東方現転生ー東方より伝わる異世界から現実へ転生した少女達ー   作:じゃがバター(アツメツメタメ)

18 / 18
前回のあらすじ
5年前、インカーネイション軍によって洗脳された村人達の現状を見、他の人と関わるのをやめた少女。
その名は『黒夜 白海』。兄と両親がいなくなった者だ。
しかし、今日の深夜帯にうるさくて汚らしいノックが聞こえ、目が覚める。
準備をして向かおうとしたその時、突如ランタンが意志を持って襲いかかる。
それをなんとか撃退した彼女は、着替え室にて普段着ていく物を着る。
その途中、玄関の外から悲鳴が聞こえ、移動しに行った先で、今度は来客に人形が襲っていた。
だが、人形は白海に数分経たずで一握りのパンチで彼方に吹き飛んだ。
解放された来客はメイドのような風貌の服装をした赤髪の女の子で、白海曰く生きている感覚がないとか。
そして、その少女に白海はとある場所に案内される事となる。
最後にいた者の正体は………


懐かしき山の自然

VIVIT

『さて、案内する場所ですが…えーと、えーっと…はい、山ですね』

 

山…。ワシタカ山ね。

途中経路であるウィンド森を正面突破で切り抜けるにはあの憎い軍への許可がいるみたい。

うちが隠し通路から裏に回って監視していた時、子供が通る際に門番へ許可を取っているのがわかった…。

隠し通路はうちだけが知っているし、気づかれずに行くには音をあまり立てずに木を登ったり遠くにジャンプしないと通れないからね。

VIVITには恐らく無理よ。

 

白海

『山ね…どこから行くのかしら?』

 

VIVIT

『本来ならあの門を通るのですが、どうやらあなたはあの人達に敵対されているようなのと、今の時間帯では捕まってしまうので、どうにかして目を盗みましょう』

 

白海

『了解したわ。うちの家に睡眠作用のある薬があるのよ。それを利用して、やつらを居眠りさせるわ』

 

VIVIT

『いいですね!では、この坂から降りて行きますか』

 

数分後…

 

門番A

『ふぁ〜あっと…みんな寝静まってんなぁ』

 

門番B

『そうだなぁ。今頃バーにいるやつら酔い潰れてんだろなぁ』

 

門番A

『眠気覚ます薬があればなぁ。うっ、ぐぅぐぅ』

 

門番B

『コラ起きなされ!』

 

門番A

『悪りぃ悪りぃ、寝てたみたいだなぁ、ははっ』

 

白海

『あの〜おじさん達…そこ、通りたいんですが…』

 

二人は今でも眠そうだわ。

かわいそうに、ここで突っ立っていること位しかないのね。

 

門番A

『あーこのかわいらしくもなんともないガキの声は、我らに逆らっている白海とかいう不登校のガキだなぁ?』

 

門番B

『この不幸せ者!どっか行け!しっしっ!!』

 

白海

『あのぅ、あなた達にプレゼントがあるのですが…』

 

【挿絵表示】

 

門番A

『あ?なんだぁ〜?んじゃあ眠気覚ますやつくれや』

白海

『ちょうどそれなんです!どうぞ、お二人さん…役に立てたら幸いです』

 

VIVIT

『白海さん…頑張ってますね』

 

睡眠薬よ。

お身体と給料の休憩をありがたく受け取ってね。

そして、二人は同時に呑んだ。

 

門番A

『おほ〜!こりゃすごい!眠気が覚ま…ぐっ…ぐぅぅ…』

 

門番B

『おや、なんか寝たけど、後から来るんかなぁ…ふわぁ、眠いなぁ…グタッ』

 

面白いわ。

んじゃあね〜♡

 

VIVIT

『あ、私のこと忘れないでください〜』

 

白海

『あ、ごめんね!いこっ!』

 

 

 

???

『はぁ〜、なに寝てんの…全く、役立たずだぜ』

 

門番A

『ぐがー…ちなんとかに椅子叩かれるぅ…』

 

門番B

『ぐぅー…でっかいヘビを、捕まえたぞぉ…』

 

なんというか、あんた達は私の名前覚える気ないのか?

