「助けてください」
それが彼女との出会いだった─
ある日の朝
起床時間になり目覚まし時計の音が鳴る
「うぅん...」と眠気を感じながら目覚ましの音を止め、隣でスヤスヤと寝ている少女の顔を見て小さな幸せを感じていた
隣で寝ている少女の名はM4A1
AR小隊のリーダーである
「うにゅ...」と寝言のような声を出し微笑みながら寝ている
こんな可愛い寝顔をずっと見ていたい気もしたが、今日は生憎出勤日である。ゆえにずっと見るわけにもいかずしぶしぶ彼女を起こす
「ほら、M4、朝だよ」
と優しく揺すりながら声をかけた
彼女はゆっくりとまぶたを開け、微笑みながら
「おはようございます、指揮官」
と挨拶をした
「あぁ、おはようM4、よく眠れたかい?」
「えぇ、指揮官、ありがとうございます」
「はは、また来るといいさ」
と他愛もない会話をしつつ、寝間着から仕事着に着替え、朝食を取るために二人は食堂へと向かった
その後ろ姿をとある3つの影が監視...もとい観察していた...
M16「M4...どうやらあの様子だと指揮官と一緒に寝れたみたいだな」
sop「えー、おねぇちゃん指揮官と寝てたの?ずるいずるい!」
いちごちゃん「こら!駄々をこねないのsop!というかいちごちゃんってなんですか!?」
M16「なんかメタいな。いやそんなことよりM4たちを追うぞ、どうやら食堂に行くみたいだ」
sop「そういえば私もお腹すいてきちゃったよ〜...(ぐー)」
いちごちゃん「では私たちも朝食を取りに行きますか?」
M16「いや、このまま遠目から観察するぞ...」
いちごちゃん「では指揮官達が去ってから順番に朝食を食べるのはどうでしょう?」
M16「そうするか」
sop「賛成!」
この後いちごちゃんだけ朝食が食べることができなかった
同時刻、指揮官達は
食堂へ入るやいなや周りの人や人形たちに注目されていた
それもそうだ、本来なら指揮官は常に一人で入ってくることが多く他の人、ましてや人形と一緒に来るなどなかったからだ
指揮官「みんなおはよう」
だが当の本人はそんなこと御構い無しにいつものように朝食を取りに行く。一方M4A1はやや顔を赤らめ恥ずかしそうに指揮官の後を付いていった。
そして彼はいつものように朝食を受け取り席に着いた、そしてその後に自分の前にM4A1が座ってきた。
指揮官「しかし、昨日はびっくりしたな。なにかと思ったら『雷が怖いから一緒に寝てほしい』なんて、君が言うとは思わなかったよ」
と指揮官は昨日のことを思い出しながら笑っていた
M4A1「あ、あれは...しょ、しょうがないじゃないですか...!M16姉さんはお酒飲んで寝てるし...sopは早々に寝てたし...AR-15は作戦について考え事してましたし...頼れるのが指揮官しかいなくて...その...」
と彼女は昨日のことの理由を指をツンツンしながら答えていた
指揮官(あぁ...可愛いなぁ)
そんなM4A1を見て一人和んでいた
M4A1(本当は嘘なんですけどね...)
実は彼女はM16たちに自分がどうやったら指揮官を振り向かせることができるのか相談していた。
(回想)
M16「ダニィ!?M4が指揮官のことが好きだってぇ!?」
M4A1「ちょっと姉さん、声が大きいです!///」
M16「すまんすまん、そうか...M4もそういう感情を持ったか」
sop「きゃー!そういうのすっごく好き!もっと聞かせて!」
いちごちゃん「...それで、M4はどうしたいの?」
M4A1「ふぇ!?えぇと...できれば...指揮官に近づきたいな...って」
M16「ふむ...だがどうしたもんかな...きっかけが欲しいところだな」
いちごちゃん「怖い映画を見てしまったから泊めてほしいっていうのは?」
sop「いいねいいね!それでいこー!」
その時窓の外に稲妻が走る
「ひゅい!?」
と可愛い悲鳴が誰かから漏れた
M16・sop・いちご「(ニヤァ)きっかけが出来たな(ね)(わね)」
ぷるぷると震えるM4「え、えぇ...?」
sop「おねーちゃんもあんな可愛い声出るんだねー!」
いちご「さて、きっかけとなる理由ができたんだからさっさと彼の元へ行く!」(グイグイ)
M16「M4、頑張れよ」ノシ
M4A1「ひゃ、ひゃい...」
そして指揮官の元へ行き一晩泊まったのだ
(回想終わり)
M4A1「そ、そういえば指揮官は、その...えと...」
指揮官「ん?どうしたんだ?歯切れが悪いな」
M4A1「えっと...昨日聞きそびれてしまったので...その、指揮官は今好きな人はいるんですか?」
指揮官「それ今言う!?」
周りには聞こえないように、しかし指揮官へは聞こえるようにM4A1は質問した。
指揮官「いるにはいるが...いきなりどうした?」
M4A1「いえ...少し気になっただけです...」
指揮官「そ、そうか...」(ちょっと顔が赤い)
M4A1(そう...ですよね...指揮官だって一人の男性...好きな人がいてもおかしくはない...この先私にチャンスはあるんでしょうか...)
指揮官「さ、朝食も終わったことだし、仕事を始めようか」
この後に起こる異変などこの時はまだ誰も知る由もなかった