僕の個性は『超次元サッカー』   作:元サッカー部

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長々と待たせてしまってすみませんでした。
そして明けましておめでとうございます。
今年も試験、実験にレポート、研究、果てには就活もあるので超不定期更新になります。本当に申し訳ございません。
前置きはここまでにして、本編をお楽しみください。


禁断の技

side球川

土砂エリアのヴィランも凌ぎ、これからを思案する。各エリアに配置されているであろうヴィランは轟くんや爆号をはじめ、戦闘向きの個性の皆であれば軽くあしらえるだろう。問題は戦闘向けじゃなかった場合。相手は高確率で自分の得意エリアに配置されているはず。ならば、例えば葉隠さんや青山くんが一人で飛ばされていたら?葉隠さんは個性がら、見つかることは少ないだろうが、逆に見つかれば一番非力である。青山くんもネビルレーザーを出せるうちは問題ないだろうが、時間が経てば不利になるだろう。そのためにも各エリアを回るべきか。しかし、どこを回るべきか、そもそもみんなが飛ばされたのだろうか?自分だけでは?考えがなかなかまとまらないその時

 

スマァッシュ!

 

その一言が、エントランスとは少し違った方向から聞こえてきた。飛ばされていない人もいるかもしれない。けれどそこには13号先生がいるはず。今の声は緑谷くんで間違いない。なら僕は別のところを回ろう。緑谷くんは実戦経験こそ少ないけど、並のヴィラン相手に後れを取ることはないはず。僕は僕ができることを探そう。

 

side緑谷

「二人とも、大丈夫?」

 

「無事よ、流石ね緑谷ちゃん。」

 

「おうよ!これぐらい屁でもねぇっての!」

よかった。少し無茶をしたけど、二人ともなんとか付いてきてくれた。

 

「取り合えず、助けを呼ぶのが最優先だよ、このまま水辺に沿って広場を避けて出口に向かうのが最善。」

 

「そうね、広場は相澤先生が敵を大勢惹きつけてくれてる。」

 

「でも敵が多すぎる。先生はもちろん制圧するつもりだろうけど、相澤先生、やっぱり僕らを守るため無理を通して敵の群れに飛び込んだと思うんだ。」

 

「おいまさか緑谷。バカバカバカ。」

 

「邪魔になるようなことは考えてないよ。ただ、隙を見て少しでも先生の負担を減らせればって。」

 

「なあ緑谷、様子を見るるだけだぞ様子を。」

 

「大丈夫。危ないと感じたらすぐ逃げるから。」

 

 

 

side相澤

くそっ!計り間違えたか!肘が崩れた。崩す個性!?

「その個性じゃ集団との長期決戦は向いてないんじゃないか?普段の仕事と勝手が違うんじゃないか?君が得意なのはあくまで奇襲からの短期決戦じゃないか?それでも真正面から飛び込んできたのは生徒に希望を持たせるためか?」

なんなんだ!こいつ!

 

「かっこいいなぁ。ところでヒーロー。本命は俺じゃない。」

なっ!いつの間に横に!?

 

 

 

「相澤先生……」

 

side緑谷

「教えてやるよイレイザーヘッド。そいつが対平和の象徴、怪人脳無。」

 

 

「ぐわぁー!」

 

「個性を消す。素敵だけどなんてことないね。圧倒的な力の前ではつまりただの無個性だもの。」

髪の毛は上がっていた。相澤先生は個性を使ったはずなのに!あんな簡単に腕を折るなんて!

