【彩とミッシェルの苦悩】
「今日のゲストはなんと! 商店街から全国へ羽ばたいたふわキャラ選手権No. 1! ハロハピのミッシェルでーす!」
「や、やぁーみんなー、ミッシェルだよ〜。よろしくー」
「ふふっ、本当に可愛いですね。なんでもテーマパークのマスコットキャラでもあるんだとか」
「ミッシェルランドって言うんですよねー」
「そ、そうなんだ〜、僕はいつも兄妹と一緒にみんなと遊んでるんだよー」
「で、その友達のことなんですが、──え?」
「あらあら、彩。 どうかしたの?」
「え!? あっ、ううん! なんでもないよ! えーっと! その、あの、友達の腹黒ミッシェルのことなんですけどっ!」
「あ、えと、うん、あの子は……すっごくいい子なんだ。いつもニコニコでね、優しいんだよー」
「あれ? でも腹黒ってことはその裏で悪いこと考えてるんじゃ──」
「彩さん!」
「ふぇっ! あ……そうそう! すっごくいい子だよねー!」
「うふふ、彩もミッシェルも焦ってるようだけれど、何かあったのかしら?」
二人はこの後もめちゃくちゃ四苦八苦した。
『美咲、ゲストだったんだね……』 『……千聖ちゃん……』『怒ってるよな、あれ』
『◯ぁ〜◯ぇ〜◯ぁ〜◯ぇ〜……波──ッ!!』
『◯◯◯◯◯砲──ッ!!』
【夕食の団欒】
「あら、これ美味しいじゃない」
「ほんと!? それ私が作ったんだー!」
「へぇー……やるわね」
「えへへ! おばさんに褒められた! 後でみんなにいおーっと」
「おばさんおばさん! あこのも食べて食べて!」
「はいはい、……ふふ、あこちゃんも腕をあげたわね」
「やったー!!」
「あのおばさん、アタシのはどうかな?」
「大丈夫よ、二人と同じくらい美味しいわ」
「へへっ、ありがとう、おばさん」
「……あの……小母さま……今度は……私も……作ります……だから……」
「ええ、楽しみにしてるわ」
「……頑張り、ます……!」
「なーにカッコつけてんだよ、ばばあ」
「あ?」「つくも」「つく兄」「九十九」「……九十九くん……」
「あいむそーりー、ごめんねマミー心の底から愛してるぜベイベ」
「そ」
【朝の一幕】
ぴんぽーん。
「はーい──ってあら、日菜ちゃんにこころちゃん、それに黒奈ちゃんも、おはよう」
「おはよう! お義母さん!」「おはよう小母さま! 今日はいい天気ね」「おはようございます、小母さま」
「他の子たちがいることも知ってるの?」
「うん。あたしもみんなと泊まりたかったなぁ」
「ふふっ、そう、ならまたみんなで泊まりにくればいいわ」
「うん!」
「小母さま、あたしもいいかしら?」
「もちろん。全員でも大丈夫よ」
「やったー! 小母さまありがとう!」
「いいのよ、さあ、あの子たちはリビングにいるから入ってちょうだい」
「「お邪魔しまーす!」」
「……あら? 黒奈ちゃんはいいの?」
「ええ、私はここで」
「そう? ならサンドウィッチを持ってくるから少し待っててくれるかしら」
「小母さま、お気遣いなさらずに」
「なら入ってくれると助かるわ」
「むぅ、分かりました。……もぅ、小母さんの意地悪」
「あら、なんのことかしら?」
「いいえ、別に」