僕の個性は『超次元サッカー』   作:元サッカー部

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グダグダ書いてたら長くなりました。
前半はオリジナル。
後半は原作の液体ヴィランのやつです。


中学での戦闘訓練と遭遇

金曜日の最後の授業。ついに来てしまった恐怖の戦闘訓練。爆豪と絶対に戦わないといけないって、どんな罰ゲームだよ。予告なし小テストの方が優しいよ、まったく。本来なら木曜日にあるはずだが、先生が無駄に気を利かせて金曜日の授業と交換したらしい。その方が疲れても土日で休めるからだとか。ホント最悪。

 

「それじゃあ、爆豪、球川。準備は良いな?」

まったく良くありません。出来れば帰りたいです。

 

「あぁ!!」

 

「よし、それじゃあ、戦闘訓練、始め!」

俺の意思は無視ですか。確認もしないなんて。ホントくそ。

 

「死ねや!!!」

 

「って!あぶなっ!いきなりかよ!」

合図と共に爆発の推進力を活かしてそのまま右の大振りで殴ろうとする。それを必殺技を使わずに避ける。

 

「避けるな!!死ね!!」

 

「避けるし!!生きるわ!」

それからも殴ったり、そう見せかけての爆破と、攻撃の雨あられ。ただ避けるのもキツくなってくる。本来なら当然相手もキツくなるはずなのだが、爆豪についてはそれに当てはまらない。動きのキレも良くなるし、爆破の

規模も威力もあがってくる。

 

「てめぇサッカー野郎!!いい加減個性使いやがれ!!ナメプしてんじゃねえ!!」

ふむ、それじゃそろそろ使おっか。今日は縛りなくていいよね?

 

「はぁぁっ!アイスグランド!」

自分の周りの地面を氷で覆いその上を滑り、大きく飛び上がり地面に踵落としをする。そこから氷が爆豪に向かって進んでいき、爆豪を氷付けにしようとする。

 

「んなもん俺に効くかぁ!!」

爆豪は避けれて当然と言わんばかりに爆破で飛び上がりアイスグランドを回避する。そしてそのまま再び上からの爆破ラッシュで襲いかかる。が、しかし

 

「単純っ!だなっ!」

 

「何っ!!」

爆破の音こそ大きいものの、強すぎれば自分の視界も塞がるため不用意に大きくはできない。

 

「熱血パンチ!」

一見すればただのパンチ。しかしそこには中学サッカー界の汗と涙と根性とか、そんなもんが色々詰まっていて、威力は普通のパンチングとは比べ物にならない。

カウンター気味に繰り出した必殺技は爆豪の鳩尾にきれいに入った。

 

「カハッ!ッチ!!クソが!!」

これで倒れてくれたらいいものの、一度下がり体制を立て直す。はぁ、めっちゃめんどい。これで棄権しちゃダメ?ダメなのか~。ならさっさと終わらせよっか。疲れちゃったし。

 

「死にやがれぇ!!!」

爆豪はもう我慢の限界らしく、今までの訓練で見せてきた爆破とは一回りも二回りも大きな爆破を仕掛けようと迫ってくる。後先の事を考えず、周りの事などもう何一つ視界に入っていないだろう。恐らく見えているのは俺だけで、俺を倒すことしか頭にないだろう。爆破の規模的に僕が避ければ後ろにいる生徒は十中八九怪我では済まないだろう。アイスグランドではむしろ被害が拡大する。熱血パンチでは不可能……なら!

 

「ボルケイノカット!」

俺は回転しながら飛び上がり、まずは右足を右側に、次いで左足も右側に、最後に両足を揃えて振り上げる。それぞれから衝撃波が繰り出される。しかし爆豪に当たることはなく、爆豪を中心にそれぞれの衝撃波が辺になるように地面を三角形にえぐる。

 

「へっ!当たってねぇんだよっ!?」

一瞬立ち止まり当たらないとわかったことで油断していた爆豪だが、こちらは当たらないのではなく、当てていないのだ。えぐった地面で囲まれた場所からマグマが飛び出し、爆豪は空中へ吹き飛ばされる。

 

「これでっ、終わりだぁ!」

 

「負けるかぁぁぁ!!!」

 

「ファイアトルネード!!」

 

榴弾砲・着弾(ハウザーインパクト)!!!」

爆豪は空中での小規模爆破で体制を整え、空中から落下しながらの加速。そこに爆破による爆風で回転を加えながら突っ込み、加えて最大の威力で爆風を放つ。

それに対して僕は落下してくる爆豪に向かって回転しながら飛び上がり、右足に炎を宿す。爆豪の両手と俺の右足がぶつかった瞬間、膨れ上がった熱量が遂に周りにも被害を出してしまった。僕の炎が爆豪の起こした爆風によって多方向に飛び散ってしまったのだ。

