比企谷君が私のお兄ちゃん?   作:ゼロ少佐

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34話

俺に人権というものはあるのだろうか…ふと俺はそんなことを思った。家にいても勝手に上がってくる魔王とその妹。俺の許可無く勝手にpcの中身やおかしなどを漁りそして当然のように俺の部屋で眠りにつく。こんな事を野放しにさせておいて本当に大丈夫なのだろうか。いいや、大丈夫な訳が無い。実際陽乃さんには前歴がある訳で、これ以上俺の扱いが酷くなるのは勘弁だ。

 

八幡「おい、当然のように俺のベッドで寝ようとするな。リビングか小町の部屋行け」

 

布団をバサッと取り上げ我儘姉妹にそう伝えた。いつもいつも勝手に俺の部屋を使われこっちの身にもなれって話だ。まぁこいつらに何を言っても折れてくれないからこっちから引き下がるしか無いんだが…

 

陽乃「さむーい返して〜」

 

雪乃「そうよ、風邪ひいたらどう責任とってくれるのかしら」

 

一色と雪乃が作ったご飯を食べたあとこいつらをどう帰そうかと1人画策していたのだが、運悪く陽乃さんが泊まりに来てしまった。基本暇人である陽乃さんそこそこの確率で金曜日になると家に遊びに来るのだ。いつもなら夕飯だけ食べて部屋でゴロゴロし9時過ぎ位に帰るのだが今日は何故か泊まる気できていた。もうそれからは察しがつくだろう。それがこの結果だ。

 

八幡「もういい、俺がリビングで寝る」

 

幸い一色は小町の部屋で寝ているのでリビングには誰も居ない筈だ。このままだと俺の理性がやばいし、そして安寧に過ごすことができない。

 

陽乃「もう、拗ねちゃって本当に比企谷君は可愛いな〜」

 

陽乃さんに腕を捕まれ布団に押し倒された。

 

八幡「んっ!?く、苦…し」

 

引っ張られた時にバランスを崩し陽乃さんの胸に埋もれる形になった。柔らかくて、凄くいい匂いが鼻腔を擽るような気がしたが段々息が苦しくなり始めてきた。とりあえずなんとか陽乃さんの胸の中から逃れる事ができた。

 

雪乃「比企谷君、時には諦めも肝心よ」

 

これで安心出来るとおもった瞬間、横から雪乃が腕にするすると巻きついてき、今度は本格的に逃げられない形になった。

 

八幡「おい、こんなの小町や一色に見られたらどうするつもりなんだよ」

 

陽乃「その時はその時に考えよ」

 

雪乃「そうね」

 

改めて思い知った。こいつら姉妹が手を組むと俺にはどうも出来ないらしい。何を言っても流され、逆に俺がなだめられる。俺がいくら作を講じようがこいつらには効かない。それならいっそ諦めた方が楽なのかもしれない。

 

八幡「はぁ…もう好きにしろ」

 

そうして俺は諦めて2人のおもちゃおなるのであった……

 

 

 

そして後にこの状況が大波乱を呼ぶのはまだ知る由もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

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