比企谷君が私のお兄ちゃん?   作:ゼロ少佐

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26話

ざぁーっ ざあーっ

 

天気予報では雨とはなっていなかったが、外は物凄い土砂降りになっていた。

 

夜の9時を回ろうかという時間、殆どの人は帰宅し、今更こんな時間に大雨が降ってもどうって事はない…と普段なら思うだろう

そう、今日を除いては…

 

 

 

花火大会…結局俺は雪ノ下姉妹とは行かなかった。今の俺にはどちらか一方だけを選ぶ勇気がなかった。だから今年は行かないつもりだった。あの電話があるまでは…

 

「もしもし」

「あ、もしもしヒッキー!」

 

あの日電話を掛けてきたのは由比ヶ浜だった。

 

「なんだ?」

 

「なんだ、って…まぁいっか あのね、今月の終わりにある祭りあるじゃん もし良かったらさ…一緒に行かない?」

 

「祭りか…」

 

俺はこの時断るつもりだった。雪乃から誘われても陽乃さんから誘われても…どちらか一方を選ぶ勇気がなかった。つい残された方のことを考えると…

 

「もしかして、ゆきのんに誘われてた?ごめんね…この話は忘れて」

 

「ち、違っ!まだ、誰と行くとか決めてない…」

 

「ほんと!!?ならさ、一緒行こ!!詳しい話は今度メールするから!」

 

こっちが、なにかを言う前に由比ヶ浜は電話を切り、俺の意見なんてもはやないも等しい感じだった

 

八幡「由比ヶ浜とか…まぁ悪くはねぇか」

 

毎年雪乃と行ってるがたまには違う人と行くのもいいかもしれない…行かないのが1番楽で良いんだが

 

こうして俺は由比ヶ浜と祭りに行くことになった

 

それから何度かメールでやり取りをし、当日になった。

 

少し早めに家を出り、集合場所の駅に向かった。待ち合わせの場所に着いたのは30分前だったのだが、由比ヶ浜は俺が着いた5分後くらいにやってきた

 

結衣「あ、ヒッキー!こっちこっち!」

 

八幡「……まだ待ち合わせまの時間まで20分以上あるぞ」

 

結衣「ほら、私から無理やり誘ったみたいな所あるし、待たせたら悪いかなー?とか思って」

 

自覚あったのかよ…

 

結衣「ちょっと早いけど行こっか!」

 

八幡「おい、引っ張るなって!それにそんな早く歩いてるとコケるぞ」

 

結衣「へーきへーき、毎年履いてるから!きゃぁ!?」

 

フラグ回収早すぎだろ!?

 

八幡「危ない!」

 

目の前に段差があるのに気がついてない由比ヶ浜は膝がガクンと折れ転けそうになったが、なんとか腕を掴むことに成功し無事に済むことができた。

 

結衣「あいたた…ごめんね、ヒッキー…」

 

八幡「全く…気をつけろよ」

 

結衣「じゃ、じゃあさ手繋いでいい?履きなれない靴だと危ないし」

 

八幡「ほらよ、人多いし離れるなよ」

 

断ろうと思ったがこいつを見ていると小さい頃の雪乃を思い出した。

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