 

「しまった!!」

 

「そこだぁぁ!!死ねぇぇ!!!」

 

「はぁっ!??うわぁぁ!!っ痛ぁ!」

余所見をした瞬間に爆豪は自分は関係ない、てめぇが悪ぃ。そう言わんばかりに更に爆撃を仕掛ける。こちらはそれを避ける術がなく地面に叩き落とされる。短時間に必殺技を使いすぎた反動か、そこから起き上がる事ができなかった。

 

「そこまでっ!勝者爆豪!」

 

「うぉっしゃぁ!!!どうだぁ!!俺様がNo.1だあぁっ!!」

ウン、スゴイスゴイ。キミガイチバンサ。ダカラモウカカワラナイデネ?

言いたいけど言ったら余計に面倒だから心の中に留めておく。

 

「おーい、球川。生きてるか?」

 

「なんとか~。」

 

「立てるか?」

 

「むぅ~りぃ~。」

 

「そっか、緑谷、球川を保健室に連れていってくれ。」

 

「はっ、はい!」

緑谷に肩を担がれなんとか歩いて保健室に向かう。

 

 

 

side緑谷

「それじゃあ、HR終わりな。みんな気をつけて帰れよ。」

HRが終わったが球川くんはまだ教室に帰ってきてない。かっちゃんにやられてどこか痛めたのだろうか。僕はHR終了後保健室に急いだ。

 

「失礼します。球川くんいますか?」

 

「僕に何か用?緑谷くん。」

 

「球川くん!もう大丈夫なの?」

 

「なんとか、1人で歩ける程度には。」

 

「今日は帰って早く寝なよ。後遺症だったりなんかあったらまた来てね。」

 

「は~い。行こう、緑谷くん。」

 

「うんっ!」

 

 

side球川

「ありがとね~。わざわざ運んでくれたり迎えに来てくれたり。」

いや~ホント助かったよ。緑谷くんには感謝感激雨あられだよ~。

 

「そっそんな!別にたいしたことしてないよ!わざわざそんな!」

またまたぁ~、照れちゃってぇ~。

 

「それでもだよ。お礼の言葉くらい受け取ってほしいかな。」

 

「うっ、うん。あのさ、球川くん。」

 

「ん?どうかしたの?」

 

「知ってると思うけど、僕は無個性で、それでもヒーローを目指してるんだけど……やっぱり無理なのかな。」

 

「九割九分九厘無理だね!」

 

「そこまでストレートにっ!」

いや、結構無理でしょ。

 

「第一、無個性なのになんで身体鍛えてないの?」

 

「えっ!?」

 

「君のヒーローノート?こないだ勝手に見たんだけどさ、無個性だから確実に相手の行動パターンを計算して動く。悪くはないけどそれについていく身体がなければ意味ないよね?それに計算するまでは相手はやりたい放題な訳だ。君、何もできないよね。」

 

「確かにっ!」

 

「少しは鍛えないと無理だね!」

 

「やっぱり……」

 

「でも100%無理っては思わないよ。」

 

「えっ!?」

 

「さっき言ったでしょ。九割九分九厘無理って。100%とは言ってないでしょ。」

 

「そう言えばっ!」

 

「今のままだと100%無理だけど、変われば少しはなんとかなるんじゃない?今度一緒に特訓する?」

 

「ええっ!!?いいの!!?」

 

「い~よ~。たいしたことはしてないけどね。」

 

「明日からでもいい!?」

 

「明日は疲れてるから日曜日ね。とりま、今日家に案内するから、覚えて帰ってね。」

 

「ありがとう!!」

一度教室に荷物を取りに戻り、帰路に着く。15分もすれば家に着くはずだった。

 

 

 

「良いミノ発見。」

 

「はっ?」

 

「えっ!?」

 

「右の子(蹴斗)かな。鍛えてそうだし、そんな子が人質だとヒーローも手ぇ出せないよねぇ~。」

 

「逃げるよっ!緑谷くん!」

 

「うっ、うん!」

 

「待ちやがれ!隠れ蓑!」

 

「待てと言われて待つバカいないよ!」

逃げども逃げどもヴィランはこちらの追跡をやめない。むしろその距離は次第に縮まっている。それはひとえに緑谷の体力の問題だ。鍛えてないのはわかったが、これじゃ無理くね?最初は俺狙いってわかってたから途中で別道にそれようとも思ったけど、そうするともし緑谷くんに狙いを変えてしまうと、それこそヤバい

