比企谷君に連れられ、お土産屋を周り
一通りものを買い、部屋に戻ってきた
それから、朝食を取り…千葉に帰る準備をしていた
本当はあと1泊したい所だったけど、予約の問題上1泊2日が限界だった
でもそれだけの時間で充分だった
姉さんの本音を聞けて、比企谷君とも長い時間一緒に居れたから
片付けを終え私達は車に乗りこみ
千葉に戻って行ったのだが…
八幡「陽乃さん!危ない!!」
キキィ〜〜〜!!
陽乃「えっ!?」
キキキィィ〜〜!!ドォォォンン!!
一般道を走っている途中…横から物凄い勢いで飛ばして来た車と衝突しそうになった
間一髪の所だったが比企谷君が車が見える前に音で察知してくれたお陰でぶつかる事は無かった
車を路肩に止め私達は警察を呼びその場で待機していたのだが…
陽乃「ぁぁ………」ブルブル
姉さんが肩を竦ませ、ブルブルと震わせながら蹲っていた
あんな、人生最大級のトラウマシーンを
それも運転中に見てしまったのだから無理もないだろうけれど
姉さんにもあぁいう姿はできたのねとつい思ってしまった
その姿を見かねた比企谷君が
八幡「陽乃さん、大丈夫ですから…」
比企谷君が姉さんの前で中腰になり、姉さんの肩をさすりながら優しく言葉を掛けていた
陽乃「うぅ…怖かったぁ…怖かったよぉ…!」
姉さんは比企谷君の背中に手を回し抱きしめていた
比企谷君はそんな姉さんの頭を優しくて撫でていた
しばらくすると警察の方々がやってきて、色々事情を聞かれたが
比較的早く開放された
姉さんも何とか落ち着きを取り戻したが
流石に車の運転をするのは怖くて、出来そうになかったので
近くのホテルまで警察の方に運転してもらい
もう1泊することになった
一応明日に都築が迎えに来て貰えるので
安心なのだけれど…あれからずっと姉さんと比企谷君がくっつきっぱなしなのは少々癪に障った
本当はこんな気持ちを抱いてはいけないと分かっているのに…どうしても2人の姿を見ていると 嫉妬してしまった
八幡「あの、陽乃さん…いつまで手を握っているんですか?」
事故があった後から陽乃さんは、俺から離れなくなってしまった。どこに行くにも手を握りっぱなしで
離そうとすると涙目で嫌だと訴えかけてきた
正直言って可愛かったのだが…そろそろ俺も我慢するのがしんどくなってきた
陽乃「……」
八幡「あの、本当に漏れそうなので トイレ行かせてください!!」
言いたくはなかったがこのままでは色々とピンチだったので
本当のことを言い何とかなんを逃れた
……あの時の雪乃の冷たい視線は………忘れよう
あんなゴミを見るような目のことは
用を済ませ、部屋に戻ると……
八幡「…何してるんですか?」
陽乃さんが雪乃を抱きしめていた
雪乃は抵抗を諦めたのか
目のハイライトを消し、ぼーっとしているようだった
昔雪乃が言っていた…陽乃さんの抱き癖ってこういう事なのだろうか?もうとっくに解消したから!って陽乃さんは言っていたけど…なんだか蘇ってしまったようだ
雪乃はこちらを見て「助けて…」と言っていたが
俺は聞こえてないふりをした