 

 

「緑谷だめだぁ。流石に考え改めただろう。」

 

「ケロゥ」

 

 

 

「しがらきとむら」

 

「黒霧。13号はやったのか?」

 

「行動不能には出来たものの、散らし損ねた生徒がいまして、一名逃げられました。」

 

「はぁ?はぁはぁ。黒霧。お前。お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ。」

 

「さすがに何十人のものプロ相手じゃかなわない。ゲームオーバーだ。あーあ。今回はゲームオーバーだ。帰ろっか。」

 

 

「帰る?帰るっつタノカ今?」

 

「そう聞こえたわ。」

 

「やったよ。助かるんだ俺たち。」

 

「ええ、でも……気味が悪いわ。緑谷ちゃん。」ゴスッ

峰田君……こんなときにまで……

 

「これだけのことをしといて、あっさり引き下がるなんて…」

オールマイトを殺したいんじゃないのか?これで帰ったら雄英の危機意識があがるだけだぞ?ゲームオーバー?なんだ?なんだ、何考えてるんだ、アイツら?

 

「あっ、そうだ、帰る前に平和の象徴としての教示を少しでもへし折って帰ろう!」

なっ!こっち来た!?間に合わない!?

 

「っち!ホントかっこいいね。イレイザーヘッド!」

相澤先生が頭を掴まれながら無理に顔だけ向けて個性を使ってくれた。九死に一生を得た、けど!

さっきまでとは明らかに違う!梅雨ちゃん助けて逃げなきゃ!後先の事考える余裕はない。100%で、一撃で吹き飛ばさないと!

「手ぇはなせぇ!SMASH!」

 

はぁはぁ。折れてない。力の調整がこのタイミングで!出来た!うまくスマッシュがきまった。やった!

 

ぇ?

はぁ、いつのまに?ていうか、効いてない?まさか

 

「いい動きはするな。スマッシュってオールマイトのフォロワーか?まあ、いいや君。」

目の前の怪人が僕に、手が付いたヴィランが二人に。もう……ダメだ!

その時、

入り口の扉が吹き飛び、

 

「もう、大丈夫。私が来た!」

 

「オールマイトォ!」

オールマイトが到着した。

 

「あぁー、コンテニューだ。」

 

 

 

一方そのころ。

火災ゾーン

side尾白

「くそっ!すばしっこい!」

二手に別れて一人になった。こいつから!もらった!

 

「ぐはうっぅ!」

 

「いたぞ!あっちだ!」

 

「先ずは敵に捕まらないこと!」

しかし、敵の数がわからないのは厳しいな!ヒット&アウェイでどこまで凌げるか。

 

「おい!あっちにもいるぞ!」

えっ?反対側?ここにとばされたの俺だけじゃなかったのか?それとも他の場所から増援?一度様子を見よう。

 

「こっちに来たの1人だろ!なんで反対方向にいるんだよ!」

 

「知らねえよ!取り敢えずいるんだよ!逃げも隠れもせずに大通りを真っ直ぐに走って、こっち来てる!もう何人もやられてる!」

 

「ッチ!今追ってるやつは無視しろ!場所が割れてるやつから叩くぞ!」

 

「おう!」

誰だ?誰が来たんだ?

 

「来たぞ!」

あれは……球川か!

 

「相手は1人だ!まとめてかかれ!」

球川でもこの人数を一斉に相手取るのは不可能だ!カバーしないと!

 

「『ヘブンズタイム』!」

気がつくと敵はまとめて吹き飛んでいた。最後に見たのは左手を挙げ指パッチンをしたところまで。その後にはもう吹き飛んでいた。どういう仕組みだ?

 

「おーい。誰かいないか!」

忘れてた。合流しないと。

 

「球川!こっちだ!」

 

「尾白くん!良かった。無事?」

 

「なんとか、ヒット&アウェイで凌いでたけど、球川が一掃してくれたお陰で、もうその必要も無さそうだしな。」

 

「ここに飛ばされたのは尾白くんだけ?」

 

「たぶんね。周りにいたのは敵だけだったから。」

 

「わかった、僕は他の場所に皆が飛ばされていないか見て回るつもりだけど、尾白くんはどうする?」

 

「俺も同行するよ。1人より2人の方が相手するのも楽だろ?」

 

「そうだね。よろしく。」

 

「次はどこに行くんだ?」

 

「この近くだと、暴風・大雨ゾーンが近かったと思うから、そこに行こう!」

 

「了解!」

 

