僕の個性は『超次元サッカー』   作:元サッカー部

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連合×総帥

side緑谷

オールマイトが到着してからはすぐだった。

広場にいた数人を一撃で沈め、相澤先生を助け、更に水辺の僕たちを脳ミソヴィランも、手だらけのヴィランにも気づかれないスピードで助けてくれた。

 

「えっ、あれ?」

 

「みんな、入り口へ。相澤君を頼む。意識がない早く!」

 

「はい!」

「ケロッ!」

「オールマイト……」

 

「ダメだ、ダメだ。ごめんなさい、お父さん……」

急に。本当に急に。僕たちを本当に殺そうとしたのに、殴られた顔についていた手が外れると同時に、急に弱々しく、弱音を吐いて、手を元に戻すと先程と変わらない状態になっていた。

 

「助けるついでに殴られた。国家公認の暴力だ。流石に早いや。目で追えない。けれど、思ったほどじゃない。やはり本当の話だったのか。」

 

「くっ、オールマイトダメです!あの脳ミソヴィラン、僕の腕が折れないぐらいの力だけどびくともしなかった。きっとあいつ!」

そのさきは言えなかった。

 

「緑谷少年、大丈夫!」

その一言は、僕を落ち着かせるのには充分すぎた。

僕はその言葉に従い一時この場を後にする。

 

sideオールマイト

緑谷少年にはああ言ったが、さて、どうなるか!それでも、私はNo.1ヒーロー!オールマイト!生徒たちに見せつけないとな!

 

「カロライナァスマッシュ!」

 

「脳無」

クロスした手を振り払う瞬間、手だらけと私の間に脳ミソヴィランが入り込み、カロライナスマッシュを受ける。でもまぁ、しかし!

 

「マジで全然効いてないなぁ!ならぁ!」

ボディがダメなら顔面はどうかな!と二発いれるも、

 

(顔面も効かないか!?)

 

「効かないのはショック吸収だからさ。脳無にダメージを与えたいならゆ~っくりと肉を抉り取るとかが効果的だね。それをさせてくれるかは別として。」

 

「わざわざサンキュー!そういうことならやりやすい!」

 

「おいおい。」

 

 

「そ、そういう感じか。」

 

「コンクリに深く突き立てて動きを封じる気だったか。それじゃ封じれないぜ。脳無はお前並みのパワーになってんだから。」

 

くっ、まさか、このタイミングで三人目か!

 

「いいねえ黒霧、期せずしてチャンス到来か。」

あ痛ぁっ!そこは弱いんだ!やめてくれ。引き剥がせもしない。なんてパワーだ!

 

「君ら、初犯でこれは覚悟しろよ!」

 

「黒霧。」

少しは怖じ気づいてくれればいいものを!全く動じずに指示を出す。全く、たいしたヴィランだ!

 

「私の中に血や臓物が溢れるので嫌なのですが、あなたほどのものならば喜んで受け入れる。目にも止まらぬ速度のあなたを拘束するのが脳無の役目。そして、あなたの体が半端に留まった状態でゲートを閉じ、引きちぎるのが私の役目!」

くそっ!動けない!拘束も外せなければ殴ることも、暴れることも満足にできん!

 

「オールマイト!」

緑谷少年!君ってやつは!

 

「浅はか。」

緑谷少年がワープゲートに入りそうなその瞬間。

 

「退け!邪魔だデク!」

黒霧と呼ばれるヴィランに爆撃を放つ爆号少年。さらに勢いよく地面が氷だす。

氷結!轟少年か!

 

「てめえらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた。」

私が凍らないギリギリの範囲をうまく調整して、お陰で手が緩んだ!これなら抜け出せる!

 

「はっ!オールマイト!」

 

 

「うらぁぁ!あれ?くそっ!いいとこねぇ!」

切島少年も特攻を仕掛けるもバックステップで軽く避けられる。

 

「スカしてんじゃねえ!靄モブがぁ!」

 

「平和の象徴はてめえらごときに殺れねぇよ。」

 

「かっちゃん、みんな。」

 

 

「黒霧が、出入り口が押さえられた。これは、ピンチだな。」

 

「へっ!このうっかり野郎め!やっぱ思った通りだ!靄状のワープゲートになれる箇所は限られてる。その靄ゲートで実態部分を覆ってたんだ!あんとき、全身靄の物理無効人生なら、危ないっー発想がでねぇもんなぁ。」

よく見ている。この緊張状態でも、相手の行動、発言を踏まえて考えることができている。やはり、彼は天才だな!