変なやつらだぜ…。

 

???

『ポンコツぅ、これでも喰らえっ!!』ビリビリッ!

 

門番達

『ギャア〜!!』

 

???

『もう、あんた達の給料は減らしてやるからな〜!』ダッダッダ…

 

門番A

『あれ、なんかされたか?』

 

門番B

『モヒカンがボサボサだぞ、お前』

 

門番A

『お前もじゃねーか。しかもコゲくっさ』

 

 

 

白海

『森も随分変わったわ。今では野生動物が人間を襲うようになったり、合成された奇怪生物達がそこら辺にいるし…しかも、道が石のような何かで形成されているわ。まぁ、村にも言えることだけどね』

 

VIVIT

『アスファルトっていいます。私の地元はここではないので…』

 

アスファルト…5年前にはうち達にとっては珍しい物だわ。

自然にこんなのを敷くなんて、考えがおかしい…。

 

コウモリ

『キキーッ!』

 

VIVIT

『キャッ!本当に襲って来るわ!!』

 

白海

『コウモリ!この子は傷つけたらダメよ、ね?』

 

コウモリ

『キキッ、キー!』バサッ…

 

退散してくれたわ。

手懐けておいて良かった、ひやひや。

 

VIVIT

『怖いですね…この森』

 

白海

『5年前は自然が良くて綺麗だったの。けど、ゴミを不法投棄をする人たちや、 娯楽の場を作りたいが故に多くの木々を伐採されたの』

 

VIVIT

『そうなんですか…』

 

こうして、色々雑談をしながら、なんとか山の入り口に着いた。

 

 

 

白海

『ここはワシタカ山…今では誰にも目をつけられなくなった、哀しき山…』

 

VIVIT

『大きな山ですよね…うぅ、きついかも』

 

地元からしたら、こんなの楽チンよ。

 

白海

『登れる?』

 

VIVIT

『無理ですよ…まぁ、私良い物持っているので、それお使いください』

 

白海

『良い物?このへんてつもない、使いやすそうなホウキかな?』

 

まさか…勢い良く左右にはきながら行くのかな?

いや、考えすぎか。

 

VIVIT

『では、このホウキの上にお座りください』

 

はく方を後ろにして、手に持つ辺りに彼女が座っている…。

何がしたいのか。

 

白海

『うちには無理よ。だってホウキ小さいし、うちは大きい(170cm)から…そうだ、うちは全力で走って登るから、競争しようよ!あなたはホウキ使っていいよ』

 

VIVIT

『わかりました。では、行きますね』

 

ビューン!

 

白海

『ヒャッ!ホウキが…空を飛んだ!?まずい、速く行かなきゃ…』ダダダダ…

 

 

 

 

 

中間にて…

 

白海

『はぁ…はぁ…中間地点か。まだ体力はあるけど、湧き水を飲んでから行こう』

 

IC歩兵

『この山はどうですか、シーフ少佐』

 

シーフ

『いかにも俺が大ッキレェな田舎っくせぇし疲れる山だなぁ!あ〜、木を伐採して気持ち良く出来るゴルフ場でも作りたいなぁ!!』

 

なによ、アイツら…。

しかも、鎧ガッチガチの仲間とは違う、村で見かける海賊みたいなタイプだ…。

さらに少佐格なんかもいるなんて…。

仕方ない、ここは退却よ。

 

IC歩兵

『ん?なぁんか走る音しましたね、シーフ少佐?』

 

シーフ

『お、追いかけろ!この時間帯に出た村人は許さねぇ!!』

 

【挿絵表示】

 

ダッダッダッダッ…

 

まずい、追っかけて来たわ!!

歩兵は特別速いって訳じゃないけど、シーフとかいうやつは一段と速い…!

1対2なんて勝てないよ!!

 

シーフ

『このシーフ様を舐めると、いかんぞぉ〜!?』カチャリ

 

あ、アレは!

ボウガンらしき物!!

 

IC歩兵

『さっすがシーフ少佐!麻痺毒を矢先に塗って、それを走って行ったやつに当てるんですね〜?』

 

見つかったら危険、見つかったら終わり…!

走って頂上に辿り着かねば、命の保証はない!!