暴風・大雨ゾーン

side口田

大勢のヴィラン相手に僕は一人逃げ続ける。

「はっはぁ!敵は一人!」

 

「それも雄英らしからぬビビりだぜ!」

言い返したいけど、言い返せない。僕は人見知りで、緊張しいだし、個性も皆みたいに派手じゃないし、戦闘向きでもないから今は逃げるできない。

 

「それでよく雄英入れらな!金でも握らせたかぁ!?」

悔しい。入試は外だったから、鳥たちも居たからなんとか受かれたけど、ここは室内。ましてや暴風・大雨ゾーン、蟻の子一匹でさえいることがない。個性が完全に使えない。

 

「ははっ!確かにあり得る!」

っ!行き止まり!万事…休すっ。

球川くんと尾白くんとの特訓、もっとしたかったな。

「おら、お前らもそこまでにしとけ。さっさとやって他のところのガキ叩こうや!」

 

「言われるまでもねぇ!こいつは俺の獲物だぁ!」

球川くんは自身の技を僕がわかるまでレクチャーしてくれたし、尾白くんも僕の苦手な近接戦闘を教えてくれた。今ここで、それを使わずして、使えるときがあるだろうか?いいや、ない!校訓『Plus Ultra (更に向こうへ)』!今しかない!

 

「うわぁぁぁ!」

 

「かはっ!」

まずは1人!

 

「ほう、立ち向かうか。」

 

「総帥!手間をかけさせてしまい、すいません!」

敵のリーダー?でも、エントランスにいなかった人だからあくまでここの人達のリーダーってこと?

 

「逃げるだけだと思ったが、三方向が囲まれいる故に、逃げ場はないがこちらも数の利が活かせない。思いの外頭も切れるな。腐っても雄英というわけか。」

 

「どうしますか?総帥。」

 

「関係ない。さっきのは不意打ちでやられただけだ。次からはそうは喰らわないだろう。何の個性か分からないのには気を付けろ。叩き潰せ。」

 

「「「ヒャッハー!」」」

球川くん。技をお借りします!

 

「『ドラゴンクラッシュ』!」

 

「うおっ!?」

「ドラゴン!?」

「ギャァァ!?」

 

「ほう、やるな。お前たち、退いておけ。後は私がやる。」

 

「しかし、総帥!」

 

「聞こえなかったのか?退け。」

 

「っ!はい。分かりました。」

 

「他の場所へ行っても構わない。しかし、戻ってこい。いいな?」

 

「はっ!行くぞ!野郎共!」

 

「「「オー!」」」

敵のリーダーを残して戻っていく?どういうつもりだろう?

 

「名乗っておこう。私の名は影山。」

 

「あなたたちは何がしたいんですか。雄英に乗り込み、生徒を殺そうとする。いったい何が目的ですか。」

 

「破壊だよ。この腐った世界をね。」

 

「腐った……世界。」

 

「そうさ!ヒーローが蔓延るこの世界。私の父もヒーローだった。小さい頃はあの男に憧れ、私もヒーローを目指したさ!」

なら、なんで……

 

「人気も実力もあっただろう。しかし、たった一度のミスで周囲はあの男を責めた。お前が遅かったから、弱かったからと。あの男が何をした?体を張って市民を護ったというのに、その市民は彼を批難する。」

 

「その後あの男は落ちぶれた。ヒーロー活動をすることもなく、自堕落に、一日中家で酒を飲み、挙げ句の果てには家庭内暴力も振るわれたさ。全てこの腐った世界のせいで!」

返す言葉がでない。ヒーローの明るい一面しか見ていなかったのだと痛感させられた。

 

「ところで、ヒーロー。本当にアイツらを他の場所に行かせたと思うかい?」

えっ?その直後に頭に衝撃が走る。

 

「正々堂々なんて、敵がするはず無いだろう!」

 

「流石です、総帥。このあとどうしますか?」

 

「ここはお前に任せる。私は死柄木の元へ行く。」

 

「了解しました。」

 

……まだだ

 

「……立ち上がるか。」

 

