比企谷君が私のお兄ちゃん?   作:ゼロ少佐

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14話

旅行……私は今までそれ程行ったことは無いのだけれど… 普通なら観光をしたり、家族や友人または恋人と楽しんだりするものなのだろうと私は思う…

 

もし、それが比企谷君と二人きりで行けたのならどれだけ良いものなのだろうか…そんな事を考えるが現実はそう上手くは行かない…

 

比企谷君と旅行という点はある意味あってはいるのだろうけれど、敢えて言いたいことがあるわ

 

どうしてこうなったの?

 

 

夏休み期間のとある日私と姉さんは暇潰しに比企谷君の家に訪れていた。

 

といっても小町さんは受験勉強しているから、騒がしくするとかそういう事はしないのだけれど……リビングで3人ゴロゴロと過ごしていた

 

こうしてみると本当に兄妹のようだ

姉さんと兄さんと私の3人仲良く……もし比企谷君が姉さんと結婚したら本当にそうなるのかもしれない

 

だけれど、私はそんな結末は望んでなどいない

出来ることなら……いえ私が比企谷君と結婚してこういう関係を築くのが私の望んでいる事なの

 

でもそれは多分姉さんも同じ気持ち…なのかもしれない。正直言って最近の姉さんの事がよく分からないわ…比企谷君に対して好意を抱いているのは私でもわかる…だけど、どこか違和感を感じる…本当に比企谷君の彼女になりたいのか…なりたいとしても どうしてそんな回りくどい事をするのか 私にはわならなかった

 

 

 

陽乃「あっ!そうだ!」

 

ゴロゴロしながらカマクラを撫でていると姉さんが何かを思いついたのか…飛び上がった

 

八幡「どうしたんですか?」

 

それに反応した比企谷君は栞を挟み本を閉じた

 

……何で私こんな所まで見てるのかしら…

 

陽乃「明日、旅行行こうよ!運転は私するから」

 

唐突に姉はそんな事を言ってきた

さっきから黙り込んでスマホを扱ってると思ったけどそういう事だったのね…

 

私ははぁ…と溜息をつき口を開いた

 

雪乃「また、唐突ね…」

 

陽乃「いいじゃん!どうせ比企谷君も雪乃ちゃんも暇なんだしさ」

 

またこれだ…何も言ってないのに予定がない事がすぐバレる…たまに感じることがあるのだけれど姉さんの勘はサトリかって思うほどによく当たる

 

八幡「え…ほら、明日は…」

 

何か断るための言い訳を探しているようだけれど…もう無駄よ 姉さんを出し抜くには予め何かを用意しておかないと…

 

私は心の中でそう思い…諦めていた

 

陽乃「ないよね?」

 

八幡「はい…」

 

 

 

彼はあっさりと負けを認めてしまった

私としてはもう少し比企谷君があれこれもがくのを見ていたかったのだけれど…

 

雪乃「それで、何処に行くのかしら?」

 

陽乃「んー 雪乃ちゃんも比企谷君も人混みは苦手だしね〜温泉なんてどう?」

 

温泉ね…それはそれでいいかも知れないわね

ただそうなると

 

雪乃「比企谷君はどうするのかしら?」

 

どうすると言うのは 行くか行かないかではなく 1人だけ男性というその状況に対してのものだ

 

八幡「俺は1人でいい…どうせ寝る前までは一緒の部屋に居るんだろ?」

 

陽乃「うんうん!物分りがいいのはお姉さん的にポイント高い♪だけど、比企谷君が寝るのは私と雪乃ちゃんと同じ部屋だよ」

 

八幡「えぇっ!?」

 

流石の比企谷君も今の言葉に驚きを隠せない様子だった。だけれど姉さんはさっきと同じ調子で口を開いた

 

陽乃「だって、2部屋取ったら割高だし、そ、れ、にいつも私達の一緒に居るし 今更一緒に寝る位平気よ?」

 

姉さんはウィンクをしながらコッチをみた

 

多分姉さんはこれを機に距離を詰めるつもりなのかしら?いいわ、その挑発乗ってあげるわ

 

雪乃「そうね、一部屋でいいわ」

 

そうして姉さんが宿を探し

どうやったのか知らないけれど…

こんな夏休み真っ最中なのに宿の予約が取れてしまった

 

電話している時に雪ノ下と言う単語を強調していたのは 聞かなかったことにしましょう

 

 

こうして楽しい楽しい旅行が計画されたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「なぁ、小町は本当に行かないのか?」

 

俺は小町の部屋に行き旅行の件を話した

一応陽乃さんにも雪乃にも小町も来ていいよとは言われているのだが…小町は乗り気では無かった

 

小町「もぅ、小町は受験生なの!小町だって本当は行きたいの我慢して断ってるんだから!」

 

そう言われ部屋を追い出されてしまった

 

…受験の為か……お土産ちゃんと買ってきてあげないとな…それと小町が合格したら 何処か連れて行ってやりたいな

 

そう思いながら妹の部屋を去っていった

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