黒霧がワープを使おうとした途端に爆破して行動をさせない。ヒーローらしからぬ言動が、今後の課題だな!

 

 

「攻略された上に、全員ほぼ無傷。すごいなぁ、最近の子供は。恥ずかしくなってくるぜ、ヴィラン連合。脳無。」

 

「体が割れてるのに、動いてる!」

 

「皆下がれ!なんだ、ショック吸収の個性じゃないのか!」

 

「別にそれだけとは言ってないだろう。これは超再生だな。脳無はお前の100%にも耐えられるように改造してある。超高性能サンドバッグ人間さ。」

なんて、非人道的な!改造だと?何をしたんだ!

 

「まずは出入り口の奪還だ。行け、脳無。」

速い!しかし!助けねば!

 

「子供を庇ったか。」

 

「加減を知らんのか。」

 

「仲間を助けるためさ。仕方ないだろ?さっきだってほらそこの、地味なやつ。あいつが俺におもいっきり殴りかかろうとしたぞ。たがために振るう暴力は美談になるんだ。そうだろヒーロー。俺はな、オールマイト、怒ってるんだ。同じ暴力がヒーローとヴィランでカテゴライズされ、良し悪しが決まるこの世の中に。何が平和の象徴?所詮抑圧の為の暴力装置だ。お前は。暴力は暴力しか生まないのだと、お前を殺すことで世に知らしめるのさ!」

 

「無茶苦茶だな。そういう思想犯の目は静かにもゆるもの。自分が楽しみたいだけだろ、ウソつきめ!」

 

「バレるのはや。」

4人がサポートに入ろうとするが、それを止める。轟少年がそれでもというが、先程の事を感謝しながら下がらせる。緑谷少年も血や活動時間の事を気にかけるが、ヒーローとして、平和の象徴として救わないといけない!

力の衰えは思ったよりも速い。それでも私は平和の象徴なのだから!

 

「さあ、クリアして帰ろう。」

言い終わると同時に生徒に向かい走り出す手ヴィラン。

手ヴィランを殴ろうとするも当然立ちはだかる脳無。

 

「っち、おいおい、ショック吸収ってさっき自分で言ってたじゃんか。」

 

「そうだな!」

正面からの殴り合い!拳の風圧でワープゲートも近づけまい!

 

「君の個性がショック無効じゃなくてショック吸収ならば、限度があるんじゃないか!?私対策なら、私の100%を耐えるなら、更に上からねじ伏せよう!ヴィランよ!こんな言葉を知っているか!更に向こうへ!Plus Ultra!」

 

 

side緑谷

あれだけ苦戦した。殺されかけた。その相手を吹き飛ばした。各々唖然としている。

 

「オールマイト……」

 

「やはり、衰えたな。全盛期なら5発も打てば充分だったのに、300発以上も打ってしまった。」

オールマイトから煙が!もう時間ギリギリなんだ!

 

「さてと、ヴィラン!お互い速めに決着つけたい!」

 

「衰えた?完全に気をされたよ。よくも俺の脳無を!チートが!全然弱ってねぇじゃねぇか!あいつ、俺に嘘教えたのか!」

 

「どうした!来ないのか?クリアとかなんとか言ってたが、出来るものならしてみろよ!」

その一言に、3人は勝ちを確信し、下がることを提案してくる。けど、あれは虚勢だ。土埃に紛れて変身するときの蒸気みたいのがでてる。オールマイトはもう動けないはず!

 

「さぁ、どうした!」

 

「脳無さえいれば!やつらが何も考えずに立ち向かえるのに!」

 

「ふむ、ならば手を貸そうか?」

 

「あなたは、総帥!」

誰だ?サングラスをかけた長身の男が、いつのまにか死柄木の隣に立っていた。いつの間に?

