「俺がありがとうって言ってるんだから、笑ってよ。薔薇。」
さっきまで仲良くしていた友達が悪の帝王として自分の目の前でたたえられていたら、それはとても驚くことだ。
「仕方ないなぁ。んじゃ、薔薇の友達くんから処分していきまーす。どうでもいいからね。」
彼、レグルスは部下らしき人にタンポポの花を渡す。するとそれは色のある透明な物体になり、彼の腰にはフラーワドライバーのようなベルトがまかれる。
『フラーワ フラーワ フラーワ フラーワ』
「出来立てほやほやの自家製フラーワだ..!変身!」
『粘り根を張る 黄色の戦士!蒲公英!蒲公英!』
その場にはいかにも悪人顔の仮面ライダーが立っている。しかし、Mは一切顔色を変えない。
「君のお友達のお友達には悪いけど、私には勝てないよ。」
そう言ってコートの内ポケットから機械的な何かを出し、腰に当てる。すると、例のように腰に巻き付く。
『ワー・ドライバーver.β』『M』
「私以外の物語では私は無敵だ。」
その言葉に怒ったのか、蒲公英のライダーは葉の形をした剣で檻ごとMを切り裂く。
「変身。」
ライダーの刀はMの変身により跳ね返された。
「お前も仮面ライダーなのか!?」
蒲公英のライダーは驚き、レグルスはにやりと笑う。
「別の世界の仮面ライダー。しかもダークライダーさ。ネタバレだけどね。」
Mがドライバーの銃のマークを押すと、『M Magnum』と音声が流れる。Mの手には大型の銃が現れ、それを使い攻撃する。
しかし、蒲公英ライダーが手から綿毛のようなものを出し、それが着地するとそこに人間サイズの人型の蒲公英が現れ、それが無限に続く。
「だめだ....君はここから逃げろ!」
『M Multiple』という音声とともにMは五人に増殖し、一人が『M Magnum』で窓を破壊する。そして薔薇を抱きしめ、「お友達にさよならは言ったかい?」といい『M Moon』で落下する。
以外にも逃げた薔薇にレグルスは、「ばあらには絶望をしってもらわなくちゃね。」と部下に告げただけで何もしなかった。
一方、薔薇についていったMは彼女を地上に降ろしたところだった。
「今回は幸運だったね。君たちの今後の活躍を期待しているよ。仮面ライダーソレイユ。」
そう言い残して風と共に消えていった。
薔薇は、今回のことを仲間に話した。
「薔薇、僕はレグルスを最初から信頼していなかった。予想が当たったんだ。僕今とっても怒ってるよ。明日、薔薇が囚われたところに戻ろう。あいつを殺すよ。サクラ、敬一さん、協力してくれるよね。」
「「う、うん」」
ミラの怒りは本物で、無意識のうちに人間態から怪人態になっていた。