あの後雪ノ下には先に下に降りてもらい一色と2人きりになれる状況にしてもらった。俺自身一色がそういう事を思っていたなんて思って無かったし、どうせ文化祭が終われば切れてしまう関係だと思っていたからだ。
八幡「一色、俺はお前にどうこうされるほど不幸せなやつでも無いし、される義理もない」
いろは「…」
八幡「はぁ…そんな暗い顔するなよ つまりだな、助けられたからとかそういうのじゃなくただ単に…」
俺はここで1度深呼吸をした。呼吸を整え、一色の方を真っ直ぐと向き彼女の目を見てから口を開いた。
八幡「友達になって欲しい」
少し前後の会話がおかしかったかも知れない。だけど一色にはちゃんと伝わったみたいだ。
いろは「もう、比企谷君のバカ。そんなの断れるわけないじゃないですか」
彼女は涙を流しそうな顔で、しかしながらちゃんとこちらの顔をしっかりと捉え、返事をした
一色との件も無事に終え俺は家に帰ってきた。とりあえず疲れたのでシャワーを浴び、着替え、そして夕食までの間仮眠をとることにした。
「…………い……ん」
「お……い……ゃん」
五月蝿いな…こっちは眠いのに
小町「おにいちゃん!!」ドンッ
八幡「こ、小町!?」
小町の声と共に体に鈍痛が走った。おもわず俺は起き上がり何が起きたか確認しようとした。
小町「いってて…ごめん大丈夫?」
どうやら小町がバランスを崩し俺の上に倒れ込んできたようだ。全く…わざわざ布団の上に乗って起こそうとするからだ。
八幡「わり、もう飯できたのか?」
小町「それはもうすぐできると思うけど…というかお兄ちゃん!また新しい女の子に手出したの!?」
はぁ?何を言ってるんだこいつは?
小町「うわぁ…お兄ちゃんのジト目頂きました〜」
八幡「新しい女ってなんだよ、生まれて此方彼女すら出来たことねぇんだぞ」
小町「それじゃあキッチン見ておいで、小町が言ってること分かるから」
小町に言われ渋々キッチンに向かった。確かに誰かがいるようだ。明かりがつき、ガスが使われているような音がしていた。
八幡「……」
部屋に入り誰がいるのか確認するとそこには
いろは「あ、比企谷君お邪魔してま〜す」
雪乃「起きたのね、お寝坊さん」
八幡「えっと警察は110番だったよな」
スマホを取りだし家に不法侵入しているやつを追い出すためにスマホの画面をタッチする。
いろは「ま、待って下さい!私です!一色いろはです!通報しようとしないで!」
俺のスマホからピッと音がなった瞬間泣き叫ぶような声で一色が制止してきた。
本気で通報するつもりは無かったがここまで反応してくれるとこっちも楽しいな。まぁそんな事より…
八幡「お前らここで何してる」
雪乃「何って、あなたの家に泊まりに来たのよ。学校で言ったじゃない」
いろは「私は雪ノ下さんについてきました〜」
こいつら……
この時今夜は一波乱起きそうだなと心のどこかでそう確信した