 

「緑谷くん!1人で先逃げてっ!」

 

「はぁはぁ、球川、はぁはぁ、くんは、どうするの?」

 

「ここで戦う。」

 

「そんな!」

 

「と言っても、疲れてるから、早く、ヒーロー呼んできてもらえると嬉しいな!」

 

「うっ、うん!」

 

「もう大丈夫だ!少年たち!!私が来た!」

 

「あなたはっ!」

 

「オールマイト!!」

 

「テキサススマッシュ!」

 

「風……圧!?」

 

「すげぇな、おい。」

すごいけど、いいのかな?

 

「流石オールマイトぉ!!!」

 

「ムムッ!私のファンかな?ちょっと待ってくれ。さっきのヴィランをこのビンに詰めたらっと……ってあれ?どこ行った?まさか、逃げた!?」

 

「いや、普通にさっきの風圧で飛んでいきましたよ。」

逆になんで気づいてないの?普通に見えたけど。

 

「ええっ!!?それ本当かい!?」

 

「はい。びゅーんって。」

 

「なにっ!?それはいけない!!すぐに駆けつけねば!液晶越しに会おう!少年たちよ!」

 

「え!?そんな……もう……まだ…」

 

「ヒーローは常に敵か時間との戦いさ。それでは今後とも応援よろしくねー!」

あっ

 

「緑谷くん、なにやってんのー!?」

オールマイトが飛び去る直前に走りだしオールマイトにしがみついた。オールマイトもそれに気づかず、そのまま行っちゃうから緑谷くんも空高く舞い上がった。

……バカなの?

 

「ん?ってコラコラーー!放しなさい!!熱狂が過ぎるぞ!?」

 

「今……放すと……死んっ…!!死んじゃう……!!」

 

「確かに!!」

 

「大丈夫~?緑谷くん。」

 

「っておい君!!なに普通に追ってきてんの!?個性使っちゃ駄目でしょ!!」

 

「いや~ヒーローが友達誘拐しちゃうもんだから、見逃して?」

 

「誘拐してないし!むしろこの子預かって!!」

 

「この状態じゃ流石に危ないよ~。どっかに降りよ。」

 

「仕方ないっ!そこの建物に降りよう!」

 

「オッケー。」

 

 

 

 

「……怖っかっった。」

 

「何やってんのさ、全くもう。怪我したらどうすんのさ。」

 

「まったくだ!階下の方に事情を話せば降ろしてもらえるだろう。今度こそ私は失礼するよ!」

 

「待って!あのっ!」

 

「NO!待たない!」

 

「個性がなくてもヒーローは出来ますか!?個性がない人間でもあなたみたいになれますか?」

あれ?それさっき僕にも訊かなかった?あれじゃダメなの?不正解だった?何が正解?

 

「個性が……。」

 

「個性がないせいで……それだけじゃないかもしれないけど、ずっと馬鹿にされて、だから……かわかんないけど、人を助けるってめちゃめちゃカッコいいと思うんです。」

 

「……緑谷くん……」

ってあれ?オールマイト、なんか痩せてない?

 

「恐れ知らずの笑顔で(たす)けてくれる。あなたみたいな最高のヒーローに僕もぉぉおおああああーー!!?」

僕の気のせいじゃないんだ。よかった、よかった。

 

「しぼんでるうー!!え!?さっきまで……え!?ニセ!?ニセ者!?細ー!!」

 

「少し落ち着こっか、緑谷くん。」

 

「私はオールマイトだ。」

血吐きながら言われましても……こんなNo.1ヒーローはちょっと嫌かな。

 

「わーー!!!ウソだーー!!!」

 

「プールでよく腹筋力み続けている人がいるだろう?あれさ。」

 

「ウソだーー!!!」

 

「恐れ知らずの笑顔、ね。見られたついでだ、少年たち。間違ってもネットには書き込むな?」

そう言ってオールマイト(細)はシャツを捲って僕たちにお腹を見せた。そこには大きな手術跡が残っていた。案の定緑谷くんは超ビビっている。

 

「5年前、敵の襲撃で負った傷だ。呼吸器間半壊、胃袋全摘、度重なる手術と後遺症で憔悴してしまってね、私のヒーローとしての活動限界は今や1日約3時間程なのさ。その限界時間がもう来てしまった。今日はもうヒーローとしての活動はできないだろう。無理をすれば、一時的にはできるが、自分の首を更に絞める事になる。」

 

「5年前……?毒々チェーンソーと戦ったとき……?」

よくそんなの覚えてるね。意外と賢い?