 

「ああ?なんでこっちに来てんだよ。自分の持ち場にいるんじゃなかったのかよ。」

 

「ふん、その気でいたのだがな、そちらが失敗する気がしてな。加勢に来たんだが、不要だったか?」

 

「死柄木弔!あと数分もしないうちに増援が来てしまう。ならばここは影山と共闘しましょう。まだやれるチャンスは十分にあるかと!」

 

「そうだな、そうだよ、そうだ。やっるきゃないぜ。目の前にラスボスがいるんだもの。」

 

「交渉成立だな。指示出しをしてもよろしいかな?」

 

「なんで手前が仕切ろうとしてんだよ!?」

 

「死柄木弔!時間がありません!今は落ち着いて!総帥!お願いします!」

 

「よろしい、ならば、黒霧。個性をいつでも使えるように準備しておけ。それと、あそこに倒れている中で、動けそうなやつを3人ここに。」

 

「わかりました。」

何を、する気だ!

 

帝国(エンペラー)、発動。お前たちは私の手となり足となる。」

 

「おい、何言ってんだ。お前。」

 

 

「デスゾーン、開始。」

 

「「「はっ!総帥!」」」

言うや否や飛び上がる3人のヴィラン。正三角形の頂点にあたる部分で、それぞれが回転している。でもおかしい。飛び上がった3人はさっき、相澤先生と戦っていたはず。その中に、()()()()()()()()()()()()()!その中央には紫の塊が発生していて、見ているだけで気持ち悪い。

 

「「「デスゾーン!」」」

 

「撃ってきた!轟!氷で止められねぇか!?」

 

「任せろ!」

 

「いかん!逃げなさい!私が何とかしてみせよう!」

と飛び上がるも、それは悪手だった。

 

「黒霧、個性であの技を、生徒に向けてくれ。」

 

「そういうことですか。お任せください。」

 

「しまっ!みんな、逃げなさい!」

あと少しで届く、そんな絶妙なタイミングでオールマイトと紫の塊の間に発生したワープゲート。伸ばされた拳が当たることはなく、ただ空を切るだけで、その塊はワープし僕らに向かってきている。

 

「させない!」

一番に動けたのはマグレ以外の何でもないだろう。球川くんと特訓したことで無意識で足が出た。動けたのはいいが、歯が立たない。

 

「「緑谷!?」」

 

「デク!」

 

「ほう、真っ向から向かうか。果たして勝てるかな?」

受け止めるよりも弾くことを優先して足を前に出そうとするも押し返される。倒されかけたその時。

 

「なぁに一人で止めようとしてんだ!クソデク!」

 

「支えるぜ!緑谷!」

 

「かっちゃん!?切島くんも!!」

切島くんが僕の背中を支え、右足を出している僕に合わせて左足でかっちゃんが塊に蹴りをいれる事で、何とか後ろに下がらないようになる。

 

「お前らの邪魔はさせねえよ。」

 

「轟くん!」

そして僕らの周りに氷を発生させ、邪魔をさせない轟くん。これで周りの事を気にせず集中できる!

 

「おもいっきり行け!爆豪!緑谷!」

 

「いくぞ、クソデク!」

 

「うん!」

 

「「いっけぇ!」」

なんとか蹴り返す。蹴り返した塊は雷を帯びて死柄木たちに向かう。

 

「おい!!どうすんだよ!影山ぁ!!あっさり蹴り返されてんじゃねぇか!」

 

「喚くな、みっともない。この程度。ふんっ!」

僕たちは四人で協力してなんとか蹴り返すことができた。けど、影山と呼ばれた男はさも当然と言わんばかりにただ、それを踏みつけ、勢いを完全に殺した。

 

「ウソ……だろ?」

 

「マジかよ……っ!?」

言葉もでない。地力が違う。

 

「危ないぞ、死柄木。」

 

「あぁ?っ!?」

そこに、銃弾が飛んできたが、紙一重で死柄木はそれを回避する。

 

 

「来たか!」

銃弾が飛んできた方向には

 

「ごめんよ、みんな。遅くなったね。すぐ動けるものをかき集めてきた。」

 

「1Aクラス委員長飯田天哉ただいま戻りました!」

飯田くんがプレゼントマイク先生やスナイプ先生含め、多数の先生たちを連れていた。

 

 

「あーあ。来ちゃったよ。ゲームオーバーだ。帰って出直すか。黒霧。」

 

「私もこれで失礼するよ。手下達の脱出完了の連絡が来たのでな。」

 

「好きにしろ。」

 

「今回は失敗だったが、今度は殺すぞ。平和の象徴、オールマイト!」

その言葉を最後に霧のヴィランの個性でどこかへ消えた。

 

 

コスチューム案 尚キーパーユニフォーム スパイク、グローブは伝説のスパイク、グローブ

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