えー、先程は取り乱して申し訳ありません、優駿です。
いや~菊門が薔薇のようになっていますが気にしてはいけません
あ、そうそう畿内を逃げ回っていた義輝さんが近江坂本で将軍に就任したそうです
正直どうでも良いですし、足利義輝さん……私と三好長慶兄様と相性最悪ですから
(あの剣豪将軍野郎は危険すぎるからな、今は餓鬼だけれども全身から滲み出る真剣のごとく研ぎ澄まされた殺気は私でも手を出したくなくなりますからね)
皆様に報告です、今年いっぱいでここを一端離れ、畿内に帰還することになりました
理由は急激な政変で三好政権の政務処理能力がパンク寸前との事なのでね
いや~、辛いわ人気者は辛いわ(絶対ブラック労働待ったなし、逃げて~)
というかこの三好政権は三好長慶兄様の圧倒的なカリスマで纏まっているため、暗殺でもされたら一瞬で地方の覇者程度に権威が堕ちます
(宮廷交渉ができるのが私と三好側に協力している大魔王様時代からの胃痛仲間の伊勢貞孝様、長様慶兄様と次男の三好実休兄様だけですし……というか三好実休兄様も私も陛下に会うだけの官位が有りませんし……)
なお後のボンバーマンこと松永久秀は弟松永長頼(兄がギリワンとは思えないほど忠臣かつ誠実、有能な人)の七光で出世しており、秘書的な役割でお兄様を支えていました。
なので宮廷交渉ができるほど影響力はありません
というか久秀が暗躍できる土壌ができるのが1550年代からなので今は1武将でしかありませんし……
「あーヤダヤダ……考えるだけでまた大変なことに巻き込まれるよ。のんびり牧場生活だけできれば……無理かぁ、狂人だし。血肉沸き踊る闘争しないと狂っちゃうからなぁ……」
この狂人は留まるところをしらない……
~尾張~
「火を放て、そのまま戻るぞ」
「三郎様よろしいのですかな?」
「爺、この戦、大局に影響せぬ。ただ私の初陣というだけで兵を減らすのは愚策だと思案するが?」
「お見事です」
織田三郎信長初陣を済ませる
これは普通であればただの若武者が毎回通る出来ごとで凄いことではないのだが、信長の初陣となれば話は別、歴史的な出来ごととなる
「あぁ~心がぴょんぴょんします!!」
「三郎様素敵!!」
「お前らなぁ……」
歴女2名とその兄がこの戦場で戦っていた
(この馬鹿妹達は歴史になるとぶっ壊れるからな……普通にしていれば大和撫子なのによ)
妹達は顔を隠して胸も晒しをきつく巻いて足軽の格好をしてるが女ってバレたら回されるぞ本当に……
我々は転移されてここにいました
私は20歳の大学生、妹達は18と17の高校生でした。
ちなみに親父とお袋もこの世界に来ていますが、父親は根っからの農家なので転移した場所の近くの村で小作人の真似事をしてる
といっても立場が小作人(最初は水呑み百姓よりも下の立場)だったのは村に入って数ヵ月だけで、親父の知識が村にとって有益と知った村長が手回しをして家の一族を囲いました
なので最初だけ辛かったけど人並みには生活できてました
で、余裕ができれば歴女は動く
俺は普通に村長の息子(次男と3男 仲良しで剣道を教えたりしていた)と共に徴兵されたため、戦に向かったが
いつの間にか隠していた足軽甲冑を着てこの馬鹿妹達が途中で合流してきた
俺だって初陣で余裕がないのに妹達の面倒を見ないといけないのでもうパニックよ
そんなパニックの私をよそに、妹達は若い武者に言われた弓で淡々と火矢をはなって命令をこなしていった
村長の息子達と俺唖然としたよ
(゜ロ゜)こんな顔を3人揃ってしてたと思う
撤退後も村長の息子達が妹達の弓の腕を褒めていたが、戦場に来るのはどうなのか? と聞いてきたが、良くないだろと言うので精一杯だった
そんな話をしていると若武者が妹達に恩賞を与えていた
「「親衛隊に入れてください!!」」
この瞬間後の世に苦労人として書かれる事になる石田慎吾の戦いが始まった。
次に主人公の子供アンケート 子供は転生者ありかどうか
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転生者はなし
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ありありのあり
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前世が人でないもの限定よ
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(現代人は)いかんでしょ(昭和までの人)
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逆に未来から呼べよJK