 

「詳しいな、あんなチンピラにやられたりしない。」

並みのヴィランはチンピラ扱いですか。No.1様は言うことが違うね~

 

「これは世間に公表されていない。公表しないでくれと私が頼んだ。人々を笑顔で救い出す"平和の象徴"は決して悪に屈してはいけないんだ。私が笑うのはヒーローの重圧、そして内に湧く恐怖から己を欺くためさ。プロはいつだって命懸けだよ。『個性(ちから)がなくとも成り立つ』とはとてもじゃないがあ……口に出来ないね。」

 

「はぁ……」

ん~、現実見せつけるね~。甘やかすだけはダメなんだね~。うちの担任にも言ってほしいね。特定の一人だけを甘やかすのはやめろ~って。

 

「人を助けるのに憧れるなら警察官って手もある。『ヴィラン受け取り係』なんて揶揄されちゃいるがあれも立派な仕事だ。」

でもそれじゃ個性は使えないんだよね。僕は自分の身体を守るのは個性だと思ってるし、緑谷くんだと多分ヒーロー以上にきつい仕事になるんじゃないかな?

 

「……夢を見るのは悪い事じゃない。だが……相応に現実を見なくてはな、少年。」

そう言い残してオールマイトは屋上から去っていく、その瞬間

 

ドッカーーーン

 

「まさかっ!さっきの!」

 

「少年!」

降りたはずのオールマイトが屋上に戻ってきた。

 

「ん?なんですか?」

 

「私をあそこまで連れていけるかい!?」

 

「走るよりは早く着く自信がありますが、普段のオールマイトほど早くは着けませんよ?」

 

「じゅうぶんさ!個性の使用については目をつぶろう!頼めるか!?」

 

「まぁ~いいですよ。ギャラ弾んでね!」

 

「ぼっ!僕も!連れていって!」

 

「後でね!オールマイト連れていってすぐ戻るから!」

 

「その際の個性使用については目はつぶらないぞ!?」

 

「まぁまぁ、行きますよ!」

とぉー!細々オールマイトだから全然余裕。

現場付近で人気のないところにオールマイトを降ろしてすぐさま緑谷くんのところに戻る。個性無断使用?今更だよ。オールマイトが許してくれたし(行きだけ)大丈夫。

 

「ほら、行くよ!」

 

「うんっ!」

 

 

 

 

「あれって!さっきのヴィラン!」

 

「ねえ、あのヴィランに捕まってるのって……まさか。」

違うよね?あの爆発ボンバーヘアーで爆発個性なんてどこにでもいるよね?違うよね?

 

「かっちゃん!?」ダッ

 

「ダメだって、緑谷くん!君じゃなんの力になれない!」

さっきの今で君ホント反省してないよね!なんですぐ駆け出そうとするの!?駆け出したい気持ちは分からないでもないけどっ!周りのヒーロー何もしてないし!むしろ放置するって言ってるし!!

 

「それでも!かっちゃんは今、助けを求めてる!ヒーローは!いつ!いかなる状況でも!困って人を助けるんだ!」

まったく、ホントにバカだよね。ヒーローバカ。

 

「ならそれこそ駄目でしょ。1人で行っちゃ。無駄死にするよ。行くなら声かけてよ。今の彼に恩を売りつけといたら今後絡まなくなるかも。」

まぁ、多分無理だけど。

 

「でもっ!それだと球川くんにも迷惑がっ!」

 

「関係ないよ。僕も目指す先はヒーローなんだよ。目の前のヒーローがなにも出来てないし、救出ぐらいしてもバチは当たらないよ。」

 

「ならっ!………で、出来る!?」

 

「おっけぇ~、じゃ、行くよ!!疾風ダッシュ!!」

体に風を纏い、一気に駆け抜ける。ヒーローもヴィランも爆豪も、全員体が止まってしまう。

 

「馬鹿ヤロー止まれ!!止まれ!!」

止まれと言われて止まる馬鹿がいるか~!というか、僕は馬鹿じゃない!!

 

「かっちゃん!」

 

「爆豪!手ぇ掴んで!」

 

「なんで!てめぇらが!」

 

「わかんない!けど君が助けを求める顔してた!」

僕が緑谷くんの体を支え、緑谷くんが爆豪に手を伸ばす。戸惑ったものの、爆豪も今はヴィランから離れることを優先してか、こちらに手を伸ばす。それを僕が疾風ダッシュの勢いで引っこ抜く。

 

「形勢逆転!後は頼むよ、ヒーロー!アデュー!」

カッコよく決めたつもりだけど、そうは問屋が卸してくれないらしい。ヒーローは未だに動いておらず、ヴィランは僕らを追いかけてくる。あっ!