「諦めない。諦めたら皆に合わせる顔がない!」

 

「任せたぞ。」

 

「はい。」

 

「待て!……くっ!」

 

 

「おっと、追わせないぜ。総帥の野望の為に俺たちはいるんだ。」

 

「総帥の邪魔だけはさせない。」

このままじゃ、みすみす逃がしちゃうし、この数を1人で裁けない。球川くんには使うなって言われてるけど、非常事態……だよね。負けるわけにはいかない。一掃できる力のある技、皇帝ペンギン2号の元となった禁断の技。

 

「『皇帝ペンギン……1号』!!うわぁぁぁぁぁ!?」

技自体は成功したはず。しかし、たった一回で立てなくなった。右足を激痛が襲う。

 

「ぐあぁぁ!」

「痛ぇ!難だこれ!アイツは倒れてんのによぉ!」

 

「狼狽えるな!総帥の技はこれより速く、鋭い!紛い物に遅れをとるな!この際ペンギンは無視しろ!アイツを殺すことを考えろ!」

 

「させないよ!」

今の声は……

 

「口田!助けに来た!」

球川くん、尾白くん。

あり…が…と……ぅ。

 

side球川

暴風・大雨ゾーンに着いたはいいけど、着いて早々ヤバイことこの上ない。口田くんが倒れてるし()()()()()()が飛び交っている。

「球川!口田が倒れたまま返事がない!たぶん気絶してる!」

 

「わかってる!1号が使われてる!身体へのダメージが大きすぎるんだ!」

 

「1号?何の事だ?」

 

「後で教える!今はコイツらだ!」

 

「ああ、尾空旋舞(びくうせんぶ)!」

 

「尾白くん!下がって!纏めて止める!『グラビテイション』!!」

 

「重た!?」

「後ろ!いつの間に!」

 

「今のうちに口田くんを!」

 

「任せろ!」

 

「クソが!ガキが舐めんな!」

っ!端っこにいたやつが動き出した!そのまま尾白くんを追いかける。グラビテイションを使っているからカバーに向かうこともできない。

 

「尾白くん!後ろ!」

 

「わかってる!気配でバレバレなんだ、っよ!」

死角からの攻撃だったけど、尾白くんは落ち着いて対処し、一撃で相手を吹き飛ばす。吹き飛ばした敵は倒れている敵に当たりながら再びグラビテイションの効果範囲内に戻ってきた。

 

「口田!しっかりしろ!口田!」

 

「尾白……くん?」

 

「口田!助けに来たぞ!動けるか?」

 

「ごめんなさい、無理そうです。」

 

「そうか、なら背負うぞ、掴まってくれ。」

 

「ありがとう。」

 

「行くぞ!球川!大丈夫だ!」

 

「了解!『嵐・竜巻・ハリケーン』!!」

暴風・大雨ゾーンという状況も相まって、威力の底上げも出来ているはず!

 

「……マジか。ヤバイな……。」

 

「……凄いや。やっぱり、僕なんかじゃ……」

 

「口田?何か言ったか?」

 

「いいえ、何でもないです。」

 

「しかし、凄いよな。球川は。あの数を一撃で沈めれる。俺の個性じゃタイマンばかりだから。」

 

「そんなことないです。僕こそ、1人じゃ何もできないから……」

 

「そうか?動物と意思疎通できるって凄いと思うぞ?それに、球川の必殺技の動物も操れてただろ?そういう、動物を出せる個性の天敵に成れるし、タッグを組んだら更にヤバイだろ。凄いと思うよ。」

 

「でも、二人が来るまで僕は何もできなかったし」

 

「室内だからそもそも動物いないしな、口田の個性は生かしづらいよ。」

 

「それを越えるために皆ここに来たんだろ?」

 

「球川くん。」

 

「校訓にあるだろ?『Plus Ultra (更に向こうへ)』越えて行こうぜ!」

 

「うん。頑張ってみます!」

 

コスチューム案 尚キーパーユニフォーム スパイク、グローブは伝説のスパイク、グローブ

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