、そうそう。隠れてソレイユについていってたジャンヌなんだけど..」

 ナイトメアがそういうと、後ろからジャンヌがゆっくりと歩いてくる。腰には、ナイトメアドライバーがついているのだった。

「そろそろ時間だ。変身。」

『激しく燃える、情熱の赤!バラ!』

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