 

「爆豪!あれ倒せる!?」

 

「あぁ!?余裕に決まってんだろ、ボケェ!!調子のんな!!」

 

「わかった!緑谷くん!爆豪の手ぇ離して!そのまま掴まってて!」

 

「うんっ。かっちゃん!!」

 

「さっきはよくもやってくれたなぁ!?クソヴィラン!!くらいやがれぇ!榴弾砲・着弾(ハウザーインパクト)!!!」

 

「やったか!?」

煙が消えた後には、息も絶え絶えなんとか立っている爆豪と、打ちのめされて倒れ込んでいるヴィランの姿があった。ここにきてようやくヒーロー達がこちらに向かってきた。

 

「君たちはなんて無茶をするんだ!?君たちが危険を冒す必要は全くなかったんだ!!」

はぁ!?

 

「ならあんたらヒーローはどうする気だったんですかねぇ!!?聞いてましたよ、聴こえてましたよ、あんたらの声!良い相性の個性持ちが来るまで現状維持みたいな会話!なにもせずそのまま待っていると!?その間に爆豪が死んだらどうすんだよ!?必要な犠牲って言う気なのかよ!?」

 

「そっ……それはだな……んんっ!しかし、それと君が許可なくヒーロー免許無しで個性を使った!これは立派な犯罪行為なんだぞ!わかっているのか!!」

こいつら!

 

「わかってんよ、それぐらい!分かりやすく話題転換するんじゃねぇよ!!こっちの訊いてること答ろや!!」

 

「落ち着きたまえ、デステゴロ、少年も。」

 

「塚内刑事。」

 

「この二人は人質の少年の友達かなにかだろう。大きな怪我もないし、実際我々ヒーローはあのヴィランに対して何もすることができなかった。少し位目を瞑ろうじゃないか。」

 

「しかしですね。」

 

「分かっているさ。あくまで今回限り。今後彼らが個性無断使用なんてしたらそのときは君たちヒーローが、ヒーローとはなんたるかを教えてあげれば良いさ。ヒーローも更に経験を積んで、皆にとって恥ずかしくないヒーローであり続けようではないか!」

 

「そうですね……。すまない少年。熱くなってしまった。」

 

「少年もそれで良いかい?」

 

「ギャラについては!?」

 

「前科一犯が付くけど、それでも良いかい?」

 

「ガッデム!」

 

「この件についてはこれまでにしよう。君たちは今日はもう帰りなさい。お家の人が心配するかもしれない。」

 

「やっと帰れる~。」

 

「なんて緊張感のない!?」

 

「デクッ!!!サッカー野郎!!!」

ヒーロー達が離れたタイミングを見計らってか、爆豪が怒鳴る。

 

「あれま~爆豪。病院、行かなくて良いの?検査入院だけじゃなくて、ずっと入院してても良いんだよ?」

そのまま帰ってこないこと推奨。

 

「黙れっ!!俺は助けなんて求めてねぇぞ!!1人でもやれたんだ!!てめぇらの手なんか借りなくても!!無個性のでき損ないと今日負けた相手が恩を売ろうってか!!?」

 

「そうだ!!」

 

「ちょっと!球川くん!!?」

 

「見くびんなよ!クソナードどもが!!」

言いたいことを言うだけ言ってそのまま去っていった。やれやれ、ホント困った爆豪(ボンバーマン)だ。

 

「それじゃあ、僕らもそろそろ帰ろっか。」

 

「うん。」

 

 

 

「ここか僕の家だよ~。昼の1時ぐらいに来れる?」

 

「僕の家からもそこまで遠くないし大丈夫だと思う。」

それはよかった。

 

「まぁ、昼御飯は軽くしといてね。吐かれるとアレだから。」

 

「うっ、うん。」

 

「じゃあ、またね~。」

 

「うん、またね。」

この時僕は知らなかった。この後緑谷くんに起こった事を。




今回の必殺技
アイスグランド(オリオン)
熱血パンチ
ボルケイノカット(アーケードのやつ、オリオンで良いのかな?)
ファイアトルネード
スカイウォーク(GO)(オールマイトを追いかける際の空中移動)
疾風ダッシュ(アレス)

コスチューム案 尚キーパーユニフォーム スパイク、グローブは伝説のスパイク、グローブ

  • 無印ライモン
  • イナズマジャパン
  • GOライモン
  • ギャラクシーイレブン
  • オリオン イナズマジャパン
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