 

白海

『もう少しで、頂上に…』

シーフ

『見つけたぞ〜!!ん、貴様は白海とかいう不幸で言う事聞かずのガキの一人だなぁ〜!?』

 

なにっ!バレた!!

まずい、脚を狙う気だ!

 

シーフ

『そっから動くなよ〜?よし、狙いを定めて…』パンッ!!

 

ふっ、

仕方ないなぁ…。

 

白海

『はぁぁー!!』パシュン!

 

シーフ

『なんだ!?』

 

IC歩兵

『空中に滞在する矢が…切れてます!』

 

シーフ

『なんだと!しかも、矢がびしょ濡れだ!なんだあの小娘は!!』

 

白海

『うち?今から始末するあなた達に教える気はないわ。さぁ、今度はあなた達がやられる側よ』ピシュン!

 

【挿絵表示】

 

IC歩兵

『うわ、手から水の玉…うわぁ、ばば、うばぼ!!』バタッ

 

白海

『まずは一人目!次はあなたよ!!』

 

シーフ

『付き添いをやっつけたな!やってやる〜!!』

 

白海

『奥義!ウォーター・スライサー!!』

 

シーフ

『あふぇ?』バタッ

 

白海

『しばらく歩けないよう両脚に傷つけておいた。あなたとその付き添いは生かしておく…縄で巻かれたまま、あなたの嫌な山にしばらくいなさい』

 

シーフ

『ちょっ、ちょっと待て!上司に叱られてしまうよ〜!!だぁー!こんな山行かなきゃよかったクソ喰らえ!!』

 

白海

『べーだ。参ったでしょ?』

 

シーフ

『ま、参ったよ!もうあんたには襲わねぇからよ!!ヒィ〜!!』

(バカなやつだ、この後俺の部下達が来るのを知らずによぉ〜!!)

 

 

 

頂上に…着かねば…。

VIVITは、もう着いちゃったのだろうね。

 

次回へ続く

 

 

 




いろいろ

・5年後の村
シアワセなる物を手に入れた村人達が暮らしている村。
前よりさらに広くなっており、アメリカの田舎町にある道路くらいの広さ。
移動手段は自動で動いてくれる車で、人身事故はまだないとのこと。
肉食文化が始まり、魚介類を食べる文化は少し薄まっており、物々交換ではなく、お金なる物での取引となった。基本お金はシアワセを受け取った者にしか回らず、シアワセを受け取らなかった者は受け取れない。
現在、シアワセを受け取らなかった者での村の扱いはひどく、インカーネイション軍からには冷たい態度を取られてしまう。勿論、優しくない村人達からにも。
この村で偽の幸せと言う名の洗脳を受け取り、一生インカーネイション軍の下で暮らすか、それに反して受け取らず、一人や特定の人達で暮らすか…やっぱり、シアワセを受け取る人が多いかも。

・シーフ
インカーネイション軍の少佐格。
ボウガンを使いこなし、毒を塗った矢で仕留める危険なやつ。
深夜帯に山に出かけた理由は、とある者からの命令で白海達を捜しに来たとか。
そこで部下1名と行き、白海を発見する。
だが、あの白海の意外な力によって敗北。部下もろとも縄でグルグル巻きにされた。
実は部下達に後から山へ来る事を事前に伝えており、もし二人では対処出来なかったら用を考えて計画したらしい。
ちなみに山登りは好きではない。

・水を産み出す程度の能力
白海が悪党に発現させた能力。
水を産む事が出来、逆に吸い取って力にする事も出来るたり、近くにある液体を操る事が出来るため、水場では強くなる。
今回は水の球を飛ばし、歩兵の顔面に当てて気絶させたり、
シーフの両脚を水の刃を飛ばして傷をつけた事で転倒させた。
この能力を使うとかなりのスタミナを消費するらしく、木造住宅についた火災の火を全て消すには大幅な精神力が必要で、火災を消した頃にはぐったりしてしまうだろう。



2週間分遅れちゃいました
ごめんなさいなのです

東方の二次創作キャラは出した方が良いか

  • よくない
  • 良い
  • もっと良い
  • めっちゃ良い
  • ルナティック良い
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。